頑丈で軽量、パネルが三方に開く、アオリが使えるのも魅力! ユーザーが語る軽トラ用カーゴボックス「ケーランプス」の良さとは/ランプス Vol.2
軽くて錆びない軽トラ用カーゴボックス「ケーランプス」
“働くクルマ”という言葉がピッタリの軽トラですが、今やキャンプやアウトドアスポーツの道具を積み込むトランスポーター(トランポ)としても大人気となっています。そんな軽トラユーザーが増えつつある今、注目を集めているのはランプスのユーティリティーカーゴボックス「ケーランプス」です。
この商品は、軽トラの荷台に取り付けるカーゴボックスで、軽トラの使い勝手を格段に高めてくれるアイテム。アルミとステンレスを使った頑丈な作りとなっており、軽くて錆びないのが特徴です。
興味を持っている方にとって、実際に使用しているユーザーのレビューも気になるところでしょう。そこで今回は「ケーランプス」を仕事と遊びに使っているユーザーから、生の声を伺ってみました。
▼「ケーランプス」の詳細についてはこちらの記事をチェック!
収穫したものを雨や汚れ、農薬から守るための道具
お話を伺ったのは、静岡県湖西市でトマトとメロンの生産をされている農家の藤井友美さんです。軽トラを3台所有されており、そのうちの2台にランプスのユーティリティーカーゴボックスを導入しています。
まずは、「ケーランプス」を手に入れた経緯を教えていただけますか?
「私はトマトとメロンを温室で栽培していますが、収穫したものを運ぶ際に、傷や汚れがつかないように細心の注意を払っています。収穫物はもちろん、梱包する箱が濡れて見栄えが悪くなることで、売れ行きや価格に大きく影響が出てしまうんです。
ちなみに、皆さんはドリフト(農薬飛散)をご存じですか? 農作物を害虫、病気、雑草などから守るために使われる農薬が、散布対象の作物以外に付着してしまうことです。そのドリフトは収穫前の作物だけではなく、収穫物にも影響があります。
収穫物に適用登録されていない農薬がかかってしまうと、無登録農薬と判断され、罰則の対象になる場合もあるんです。
そんな汚れや濡れ、ドリフトから収穫物を守るため、多くの農家では軽トラの荷台に鉄製の骨組と幌(ほろ:風・雨、砂ぼこりなどを防ぐために、車両などを覆う防水布のこと)を取り付け、収穫物を収納しています。しかし、雨漏りはするし、幌が紫外線や風などでダメージを受けて破けてしまう。魚屋や豆腐屋が使っているタイプのカーゴボックスも考えましたが100kg以上の重さがあるので、最大積載量350kgの軽トラだと、載せられる収穫物や工具などの重量が限られてしまいます。
ドリフトなどを防げて、頑丈で、軽量・・・そんないいものはないかとネットで探している時にたまたま見つけたのが、『ケーランプス』だったんです」
「ケーランプス」は、元々農業用に開発されたもので、ビニールハウス等の狭い作業場でも収穫物を積めるよう配慮されています。また、アルミ材を使用しているので軽いにもかかわらず、豪雪にも耐えられるほど頑丈で、耐久性に優れているのが特徴です。
三方に開くパネルが直射日光を避け、傘代わりにもなってくれる
「ケーランプス」を実際に取り付けてみて、よかったところはどんなところでしたか?
「アルミパネルが三方に開くところがいいですね。直射日光を避けるように軽トラを停めても、長時間作業するなかで太陽の位置が変わり、収穫物に陽が当たり、痛んでしまう。だけど、ケーランプスならばパネルが三方開きになることで、日陰がつくれ、太陽の位置が変わっても直射日光を避けられるんです。
パネルにはダンパーが付いていて落ちてこないので、傘代わりにもなるのもいい。それまでは雨に濡れないように、温室から急いで運び出しましたが、どうやっても濡れてしまう。それが、温室の出入り口ギリギリでアルミパネルを開くことで、雨に濡れずに、急がずに運び出せるようになりました。
使ってみて良かったことが、もう1つあります。荷台を囲っている「アオリ」ががそのまま使えることです。カーゴボックスを載せるとアオリが使えないタイプが多いのですが、『ケーランプス』はボックスのパネルを開かずにアオリだけが開けられます。
夏場に収穫したトマトを締め切ったボックスに入れておくだけで、傷んでしまいます。だけど、アオリが開くことで風が通って、熱気が逃げてくれる。パネルを締めておけるから、盗難にも遭いにくいのもいいですね」
アオリが開かなければ荷物を積み下ろしする際に持ち上げなければならず、使い勝手が悪くなってしまうカーゴボックス。しかし「ケーランプス」は、アオリが開閉する仕組みになっており、使い勝手を損なうことはありません。
2段ベッドでサーフィン仕様に! パネルに鍵がかかるため、盗難の心配なし!
「ケーランプス」を2台所有されていますが、仕事以外に使うことはあるのでしょうか?
「私が乗っている1台は、ほぼ仕事で使っていますが、息子が乗っているもう1台は、繁忙期を除けばサーフィン仕様になっています。サーフィンは波により、タイプの違う板が3枚必要らしいので、それを運ぶために使っているようです。
それまでは海に出ている間、使っていないサーフボードを荷台に放置していたため、盗まれることがあったようです。しかし『ケーランプス』ならば、アルミパネルに鍵がかけられるし、オプションでアオリロックもできるので、盗まれる心配がなくなりました」
カーゴボックスのなかは、どのようにしているのでしょうか?
「ブロック形状の硬めの発泡スチロールを使って、2段ベッドにしています。上の2段にサーフボードを載せて、一番下の荷台の上には着替えや飲料水を置いています。アオリロックもありますが、アルミパネルを閉じたらアオリを開いていてもボードが見えないので、盗まれる心配はないとのことです。
仕事の繁忙期になったら、この軽トラにも収穫物を載せるのですが、発泡スチロールだから5分で積み替えができる。仕事と遊びの切り替えがすぐにできるのがいいですね」
動画データを観ながら、簡単に取り付けできる「ケーランプス」
取り付けは藤井さん自身で行ったのですか? その際に、苦労したことはありましたか?
「電話で話を聞いた時には、"プラモデルをつくるような感覚"という話でしたが、多少コツがいるかもしれません。行う作業は簡単なのですが、コーキング(アルミパネルの機密性や防水性を高めるために隙間に埋め込む材)を乾かすのに時間がかかることもあり、大人2人で2日間かかりました。
また、荷台の最後部にドリルで穴を開ける加工も必要。工具を持っているような人であればできると思いますが、やったことがない人は少々苦労するかもしれません。
私が特に難しいと感じたのが、両面テープで貼り付けるところ。一発勝負でミリ単位の作業となるのが難しかったですね。でも、動画データで分かりやすく説明してくれているので、それを見ながらやればできると思いますよ」
購入時に取り付け方法をまとめた動画データがもらえるので、それを見ながら自分たちで取り付けることができます。
「ケーランプス」の魅力とは
最後に、購入を考えている方に「ケーランプス」の魅力を教えてください
「アルミパネルが三方向に開き、アオリがそのまま使えるケーランプスは、農作物を運搬する人にとって最高のカーゴボックスですね。使うほどに、使い勝手の良さが実感できると思います。サイズやオプションも豊富なので、仕事や遊びなど使う人の用途に合わせてアレンジできる自由度の高さも魅力ですね」
息子さんから見て、ケーランプスはこんな機能があれば良いなと思うことはありますか?
「パネルにウェットスーツをかけて干せるようにできればいいですね。ダンパーやアルミパネルを強化したバージョンがあれば、サーフィンをはじめ、アウトドアスポーツをやっている方も使いたくなるのではないでしょうか? 今後、そんなオプションが出てくればいいですね」
3つのタイプをベースに、仕事や遊びに合わせて最善の提案をしてくれるランプス
「ケーランプス」は、3つのベースタイプ(地上から高さ1960/2050/2150mm)から選択できます。また最大地上高2500mmの高さまでならば、オーダーも可能なのも魅力。収納する荷物や道具に合わせ、自由自在にレイアウトすることができます。
価格表(税込) | |
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ランプス1960 | 39万500円 |
ランプス2050 | 42万1300円 |
ランプス2100 | 45万6500円 |
>>適合表・装着可能車種などを詳しく知りたい方は、こちらをチェック【公式】
「ケーランプス」に興味があるならば、まずはランプスに相談がオススメ。パネルカラーや、ロックのタイプを選び、仕事や趣味に応じた最善の提案をしてくれます。駐車スペースが限られている地域の方にオススメな2つ折り扉や小窓など、オプションも豊富に揃っているので、自分のスタイルに仕立てられます。
ケーランプス単体での購入から、所有している軽トラックへの取り付け、軽トラに「ケーランプス」を装着したコンプリートカーの販売まで幅広く行っています。詳しくはランプスのオフィシャルサイトをチェックしてみてくださいね。
- 筆者 岡本 晃
- 元自動車雑誌編集者/編集長。現在は「オフィス・アヘッド」という屋号で、ライター/編集者として活躍している。自動車雑誌、カスタム系雑誌への寄稿が多く、関西エリアを拠点に活動中。ジャンルを問わず、面白いモノ・コトを掘り起こして執筆することに力を注いでいる。
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Brand Info - ランプス
ランプスとは?
2016年創業の軽トラの荷台カスタムを行う会社。軽トラを独自の発想でカスタマイズして、荷台をさまざまな用途や場面で最大限に活かせる工夫を施したユーティリティーカーゴボックス「ケーランプス」を製作している。アルミとステンレスによる軽くて頑丈な作り込みと、自分で取り付けられる手軽さを兼ね備えた商品となっている。
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