【PR】ウワサのオールシーズンタイヤ「セルシアス」&「セルシアス・カーゴ」を 軽自動車・ミニバン・ハイエースでテストしてみた/TOYO TIRES

季節を問わず履き続けられるオールシーズンタイヤ「セルシアス」

1年のうちに、通常なら季節に応じて2回ほどタイヤを履き替えるのが安心・安全なカーライフに欠かせないお約束です。冬が来る前にスタッドレスタイヤに履き替えて1回、春がきたらサマータイヤに履き替えて1回。でも最近、よく耳にするようになったのが、その履き替えをしなくてもいいという「オールシーズンタイヤ」です。冬タイヤ規制をクリアする「スノーフレークマーク」が打刻されており、突然の積雪にも安心感のある走行性能を備えているので、季節も天候も問わず、1年を通してずっと履き続けてOKなタイヤです。

そう聞くと、そんなにうまい話があるのかな? とちょっと疑問に思ってしまいますが、出始めの頃は適応サイズが少なかったオールシーズンタイヤも、今では軽自動車からSUV、ミニバンまでさまざまなタイプのクルマに合うサイズや特性が豊富に揃ってきました。つい先日は、TOYO TIRES(トーヨータイヤ)が販売しているオールシーズンタイヤの「CELSIUS(セルシアス)」に、新たにビジネスバン専用となる「CELSIUS CARGO(セルシアス・カーゴ)」が登場したと発表があったばかり。これも、段々とニーズが高まっているという表れなのでしょうか。そこで今回は、そんなにいいの? どこがいいの? という疑問の真相を探るべく、実際に試乗してみることにしました。

試乗車は軽自動車代表としてN-BOX、ミニバン代表としてヴォクシー。そして新登場したセルシアス・カーゴを商用車代表としてハイエースに装着。それぞれの乗り味を確かめてみました。

普段の生活を支える軽自動車と「セルシアス」のマッチングは?

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まずは累計販売台数200万台を突破して、スーパーハイトワゴン軽の人気を牽引し続けているN-BOX。パワフルなターボエンジンで、市街地はもちろん高速道路でのロングドライブもガンガン走れる性能に定評がありますが、全高が1790mmと高く、両側スライドドアで車重も軽自動車としては重い930kgとなるため、カーブでのふらつきや橋の上などで風の煽りを受けやすいシーンもあり、そのあたりを補う性能がタイヤにも欲しいところ。セルシアスを履かせた足元は、見た目にはサマータイヤと変わらない印象で、言われなければオールシーズンだと気づかないくらい馴染んでいます。

街中を走り始めると、路面への当たりは硬すぎず柔らかすぎず、赤信号でのブレーキングでもナチュラルなフィーリング。マンホールなどの段差を乗り越える際に、いつもより音と振動が抑えられているようにも感じました。郊外路で速度がややアップしてくると、カーブでの安定感がしっかりあり、路面の感覚がハンドルを通して感じやすいので、ちょっとジャリジャリとした砂がのった路面や、水溜りなどもわかり、そうした場面でもしっかりとタイヤが機能していることが感じられます。

左右非対称パターンを軽自動車サイズでも採用

N-BOXに装着したセルシアスのトレッド面をよく見ると、左右で非対称パターンが採用されているのですが、そこに大きな秘密があるようです。外側はサマータイヤに必要なドライ・ウェット性能を最大限に発揮するように、いちばん外側には「3Dグリップサイプ」が施されて強力なグリップ力を発揮。その隣りの溝に「溝底補強ブロック」があり、これが接地性を高めて操縦安定性を向上。さらに中央寄りに施された「周方向連結ブロック」で、しっかりとして扱いやすい操縦安定性を実現しているのです。

すっかりリラックスして運転しながら、高速道路を走ってみると、安定感の高さもさることながら、とても驚いたのは「静か」だということ。エンジン音や風切り音は聞こえてきますが、通常ならもうひとつ加わるはずのロードノイズがとても抑えられ、同乗者との会話がしやすいのです。家族のファーストカーや、ママと子供の街乗りカーとしても活躍するN-BOXだけに、運転中の安心感がしっかり手に入ることに加えて、静粛性が高いというのもすごく嬉しいタイヤです。

ファミリーに大人気のミニバンと「セルシアス」のマッチングは?

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続いて試乗したのは、Mクラスミニバンの大ヒットモデル、ヴォクシーです。走り好きのパパが好む傾向が強いこともあって、1.8L+モーターのハイブリッドは出足から俊敏で、スポーティな乗り味。こちらも全高が1820mmと高いので、車線変更やカーブでの安定感が欲しいところですが、オールシーズンタイヤのセルシアスを履かせてどうなるでしょうか。

街中を走ってみると、大きなボディとは思えないほどキビキビとした挙動が小気味よく、モーターアシストで加速はとてもなめらか。加減速の繰り返しも余裕で、ブレーキングもしっかりと効いてくれる印象です。郊外路でやや高めの速度で車線変更をしても、ボディが横にズレるような感覚もなく、タイヤがガッシリと沈み込みを支えてくれているように感じました。途中、道路工事の区間では路面がウェットになっていたのですが、路面を捉えている接地感がちゃんと伝わり、安心感をもって走ることができました。

最新素材と技術を投入してウェット性能や静粛性もアップ

「3Dグリップサイプ」をはじめとする優れたグリップ力に加えて、「Nano Balance Technology」によりシリカやカーボンといった素材を最適に組み合わせたトレット配合がウェット性能と転がり抵抗性能を両立しているからこそ。ドライ路面と遜色ない、自然な運転感覚が好印象でした。

そして高速道路ではやはり、静粛性の高さに感心。一般的に、ハイブリッド車はエンジンが静かになる分、路面からのノイズや風切り音が目立ちやすくなってしまうのですが、ヴォクシーでもロードノイズはかなり抑えられていると実感しました。3列シートまであるミニバンは、こうした静かさのおかげで家族の会話が増えたり、知らず知らずに蓄積する疲労を軽減してくれたり、音楽やDVDなどのエンターテインメントを楽しむ空間にもなります。セルシアスはミニバンに履かせても、嬉しい効果がたくさんあるオールシーズンタイヤだと実感しました。

突然の雪でもセルシアスならそのまま走行できる

ちなみに今回は試せませんでしたが、スノー性能に効果を発揮する秘密は、タイヤの内側のパターンにあります。「3Dグリップサイプ」のグリップ力に加えて、路面の雪を踏んだ瞬間に溶ける水分をかき出してしっかり接地し、路面を捉えてくれる「ジグザグブロック」がいい仕事をするのです。あまり雪が降らない地域でも、冬の深夜や早朝は雨だと思ったら雪に変わっていたり、橋の上などはとくに滑りやすいことが多いので、サマータイヤではかなり不安。そんな時も、セルシアスを履いていれば心臓に悪い“ヒヤリ”を寄せ付けず走ることができるというわけです。

もちろん、冬は必ず雪が積もってアスファルトが覆われたままになるような地域では、スタッドレスタイヤに履き替えることをおすすめします。オールシーズンタイヤは凍結路面を走ることは推奨しておらず、雪道では過信せずに慎重なドライビングをすることも大切です。

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どんな天候でも休めないハイエースで「セルシアス・カーゴ」をテスト!

さて、自家用車であれば、雪が降ったら「また今度にしよう」とお出かけをやめることもできますが、仕事となるとそうもいかないもの。そんな時の頼もしい味方として登場したのが、ビジネスバン専用のセルシアス・カーゴです。重い荷物を大人数を乗せて高速道路を走ったり、山奥の現場などへ向かうシーンも多いのがビジネスバン。

今回の試乗車となったハイエースにも、前席から後方にはびっしりと荷物が積まれていました。足元に履かせたセルシアス・カーゴを見ると、N-BOXやヴォクシーのセルシアスとはやや違い、外側のサイドウォールまでサイプが見て取れます。

重い荷物に対応する高い剛性と耐摩耗性を実現

実はセルシアス・カーゴには乗用車用のセルシアスのように、季節や天候によって変わる路面状況に左右されない走行性能に加えて、重量物を積載した状態でのブレーキングを支える性能や、大きな負荷がかかった際の耐摩耗性を確保。さらにタイヤの側面にも、外傷からの保護を目的としたバットレスデザインを採用しているのです。

トレッド面が非対称パターンなのは変わりませんが、外側には「3Dグリップサイプ」や「周方向連結ブロック」に加えて、全体的に「高剛性リブパターン」を採用。操縦安定性とともに耐摩耗性能を向上しています。そしてスノー性能を重視した内側には、「ジグザグブロック」に加えて「スラッシュブルーブ」が排雪性能をグンとアップ。「溝底補強ブロック」も施され、タイヤ全体でしっかりとした操縦安定性を叶えます。

スムーズで乗り心地がよく長距離移動も快適

ハイエースで街中を走ってみると、路面への当たりはソフトな印象で、運転席から後ろにパンパンに荷物を積んでいるとは思えないほど、ハンドリングも自然。もっとラフなステアフィールになるかと予想していたので、交差点やカーブでも気を遣うことなく、スムースに運転できました。

高速道路に入ると、重心が高いので車線変更などでフラつくのではと心配したものの、シャキッと剛性感があって一発で揺れを抑えてくれます。路面をグッと捉えている感覚もあり、ブレーキングでも前のめりになることなく、安心感のあるフィーリングでした。静粛性に関しては、乗用車用のセルシアスよりはややノイズが大きめではありましたが、不快なほどではなく振動などは小さめ。乗り心地にも安定感があり、これなら長距離移動でも快適だと感じました。

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もちろん、セルシアス・カーゴにも「スノーフレークマーク」の打刻があるので、現場に行く途中に雪が降ってきた、なんて時にも安心です。天候によって予定を変えられないことが多いビジネスバンにも、セルシアス・カーゴは心強い存在となるはずです。

日常の快適さと突然の雪にも慌てないオールシーズンタイヤという賢い選択

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セルシアス/セルシアス・カーゴのどちらにも共通するメリットは、やはり「履き替える手間と時間、コスト」が圧倒的に減らせるということ。冬直前のタイヤショップは混んでいて、交換作業を頼むにも待たされるし、工賃だって安くありません。自分でやろうと思えばできますが、重いタイヤをガレージまで運び、ジャッキアップして1本ずつ取り外して……と考えるだけでゲンナリ。また、マンションなどでは外したタイヤの保管場所にも困ることが多いものです。

そうしたさまざまなネガティブ要素の多くを解決してくれるのが、1年中履いたままでOKのセルシアスとセルシアス・カーゴ。実際に試してみて、その実力も疑う余地なしと判断できましたので、年に1〜2度しか雪が降らない地域の人にはとくに、賢い選択としてオススメします。

[筆者:まるも亜希子/写真:佐藤正巳、TOYO TIRES]

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筆者   まるも 亜希子
大学卒業後、編集プロダクション株式会社エディトリアル・クリッパーに就職、自動車雑誌「ティーポ(Tipo )」の編集者として6年間勤務。2003年にフリーランスとして独立。現在は雑誌やウェブサイトの自動車関連記事に出演・寄稿している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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