ジムニーユーザーの不満だった"ロングドライブでは疲れやすい"を解消してくれる3アイテム。「身体をホールドするシート」「滑りにくく踏みやすいペダル」「操作が心地よいシフトレバー」をご紹介/オフロードサービス タニグチ Vol.4

シートと操作系パーツを揃えれば疲れにくくなる!?

スズキ 新型ジムニー XC(5MT)

ジムニー乗りの皆さん、行ってみたい場所を見つけたとき「そこは遠いよなぁ。疲れちゃうなぁ」という感じで、遠出を断念していませんか?

ジムニー業界で圧倒的な部品数を誇るカスタムパーツメーカーの老舗「オフロードサービス タニグチ」の谷口 武代表にそんな悩みを相談してみたところ「あ~それは分かります。でも、それは対策できますよ! 正しいポジションで身体をホールドしてくれるシート、滑りにくくて踏みやすいペダル、扱いやすいシフトレバーがあれば、疲れ方がだいぶ違ってきます。僕も取材なんかでしょっちゅう400キロぐらいの移動をしますけど、それらがキチンとしてたら疲れないですもん」とのこと。

そんなわけで今回は、オフロードサービス タニグチがジムニーユーザーのために用意した、ロングドライブでの疲れを減らしてくれる「身体をホールドするシート」「滑りにくく踏みやすいペダル」「扱いやすく操作が心地よいレバー」をご紹介します。

同社では、シートや操作系パーツはドライバーが最も触れる重要アイテムとして、それぞれがしっかり性能を発揮できるように、細かな部分まで妥協せずに製作されています。少しでもロングドライブの疲労を軽減したい方は要チェックです!

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ポジションを正して適切に身体を支えてくれるシート

身体を支え、乗り心地に大きな影響を与えるシートからご紹介していきましょう。

ジムニーの純正シートは、さまざまな体型の方に対応するよう作られているので、身体を左右から支えてくれるホールド性は高くありません。

そのため、ワインディングや高速道路などで遠心力のかかるような走行を行うと、身体が左右にズレて運転に集中できないことも。それを防ぐために身体を支えようとすると体幹に余計な力みが発生し、疲労度が増してしまいます。

そのためオフロードサービス タニグチでは、シート自体の交換を推奨。そして交換するならばホールド性の高いセミバケットシートタイプの「BRIDE(ブリット) ユーロスターIIクルーズ タニグチver.」がオススメとのこと。

オフロードサービス タニグチ
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見た目はスポーツカーに使われているようなセミバケットシートですが、左右から身体を支えてくれるサイドサポートが日常使いで邪魔にならない適度なサイズなのがポイント。

サイドサポートは大きくなることでホールド感は高まりますが、スポーツカーのようにしっかりと包み込んでしまうと窮屈になりますし、乗り降りがしづらいといったデメリットがあります。

しかし、同商品のサイドサポートでは、窮屈さはなく、乗り降りの邪魔にはならない張り出し量としながら、身体をしっかりと支えてくれる大きさに調整。ロングドライブでの疲労軽減と日常シーンでの使いやすさを両立させています。

そしてクッションは程よい硬さがあり、沈み込み量が少ないため、ロングドライブでも腰が痛くなりにくいのが魅力。腰痛でお困りの方にもオススメです。

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また、リクライニング用レバーも操感がしやすい形状となっており、リクライニングのギヤも細かいので、好みの角度でセッティングが可能。

純正シートのように背もたれをすばやく前倒しにできるので、後席の乗り降りにも影響はありません。

シートヒーターの内蔵モデルもラインアップ。さらに、シートのスライド幅を大きくしてくれる「スーパーシートレール」や左右の肘を置けるアームレストもオプションで追加可能なので、快適性も向上させられます。

近年、シート交換に対して、車検時に確認作業が必須となっていますが、日本を代表するメーカーBRIDEの製品なので、国土交通省の認定済み。確認作業がスムーズに進むように、確認ステッカーの装着位置も考慮されています。

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ドライビングの要となるペダルやシフトなどの操作系も重要

シートに加えて、ドライビングの要になるのがペダルやシフトなどの操作系です。アクセルやブレーキ、クラッチ、フットレストのペダル類と、ミッションシフトレバー、2WDと4WDを切り替えるトランスファーレバーなどのシフト類のオススメ商品をぞれぞれご紹介していきましょう。

滑りにくく踏みやすい、ストレスがないペダル

純正のペダル類を土などで汚れた靴で踏もうとすると、滑ってしまって正確な操作が難しくなります。すると、余計な気を使ってしまい疲れますし、運転自体に集中できなくなります。

オフロードサービス タニグチの「オペレーションペダル」であれば、アルミ製の削り出しで作られており、滑りにくいように表面には凹凸加工が施されています。人間工学に基づいて設計されたという独特の形状は、勾配をつけることで足の指の付け根にフィットし、靴がペダルをしっかりとグリップしてくれます。

アクセルペダルは、右足をブレーキから移動させる際やヒールアンドトゥ(※)の操作がしやすいように、左下に勾配がつけられています。これにより、足の移動が素早くできて、引っかからないためストレスがかからないのもポイント。

(※)ヒールアンドトゥとは、MT車ならではのテクニック。走行しながらシフトダウンをする際、右足でアクセルとブレーキを同時にコントロールしながら、エンジンの回転数とトランスミッションの回転数を合わせる技術です。右足の爪先はブレーキ、踵はアクセルペダルを踏むため、アクセルペダルに角度が付いていると踏みやすくなります。

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AT用のブレーキペダルは、オフロード操作で必要となる左足ブレーキに対応させるため、左側に少しだけ延長されており、より操作性が向上しています。

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MT用のクラッチペダルは、踏み込んだときに足の裏にエンジンの動力が伝わってくるように、面形状や角度などが調整されコントロールがしやすくなっています。

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そして、MTではクラッチ操作を行う左足の置き場所も重要。すぐにクラッチ操作ができる位置にフットレストを追加するのがジムニーでの定番チューニングです。

オフロードサービス タニグチがオススメするフットレストは「SOLVEフットレストバー」。バータイプとなっており、さまざまな角度から踏んでも踏み応えがあります。

左足に力が入れやすくなるので、ブレーキやコーナーで身体を踏ん張らなくてはならないシーンでも、下半身でホールドしやすくなります。

また、左足の置き場が正しい位置にあり、上半身をしっかりと支えてくれることで、身体が真っ直ぐ前を向き、ハンドル操作などが正しく行えるようになりますから、小さいながらも恩恵の大きいパーツといえるでしょう。

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疲労だけでなく、正確な操作が行えるということは安全にもつながりますから、ペダル類はとても重要。シートと同様に交換を強くオススメするパーツの1つです。

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握りやすく操作フィールもよくなるシフトレバー

最後はシフト類です。特にMT車のシフトが心地良いとドライビングが楽しくなり、精神的にも疲れにくくなります。手触りがよく、スムーズに動いて「スコッ」とギヤを変更できるシフトは気持ちが良いものです。

オフロードサービス タニグチ

純正のミッションシフトレバーは、手を伸ばすようしないと握れないような位置にあります。

それをオフロードサービス タニグチでは、少しだけ延長する形状で製作。軽くて強度のあるジュラコンとアルミベースで、しっかりと剛性を感じられるシフトノブ「ラウンドシフトノブ」を完成させました。上から覆いかぶせるように握っても、横から握り込むようにしても握りやすい形状が特徴です。

トランスファーノブにも、ミッションシフトレバーと形状や素材は同一で握りやすい「ラウンドトランスファーノブ」をラインアップしています。

さらに、2WDから4WDに切り替える際に使用するトランスファーノブを「トランスファーノブエクステンション」にて位置補正するのがオススメです。

純正の場合、4Lにした際に車体後方側に傾斜して左手首が窮屈になりますが、同製品ではレバーを延長しつつ、垂直になるように変更されています。これにより4L-2Hへの操作がやりやすく、操作フィールも軽くなります。

「ラウンドシフトノブ」と「ラウンドトランスファーノブ」のカラーはレッドとシルバーの2種類が用意されています。

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一度使うと手放せなくなる! 操作系の基本チューニングパーツをお試しあれ

一般的には、シートやペダル、シフトノブというアイテムは、ドレスアップ系のアイテムとして認知されています。しかし、ホールド感があり正しいポジションを作ってくれるシートや、ストレスのない操作系パーツに変更していくことで、ロングドライブでの疲労を軽減してくれ、行動範囲を広げてくれる重要なチューニングパーツです。

「オフロードサービス タニグチ」

そのため、操作系パーツをカスタムするならば、ドレスアップ目的のパーツを選択するのではなく、純正での不満を解消してくれるオフロードサービス タニグチのパーツをオススメします。

実は筆者もJB43時代から同社の操作系パーツを愛用しています。ジムニーを運転している時の楽しさを向上させてくれるアイテムとして、いま乗っているJB64でも欠かせないパーツの1つになっています。

ご紹介した商品は、オフロードサービス タニグチの店頭、オンラインストアで購入可能です。最近では、各地のオートバックスなどでもフェアを行なっているので、ぜひ手にとってみてください。

>>シートや操作系パーツの詳細はこちら(オフィシャルサイト)

筆者   那須 一博
ジムニーや四駆の雑誌で20年以上にわたりライターとして執筆し、カメラマン・ドライバーも務める。かつてはジムニー用オリジナルパーツの製作、販売をおこなうジムニー専門店を運営。四輪駆動車によるエクストリームスポーツ「ロッククローリング」などの大会へ参加、コンペティターとしても実績を持つ生粋の四駆好き。
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