オシャレで装備も充実! 扱いやすいサイズや価格も魅力のコンパクトキャブコン「アンソニーライト」 /AtoZ【Vol.6】

広くはない駐車場や狭い道路場所でも気にならないコンパクトサイズのキャブコン

快適に車中泊がしたいと考え、トラックの荷台部分に架装した本格的なキャンピングカーのキャブコン(キャブコンバージョン)が欲しい! と思った時、まず気になるのがサイズ面ではないでしょうか。キャブコンはボディサイズが大きいものが多く、駐車場での車庫入れ、道幅が狭い場所での運転も難しいという印象があるかもしれません。

そういった理由からキャブコンを諦めようと思っているのならば、その前にぜひキャンピングカービルダーの老舗「AtoZ(エートゥゼット)」の「anthony light(アンソニーライト)」を検討してみてはいかがでしょうか?

トヨタの新型カムロードをベースにした「アンソニーライト」は、AtoZのキャブコンラインナップでフラッグシップの「アンソニー」と比べてショートボディ化されたモデルなので、全長は4630mmと短めです。

近しいサイズの例をいくつか挙げますと、たとえばトヨタのSUV「RAV4」は4600~4610mmと同じくらい、トヨタのミニバン 「ヴォクシー」ならば4695mmなので、それよりも全長が少し短い程度なので、「アンソニーライト」がコンパクトであることが分かります。

それでいて、大人6名が就寝できる本格キャブコンとして仕上がっているので驚きですね。

AtoZ 「アンソニーライト」

AtoZ企画のVol.6となる今回は、扱いやすいサイズ感とお値打ち価格でキャブコン初心者から上級者まで広くオススメできる「アンソニーライト」を大特集! ベース車両のカムロードの特徴や室内装備などについてご紹介しましょう。

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操縦安定性の高いカムロードがベースだから長旅も楽チン!

「アンソニーライト」の一番の特徴は、新型のカムロードをベースにしていることです。

カムロードは、トヨタがキャンピングカー製造会社に販売している車両。キャンピングカーとしてカスタムすることを前提としているため、キャンピングカーに適しているのはもちろんのこと、運転のしやすさにも定評があります。

「アンソニーライト」は2000ccガソリン車の2WD、4ATの仕様。2800ccディーゼルターボは未設定ですが、ガソリン仕様でもボディが小さい事で車重も軽く、走行性能も優れています。

なかでも好評を博しているのが足回りです。

新型となったカムロードでは、リアホイールの片側に2本のタイヤを並べたダブルタイヤとなり、対荷重性能と操縦安定性が向上しています。また、タイヤが片側に2本あることで、1本にパンクやバーストが発生しても、片側1本が残ります。これにより、横転を防いだり、ある程度の走行が可能です。

後輪が小径ダブルタイヤになったことで、ライトサイズキャブコンのベース車として以前まで定番だった旧マツダ ボンゴよりもはるかに安心感があります。

大人6名が快適に就寝ができるレイアウト

では、肝心な就寝スペースはどうでしょうか。

「アンソニーライト」では、フロントシートの上(バンクベッド)、リビング、リアの3ヶ所にベッドスペースを用意しています。

バンクベッドとリアの2段ベッドは常設。一方、リビングのフロアベッドは、シートの背もたれを倒してサブマットを入れるだけでフルフラット化できる仕様になっています。

バンクベッド(1500×1800mm)は大人2名が就寝できるほどの広さを確保しており、フロアベッド(1260×1900mm)と2段ベッド(1850×800mm×2段)はいずれも大人2名が横になれるほどの広さがあり、快適に睡眠を取ることができるはずです。

>>もっと知りたい! 「アンソニーライト」の重要ポイントをピックアップ! (AtoZオフィシャルサイト)

使い勝手の良いレイアウトの室内装備

電気設備や給排水設備が効率よくレイアウトされているのも、「アンソニーライト」において注目すべきポイントです。

室内電源のスイッチはダイネット(リビングスペース)のエントランスドア上の1ヶ所に集約。点灯部分の順にスイッチを並べているため、一目で分かりやすいようになっています。

また、冷蔵庫はベッドを展開していても開閉しやすいように、エントランスドアに向けた仕様となっているなど、レイアウトも工夫されています。

シンクには伸縮式のシャワーを採用。シャワーヘッドをキッチンの目の前にある窓から外に出せるので、車内に入る前の汚れ落としやペットの足洗いなどにも使えます。

インテリアはウッディな空間! 3つのスタイルから選べる

「アンソニーライト」のインテリアデザインは、AtoZのキャンピングカーでもお馴染みのインテリアコーディネーターMAKO氏によって手掛けられています。MAKO氏はアメリアシリーズやアンナシリーズなどのAtoZのバンコン(バンコンバージョン:ハイエースなどのバンを改造したキャンピングカー)も担当。

今回の「アンソニーライト」は、花をイメージした「Fiore(フィオーレ)」、港をイメージした「Porto(ポルト)」、森をイメージした「Bosco(ボスコ)」の中から内装のカラーリングをセレクトできます。

この内装コンセプトは、AtoZのコンパクトキャブコンクラスで最も人気だった「アミティ」から引継ぎ、それをアンソニーライト用にブラッシュアップしたもの。木材をふんだんに使用したウッディな空間も、重量のある架装が可能なカムロードをベースにしているからこそ成し得たといえます。

車内の快適性を高めるオプションも用意

「アンソニーライト」ではオプションも豊富に用意。換気装置の「マックスファン」やリチウムイオンのポータブル電源、エンジンを止めても車内を温められるFFヒーター、クーラーなど、室内で快適に過ごせる装備を取り揃えています。

クーラーは、本体をリアに設置して室外機を車体後部に装着する12Vと、下駄箱の上に設置する100Vから選択可能。ポータブル電源から車内コンセントに100Vで給電できるオプションを組み合わせることで、ポータブル電源を用いて100Vクーラーを稼働させることもできます。

価格を抑えながらも充実した装備を実現

気になる「アンソニーライト」の価格は約657万円前後。カムロードベースのキャブコンの場合、1000万円からのモデルも多い中、長年のノウハウによってコストを抑えながら実現できた価格とのこと。「アンソニーライト」は、カムロードベースの中でも最安クラスでしょう。

扱いやすいサイズ感とお値打ち価格でキャブコン初心者から上級者まで広くオススメできる「アンソニーライト」。購入は埼玉県春日部市のAtoZ本店や横浜店、鈴鹿店、大阪店の他、全国の取扱店などでも可能です。

「アンソニーライト」は各地で開催されるキャンピングカーショーなどのイベントにも積極的に出展されるとのこと。どんなイベントに出展されるのか確認したい方は、AtoZのオフィシャルサイトをチェックしてみてください。

>>「アンソニーライト」のインテリアデザインと価格の詳細はこちら(AtoZオフィシャルサイト)

筆者   井口 豪
1975年4月29日生まれ。血筋は九州だが、出身は埼玉県。タウン誌編集部や自動車雑誌編集部勤務を経て、2004年にフリーライターに転身。多彩な趣味を持つウンチク好きの性分を生かし、自動車関連、ファッション、スポーツ、ライフスタイル、医療、環境アセスメント、各界インタビューなど、幅広い分野で執筆活動を展開する。2022年には令和3年度行政書士試験に合格し、東京都行政書士会に登録。「行政書士いのくち法務事務所」で行政書士業務もこなすマルチ法務ライター。
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Brand Info - AtoZ(エートゥゼット)

株式会社エートゥーゼット(AtoZ)は埼玉県春日部市に拠点を構えるキャンピングカーメーカーで、設立から30年を超える老舗。トラックベースのシャシーに専用の居室を架装するキャブコンの他、ワンボックスタイプのバンをコンバージョンしたバンコン、コンパクトなエントリーモデルなど、さまざまなタイプのキャンピングカーを展開。これらAtoZのキャンピングカーは、本社である春日部本店、直営の鈴鹿店、大阪店の他、全国各地の14の販売店で取り扱いがある。

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