コンパクトな5ナンバーサイズで日常使いもOK! オシャレに乗れて快適な車中泊モデル「アンナ・モデルE リフトアップカスタム&ローダウンカスタム」/AtoZ【Vol.5】
車中泊もできて、日常でも使いたくなるオシャレな外装カスタム
アウトドアブームの中で、キャンピングカーや車中泊仕様車を検討している人が増える一方、大きなボディや商用車然としたルックスから「日常使いには気が引ける」と感じている人も少なくないはず。
そんな、ボディサイズやルックスにより、キャンピングカーや車中泊仕様車の購入をためらっている方に向けてオススメしたいモデルがある。キャンピングカービルダーの老舗「AtoZ(エートゥゼット)」がラインナップするマツダ ボンゴバンがベースの「Anna Model E(アンナ・モデルE)リフトアップカスタム」「アンナ・モデルE ローダウンカスタム」だ。
イベントで来場者からの評判が良かったアンナ・モデルEのカスタム
アンナ・モデルE リフトアップカスタム/ローダウンカスタムは、車中泊仕様車のアンナ・モデルEに外装カスタムを加えたコンプリートカーだ。
AtoZは以前から外装カスタムにも対応してきたが、ジャパンキャンピングカーショー2022で「アンナ・モデルE リフトアップカスタム」、東京オートサロン2022で「アンナ・モデルEローダウンカスタム」をお披露目したところ来場者からの評判も良かったため、ラインナップモデルとして展開することとなった。
ベースは5名乗車・大人2名就寝が可能な車中泊モデル
アンナ・モデルE リフトアップカスタム&ローダウンカスタムの紹介に入る前に、まずスタンダードモデルのアンナ・モデルEについて解説していこう。
アンナ・モデルEのEは、Economy(エコノミー)・Entry(エントリー)などから頭文字をとったもの。初めて車中泊仕様を検討する方にも購入がしやすい低価格を目指したモデルだ。
オリジナルセカンドシート「A-SMARTシート」を標準装備
内装には車中泊の快適性を高めるために、AtoZのオリジナルセカンドシート「A-SMARTシート」を標準装備している。
このA-SMARTシートは、3人掛けの「ドライブモード」やリアスペースと対面対座できる「リビングモード」、大人2名が就寝可能な奥行2150×幅1200(最大1360)mmの「フラットモード」に展開できる。
オプションのテーブルセットを装備すれば、リビングモード展開時に最大乗車人数の5名がくつろげる空間が完成する。
アレンジ次第で広いリアスペースも確保できる
ラゲッジには大きな荷物も積める奥行1200×幅1360mmの広いスペースを用意。マットベース下も収納スペースとして使えるため、小物などを収めながら、マットの上に大きな荷物を載せられるなど使い勝手も良い。さらに背の高いものなどを積み込む場合は、マットとセンターフレームの2本を外すと広いカーゴスペースを確保できる。
リアスペースのサイドには「スリムシェルフ」を標準装備。車中泊の際には、スマホなどを置ける便利な小物置きとなる。
車中泊の快適度やアウトドアでの使い勝手を高めるオプションを用意
さらにオプションで18L冷蔵庫、ポータブルリチウムバッテリーを追加することも可能となっている。
またオプションとして、汚れにも強いビニールレザー生地のシート(ブルー/アースイエローから選択)やフロアカーペットも用意されている。
商用車然としたシンプルなルックスを一新させるドレスアップオプションも設定
商用車のボンゴバンがベースであることを忘れさせてくれるドレスアップオプションも用意されている。フロント、サイド、リア、ルーフ用の「エアスポイラー」と、14インチ、16インチから選べる「アルミホイール」。これらを装備することで、商用車の味気ないルックスから一新することができる。アンナ・モデルEを購入時、購入後に外装カスタムを選択可能だ。
なお、ベース車はOEM元であるトヨタ タウンエースバンとすることも可能。
ちょいアゲスタイル「アンナ・モデルE リフトアップカスタム」
では、本題のアンナ・モデルEのカスタムモデルを紹介しよう。
ジャパンキャンピングカーショー2022で公開されたのは、OVER TECH「40mmリフトアップキット」でちょいアゲした「アンナ・モデルE リフトアップカスタム」だ。
ボディはナイルグリーンとマットブラックのツートンにオールペン。エンブレムなどの細部まで抜かりなく塗装をされている。テールランプやハイマウントストップランプにはスモーク塗装が施されており、ボディカラーの統一感を考慮してコーディネートされている。
ホイールにはMLJ「エクストリームJ ラギッド」の14インチ×5Jをマッチングし、悪路でも苦も無く走れるタイヤの「トーヨー・オープンカントリー」を装着。さらに耐久性とデザイン性で定評のあるYAKIMA製のルーフキャリア、4WD車両では定番のバーライトなどを装備したアウトドア仕様だ。
他にもグリルガードや厚さ15mmのオーバーフェンダーはAtoZのオリジナル品で、リフトアップスタイルにマッチするようなカスタムが随所に施されている。
車高を上げると見えてしまうタイヤハウスのインナーをブラックアウトするなど、効果的なひと手間をさりげなく加えている点も好印象。
スタンダードモデルと同様に、シートの種類もオプションにて変更可能。アースイエローのビニールレザー生地シートを選択すれば、ナイルグリーンとのマッチングも良く、アウトドアシーンでも映えそうだ。
ボンゴバン(タウンエース)をリフトアップし、内外装をアウトドア仕様にカスタマイズすることで、日常・非日常をワクワクさせてくれるクルマに仕上がっている。
スタイリッシュにドレスアップされた「アンナ・モデルE ローダウンカスタム」
続いて紹介するのが東京オートサロン2022でお披露目となった「アンナ・モデルE ローダウンカスタム」だ。
スタイリッシュなローフォルムはシルクロード「35mmローダウンスプリング」で実現。そこに16インチ×6.5Jの「RSワタナベ・エイトスポーク」を合わせ、スポーティな足元に仕上げている。
フロントハーフスポイラー、サイドスポイラー、リアハーフスポイラー、ルーフスポイラー、15mmオーバーフェンダーなどのエアロパーツや、ステンレスマフラーカッター、専用デカール、メッキフロントグリル、メッキドアノブなどのドレスアップパーツまで標準装備。
さらに、ブラックペイントしたルーフや、スピンドルグリルのように見せるフロントバンパー塗装も施されている。また、アンナ・モデルE リフトアップカスタムと同様に、テールライトやハイマウントストップランプもスモークで塗装されている。
商用車然としたキャンピングカー・車中泊仕様が多い中で、エアロパーツやドレスアップパーツを装備したローダウン仕様であれば、個性的なルックスにより所有欲も高まるはずだ。
AtoZオリジナルパーツの単品購入が可能に!
AtoZでは、スポイラーなど含めたオリジナルパーツが、キャンピングカーパーツのネットショップ「AtoZパーツ」にて購入ができる。
なお、フロント部分に装着するアイテムは、ボンゴトラックやタウンエーストラックも装着可能だ。
パーツ単体での購入ができるため、部分的にカスタムがしたいという方はぜひチェックをしてみてほしい。
街中でも乗れる車中泊仕様にカスタムがしたいならAtoZ
アンナ・モデルE(スタンダードモデル)の価格は283万8000円(税込)からで、アンナ・モデルE リフトアップカスタムはご紹介した仕様で412万5100円(税込)を参考価格としている(ローダウンカスタムは要問合せ)。
外装カスタムを含めたコンプリートカーとして車中泊仕様車を購入した場合、車体価格と内外装のカスタム費用を金利の安い自動車ローンで一本化できるメリットがあるので、ローンを検討している方は特にAtoZでのトータルコーディネートがオススメだ。
今回紹介した仕様は、ショー向けのカスタムとなっており、一般販売モデルは仕様の変更の可能性があるとのこと。興味のある方は、AtoZにて詳細のご確認を。
AtoZでカスタムをする際、展示車と同じ仕様のオーダーもでき、一部分だけを取り入れることも可能とのこと。また、アンナ・モデルEの上位車種であるアンナLやアンナMのカスタムにも対応している。
街中でもオシャレに乗れるキャンピングカーや車中泊仕様車をお求めの方はAtoZをチェックしてみてほしい。
- 筆者 井口 豪
- 1975年4月29日生まれ。血筋は九州だが、出身は埼玉県。タウン誌編集部や自動車雑誌編集部勤務を経て、2004年にフリーライターに転身。多彩な趣味を持つウンチク好きの性分を生かし、自動車関連、ファッション、スポーツ、ライフスタイル、医療、環境アセスメント、各界インタビューなど、幅広い分野で執筆活動を展開する。2022年には令和3年度行政書士試験に合格し、東京都行政書士会に登録。「行政書士いのくち法務事務所」で行政書士業務もこなすマルチ法務ライター。
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Brand Info - Anna Model E(アンナ・モデルE)カスタム
株式会社エートゥーゼット(AtoZ)は埼玉県春日部市に拠点を構えるキャンピングカーメーカーで、設立から30年を超える老舗。トラックベースのシャシーに専用の居室を架装するキャブコンの他、ワンボックスタイプのバンをコンバージョンしたバンコン、コンパクトなエントリーモデルなど、さまざまなタイプのキャンピングカーを展開。これらAtoZのキャンピングカーは、本社である春日部本店、直営の鈴鹿店、大阪店の他、全国各地の14の販売店で取り扱いがある。