日本ではトヨタ「ハリアー」の車名で販売されていた時期も含めると4代目となる、フルモデルチェンジされたばかりのレクサス『RX』も東京モーターショーに出展されている。
「ラグジュアリーなラージSUV」というジャンルの先駆けとなったレクサス『RX』だけにそのコンセプトは不変であるが、車の土台となるプラットホームのフロント部分の構造を変えることによるエンジンマウント位置の変更、フロントサスペンションの構造変更および前後サスペンションのセッティングの最適化、バックドアなどの開口部に代表される部分の生産方法も含めたボディ剛性の向上など、入念な作り込みが行われている。
パワートレーンはレクサス「NX」などにも搭載されている2リッター直噴ターボ+6速AT、3.5リッター V6を積むハイブリッドの2つ。特にハイブリッドは3.5リッター V6エンジンが通常のポート噴射と直噴用2つのインジェクターを持つD4-Sを採用するなどの改良を受けており、JC08モード燃費は最良値となるFF車と後輪はモーターで駆動する4WDの標準グレードで18.8㎞/Lという数値を誇る。
またレクサス『RX』はレッグスペースの拡大、シートヒーターの採用に代表される装備品の充実化によるリアシートの快適性向上、ミリ波レーダーと単眼カメラからの情報を基に、歩行者も検知する自律児童ブレーキ“プリクラッシュセーフティ”、車線維持をサポートする“レーンキーピングアシスト”、夜間ハイビームを積極的に使う“オートマチックハイビーム”、停止まで対応する先行車追従型の“レーダークルーズコントロール”がセットとなった「レクサスセーフティシステム+」が全グレードに標準装備されることも大きな特徴となっている。
輸入車が主な競合車となるレクサス『RX』だけに、「輸入車にどこまで迫ったか?」という点にも注目したいところだ。
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