ランクル300のパフォーマンスを、十勝スピードウェイでプロドライバーが検証! さらなる高みを目指すダブルエイト/GMG Vol.9

国産SUVカスタムの最右翼として存在感を増しているGMG

GMG 走行テスト

14年ぶりにフルモデルチェンジを果たしたトヨタ ランドクルーザー(以下ランクル)300

日本はもとより、世界の自動車メーカーがこぞって開発するSUVのなかにあって、押し出しの強いスタイリングと、オン&オフロード性能を高次元で融合したランクル300は、まさにキング・オブ・SUVという称号がピッタリだ。日本はもとより、世界各国からの人気ぶりは相当なもので、トヨタ自動車の発表では納期に4年程度かかるという。

そんな大人気のランクル300に対し、アフターメーカー各社がパーツ開発を進めるなか、最速でエアロパーツを完成させたのが、名古屋のSUVプロショップ「GMG」だ。

GMGといえば、ランクル300はもちろん、トヨタ 150プラド、トヨタ ランクル200、トヨタ 80ハリアー、トヨタ RAV4といった国産SUVカスタムの最右翼。

プロデュースするブランド「ダブルエイト」からリリースされるSUVに向けたエアロパーツは、どれも高い装着率を誇り、国産SUVのトレンドセッターとしての存在感を増している。

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SUVとしての機能性を損なわず、足りない部分をカバーするパーツを開発

人気の秘密はどこにあるのだろう? ダブルエイトのすべてのエアロパーツの開発を手がけるGMG代表の伊藤氏にお話をうかがった。

「大切にしているのは、クルマが本来持っているデザインへのリスペクトです。そこで、純正デザインに溶け込みながら、足りない部分をカバーするパーツを開発することをコンセプトにしています。

SUVで大切なのは、悪路を走破するオフロード性能の高さ。そのため悪路を走り抜けられるように安全マージンを確保する最低地上高に加え、急峻なアップダウンにも対応できるバンパーデザインが一般的です。

ただ、実際にSUVにお乗りの方は、ほとんどの時間をオンロードで使用されていますよね? つまり、車格に見合うプレミアム性を求める方が多いんです。オシャレな街に似合う上質なスタリングですね。

GMG ランクル300

そう考えると、SUVにはクロカン的な色合いが強すぎる部分が見えてくる。そこでSUVとしての機能性を損なわず、不足している部分を補うパーツの開発を行っています。そのスタンスは、最新のランクル300でも同じですね」

▼GMG・ダブルエイトのランクル300用エアロパーツの詳細記事はこちら

ランクル300のポテンシャルを感じるべく、北海道・十勝スピードウェイへ!

GMG 走行テスト

SUVとしての機能性は損なわずに、プレミアム性を高めるエアロパーツの開発を行うGMGだが、その領域はスタイリングだけには収まらない。エアロパーツの開発を終えたGMGの伊藤代表の姿は、北海道・十勝スピードウェイにあった。

GMG 走行テスト

国際自動車連盟(FIA)公認のこのサーキットは、1010mのストレート持つ、国内では珍しいほぼフラットなコースが特徴。これまで「スーパー耐久」、「十勝24時間レース」をはじめ、多くのレースが開催されてきた。そんな十勝サーキットで、ランクル300のポテンシャルを試そうというのだ。

「オフロードのインプレッションの様子は多く出されていますが、オンロード、それも高速サーキットでの情報は見つけられませんでした。パーツを開発するうえで、ランクル300がどんなクルマなのかを、しっかりとカラダで感じたいと、北海道までランクル300を持ち込みました。

実際、ランクル300を乗られる方の多くは街乗りが中心。より実際の用途に近い状況での検証から、新たなパーツ開発につながるのではないかと考えました」。

プロドライバーによる、ランクル300のインプレッションがスタート! 

サーキットでステアリングを握るのは、十勝スピードウェイでコースレコードホルダーの経歴を持つプロドライバーの常松 巧選手。伊藤代表が助手席に同乗する形で、インプレッションがスタートした。

車両は、ダブルエイトのエアロパーツが製品化される前のタイミングだったため、モデリスタのエアロを装着したランクル300 ZX/ディーゼルを持ち込んだ。撮影は2021年11月某日。朝9時の段階で、気温4度。路面温度は0度以下になることも想定し、スタッドレスタイヤを履いてのインプレッションとなった。

GMG 走行テスト

常松選手「ディーゼルエンジンとは思えない静粛性には驚きですね。アクセル開度に対するレスポンスが良く、伸びやかな加速感もいい」

GMG伊藤代表「ディーゼルのガラガラとした感じはなく、サウンドが心地よく響いてきますね」

常松選手「スポーツモデルのGRスポーツに比べて、ZXは車体が回転挙動をするロール量が増えているんですが、その分しっかりとサスペンションがストロークしてくれて、路面との接地感が高い」

GMG 走行テスト

GMG伊藤代表「スタッドレスタイヤとは思えない安定感はスゴイ! 夏タイヤであればスポーツカーみたいな走りもできそうです。ロードノイズもまったく気にならない」

常松選手「そういえば、タイヤが全然鳴いてないですね。つまり、足の限界値が高いということ。ボディ剛性の高さにより、2600kgという車重を感じさせないところに、ランクル300のポテンシャルの高さを感じますね」

ランクル300に向けたオリジナル車高調に加え、クロカン系エアロパーツの開発をスタート!

GMG 走行テスト

十勝スピードウェイでのインプレッションを終えたGMG伊藤代表はこう言う。

「プロドライバーである常松選手とインプレッションできたことで、ランクル300の完成度の高さがより一層理解できました。そのなかで感じたことを開発に生かしていきます。

例えば、足まわり。ランクル200ではエアサスの設定がありましたが、ランクル300ではショックアブソーバーとサスペンションしかありません。

今回の走行テストで感じたことをもとに、フットワークメーカーとコラボしてオリジナルの足まわりを製作していきます。純正のハイトセンサーにどう対応するかも含めて、今後煮詰めていく予定です。

GMG 走行テスト

静粛性が高いがゆえに気になったのが、ファンの音です。サーキットに持ち込んだZX・ディーゼルですが、エンジンの音よりもファンの音が耳に入ってきました。これをどうにか改善できるパーツも開発したいですね。

もう1つ提案したいのが、ランクル200ではやってこなかった、オフロードスタイルのランクル300です。GRスポーツのランクル300に対するエアロパーツを皮切りに、クロカンテイストを強めながら、格好良さを追求する新たなエアロパーツを開発する予定なので、こちらもお楽しみに!」

SUVのトレンドセッターとして、ますます存在感を高めるGMG

GMG ランクル300 サーキット

ランクル300に限らず、SUV&4WD車を中心にパーツ開発からコンプリート販売を行うGMG。ハイエンド志向をさらに強めたレクサスLXの登場により、ますます百花繚乱の様相を呈するSUVカスタムシーンにおいて、トレンドセッターたるGMGの存在感はますます大きくなってきている。

国内のみにならず、北米、ロシア、中国、欧州、中東、東南アジアと、世界各国からのオーダーもさらに増加する今、GMGの次なる一手から目が離せない!

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筆者   岡本 晃
元自動車雑誌編集者/編集長。現在は「オフィス・アヘッド」という屋号で、ライター/編集者として活躍している。自動車雑誌、カスタム系雑誌への寄稿が多く、関西エリアを拠点に活動中。ジャンルを問わず、面白いモノ・コトを掘り起こして執筆することに力を注いでいる。
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GMGとは?

GMG(ジーエムジー)は、愛知県名古屋市に本社を置くSUVカスタマイズのプロショップである。ランドクルーザーやランドクルーザー・プラド、RAV4などをベースにラグジュアリーなカスタムを得意とする。オリジナルのブランド「ダブルエイト」を展開しており、エアロパーツやマフラーといったドレスアップパーツも豊富にラインアップ。パーツの販売・装着はもちろん、新車ベースのコンプリートカー販売も行っている。

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