ジムニーで何する?どこに行く? 遊びが広がるアピオのカスタムジムニー【APIO(アピオ)Vol.1】
販売からカスタマイズまで手掛けるジムニー専門店「APIO(アピオ)」
キャンプ、アウトドア、登山、サーフィン・・・。見るからにアクティブなジムニーは、さまざまな外遊びを連想させる。そこに魅力を感じたジムニーファンも、ジムニーを意識していなかった人にもぜひ知ってほしいプロショップがある。1969年創業のジムニー専門店「APIO(アピオ)」だ。
アピオはジムニーの正規販売店でありながら、車検や点検、メンテナンスはもちろん、オリジナルパーツの開発販売やカスタマイズなども手掛ける。全国にジムニーの販売店(ディーラー)は数多くあるが、ここまで幅広く対応している専門店は極めて稀といえる。
「ジムニーで何する?」を考えると、日々の生活がもっと楽しくなる
そしてもうひとつ、アピオを語る上で忘れてはいけないのがコンプリートカーの存在だ。
「ジムニーは数少ない自分の生活シーンを思い浮かべられるクルマ。買った先にある自分や運転している光景を想像させてくれると思うんです。
クルマに乗る時に大事なのは目的、何をするかじゃないですか。クルマは道具のひとつだから、その目的がもっと楽しくなる使い方ができたらいいんじゃないかなって思うんです」
アピオのジムニー コンプリートカーには、そんな河野代表の思いが込められている。
コンプリートカーはこの道何十年のシェフが作った手頃な仏料理のランチセット
現在、アピオが展開するコンプリートカーは、ジムニーがベースの「TS」シリーズとジムニーシエラをベースにした「TS湘南エディション」。
目的別にセレクトできるラインナップを揃えている。その内容を紹介する前に、まず「コンプリートカーとは何なのか」について説明させていただこう。
語弊を恐れずに言わせてもらうと、ジムニーの市販モデルは他の車に比べれば個性が相当強いものの、やはり万人の口に合うように作られた料理のようなところがある。もちろんに美味しい料理になっているが、そこに少しアレンジを加えるだけで、ぐんと自分好みに変わることがある。
純正のままでも十分に楽しめるけど、アフターパーツを加えたり、セッティングを変えるなどして、自分が理想とする仕様にモディファイすることができるのだ。
しかも半世紀に渡りジムニーに触れてきたアピオでは、長年の経験をもとにオリジナルパーツを開発。それらの中から最適なアイテムをチョイスし、ユーザーの好みや用途にぴったりのジムニーに仕上げて販売している。
「よく『コンプリートカーって何ですか?』と聞かれることがありますが、そんな時は『フランス料理のランチセットみたいなものですよ』と答えています。フランス料理って、アラカルトから選ぶのが大変だったりするじゃないですか。でも、ランチセットなら最初から全部含まれています。コンプリートカーはこの道何十年のシェフが選んで作った、手頃なランチセットのようなものなんです」と河野仁代表は言う。
河野代表が“手頃な”と表現するように、アピオのジムニー コンプリートカーは価格の面でもメリットが大きい。
車両をカスタマイズする際はその都度取り付け工賃が発生するが、納車前にすべて仕上げるコンプリートカーの場合、そのコストを格段に抑えることができるからだ。しかも、アピオのジムニーのコンプリートカーは装着パーツのほとんどが自前だ。実際に見積もりを出してもらうと、どれだけお得なのかお分かりいただけることだろう。
また、自由度の高さにおいてもアピオのコンプリートカーは魅力的だ。ジムニーに求められるさまざまな専用パーツを開発してきたアピオだから、ユーザーの好みや目的に合わせて自在にカスタマイズできるのだ。
ジムニーの正規販売店だから、当然扱うアイテムもコンプリートカーも車検の心配はない。
さまざまなニーズに対応するジムニーのコンプリートカーをラインナップ予定
アピオが展開するコンプリートカーのフラッグシップモデルは「TS4+Adventure(アドベンチャー)」だ。
フロントグリルやフロントバンパーなどをオリジナルのカスタムパーツに換装してリフトアップ。JB64ジムニーのアクティブなイメージを高めると同時に、快適な乗り心地を実現している。そこにアピオのスチールリアラダーやフロントランナー製のルーフラック/バックレール/サーフボードラックをプラス。デモカーがサーフボードを積載していることからも分かる通り、サーファー仕様にカスタマイズされている。
他にもアピオでは、スポーツマインドの「TS3」や定番の「TS4」、スポーティな走行性能を備えた「TS7」をラインナップ。それぞれをベースに、オプションを加えて独自の味付けをすることが可能だ。
次回予告
さてVol.2では2020年の東京オートサロン(TAS)で異彩を放ったアピオとダムドのコラボジムニー「little B.(出展時:Dronco)」と「the ROOTS」を紹介する! この2台が誕生するまでのエピソードや各パーツの詳細について気になる情報をお届け! 次回もお楽しみに!
- 筆者 井口 豪
- 1975年4月29日生まれ。血筋は九州だが、出身は埼玉県。タウン誌編集部や自動車雑誌編集部勤務を経て、2004年にフリーライターに転身。多彩な趣味を持つウンチク好きの性分を生かし、自動車関連、ファッション、スポーツ、ライフスタイル、医療、環境アセスメント、各界インタビューなど、幅広い分野で執筆活動を展開する。2022年には令和3年度行政書士試験に合格し、東京都行政書士会に登録。「行政書士いのくち法務事務所」で行政書士業務もこなすマルチ法務ライター。
アピオの関連記事
Brand Info - アピオ
APIO(アピオ)は、1969年創業のアピオ株式会社が展開するジムニー専門店及びブランド名。同社が企画・開発するアピオブランドのアイテムの数々は、メンテナンス、カスタム、チューニングなど、新旧ジムニーに関する幅広い分野をカバーする。全国のプロショップでも取り扱いがある。アンテナショップのアピオは、新車のジムニーや現行ジムニーをベースにしたコンプリートカーの販売を手掛ける他、車検、点検、メンテナンス、カスタマイズなどにも対応。ジムニーのことなら何でもお任せあれの専門店として、厚い支持を獲得している。