ボルボトータルチューナーとしてのエアストの矜持|ERST【Vol.3】

ボルボの魅力と能力を引き出すエアストの仕事

ステーションワゴンのVシリーズ、セダンのSシリーズ、そしてSUVのXCシリーズと、車種バリエーションが順調に新世代へと切り替わってきたボルボ。スカンジナビアンテイストを全面に押し出したイメージで、ユーザーからの支持率も上昇中だ。そんなボルボを、さらにスポーティに、そして個性的にカスタマイズするという提案を行っているのが、日本発のボルボ専門チューナー、ERST(以下エアスト)だ。この特集では、過去2回に渡ってエアストの魅力を紹介してきた。見逃してしまったという方は、下記のリンクからチェックしてみて欲しい。

■ボルボのみを磨き続けるジャパニーズチューナー「ERST」とは!?|ERST【Vol.1】

■人気急上昇中!SUVのXCシリーズをスタイリッシュに仕立てる|ERST【Vol.2】

最終回となる今回は、ボルボの魅力と能力を最大限に引き出すエアストのパーツについて迫ってみようと思う。

そもそもボルボのホイールを替える理由とは?

ERST

クルマの性能とイメージを大きく変えるのは、やはりホイールだ。というわけで、まずはエアストのホイールについて紹介しよう。

まず特筆すべきは、「VS5-R」や「S7-R」はフローフォーミングと呼ばれる製法を採用しているということ。この製法は、ホイールのリムを作る際に、圧力を掛けながら伸ばしていくことで、強度と軽量さを両立させるというもので、鋳造でありながら鍛造のような剛性と軽さを実現することができる。

ERST

ホイールが軽いと、走りの性能向上に効いてくる。なぜなら、サスペンションから先に装着されているホイールやタイヤは、路面に応じて常に動いているが、その部分が軽ければ路面の追従性がよくなるからだ。そのいっぽうで剛性が高ければ、ステアリングの操作に対して正確にホイールが反応することになり、結果としてハンドリングもスムーズになるというわけだ。

ERSTERST

機能としての軽さと剛性は、デザイン面にも影響してくる。走りのスポーティさを引き出すうえに、見た目にもスポーティさをプラスすることができる。各モデルで2色展開となっているが、同じデザインでも違うホイールに見えるほど。塗り分けや表面処理で、まったくテイストが異なって見えるから、好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントだ。

■VS5-R

ERSTERST

■S7-R

ERSTERST

またエアストのホイールは、JWLとVIAという日本の公道上で使用するホイールの基準に適合している。だから安心して履くことができるということも付け加えておこう。

>>ERSTのウェブページはこちらから

スタイリングと走りに効くエアストのフットワーク

ERST

ホイールを交換したら、続いて行いたいポイントがある。足回りだ。純正よりもホイールサイズを大きくすると、扁平率の低いタイヤを組み合わせるのでホイールとフェンダーとの間に隙間が空いてしまうことがある。これではせっかくの美しいフォルムも台無しだ。そこで足回りを交換して車高を下げれば、きれいにホイールとタイヤがフェンダーに収まって、スポーティなシルエットが出来上がるというわけ。

ERSTERSTERST
ERST

最近のボルボでは、フロントがコイルスプリング、リアがリーフスプリングという組み合わせの車両が増えてきている。これはバッテリーやモーターなどを配置するためのスペース効率を考えてのこと。しかしローダウンとなると、このリーフスプリングの存在が厄介になる。そこでエアストでは、フロントは通常のローダウンスプリングとしながら、リアは純正で使用しているリーフスプリングとのスペーサーの厚みを薄いものに変更することで、車高を下げている。

ERST

もちろん日常での快適な乗り心地を損なわずに、高速域での不安も解消するように設計されているから安心して選んで欲しい。もちろん見た目もバッチリだ。

せっかくのホイールを汚れから開放したいなら

ERST

エアストのホイールと足回りを装着して、機能的にも、そして見た目にもアップしたら、次に検討して欲しいのはブレーキだ。まず純正のブレーキパッドは、ブレーキダストが非常に多く、すぐにホイールが黒く汚れてしまうことだろう。そこでオススメしたいのが、エアストのブレーキパッドだ。

ブレーキダストが圧倒的に少なく、美しい足元が長続きする上に、ブレーキの効きは純正同等。さらに初期制動力も高めてあるので、ストリートで扱いやすい。またパッドには鮮やかなブルーが採用されており、ちょっとしたワンポイントにもなってくれるだろう。

ERST
ERST

さらにもっと強力な制動力が欲しいという人には、ブレーキキャリパーとブレーキローターがセットになったブレーキシステムも用意されている。キャリパーはアルミ鍛造製で、軽量かつ高剛性を実現。ローターは2ピースタイプで、ベル部(中央の車両に繋がる部分)には耐熱性と剛性が高いジュラルミンを採用するなど、走りのことを真摯に考えた仕様になっている。バネ下の重量を低減しつつ、剛性感のあるペダルタッチと高い制動力を発揮。さらにエアストホイールとの組み合わせで、ボルボの足元が抜群にカッコよくなることうけあいだ。

上質なサウンドと心地いいフィーリングを生むマフラー

ERST

スポーティな要素で体感できるポイントとなるのは、サウンドとエンジンのフィーリングだろう。エアストでは、ステンレス製のマフラーを各モデルに向けてラインアップしている。

ERST

注目すべきは、すべてのマフラーがJQR新基準に合格しているということ。この基準は、国土交通省の定めるもので、型式ごとに近接騒音や加速騒音などのテストを受け、クリアものだけが取得できる認証のこと。もちろん車検は問題ないので、安心して交換して欲しい。

エキゾーストノートは上質。マフラーを替えるとうるさくなると考えている人は、ぜひエアストのページでそのサウンドを確認してみよう。心地いいスポーティサウンドが聞こえてくるはずだ。

ERST

もちろん排気効率が上がっているので、純正よりもレスポンスがよくなるから、走りにも効果的。普通に流しているときは静かに、そしてアクセルを踏み込めば綺麗に吹け上がっていく。そんなフィーリングもエアストの作り出すスポーティなボルボの世界観だ。

もっとパワー&トルクが欲しいならば

ERST

足回りや吸排気系に手を加えたら、さらにパワーとトルクが欲しくなるというもの。最近のボルボは、4気筒エンジン+ターボチャージャーという組み合わせがほとんどで、モアパワーとなるとコンピューターのプログラムを変更することが必要になる。

エアストでは、1台1台の車両特性に合わせてデータを製作する、いわゆる現車セッティングというものを行っている。エアストのインテークやマフラーとこのECMチューニングを組み合わせれば、最大の効果を発揮してくれるだろう。

例えば、V90のT5では、純正が254PS/350Nmだが、エアストのプログラムをインストールすると285PS/480Nmへとアップ。パワーで約30PS、トルクで130Nmという数値は目を見張るものがある。もちろん日常使いに影響はなく、むしろトルクアップしていることで乗りやすくなるのだ。

ストリート向けの製品に活かされるレースでの経験

ERST

吸排気系や足回り、そしてコンピューター、さらにはボディ補強パーツまで揃えるエアストだが、その開発の基には耐久レースへの参戦などで得たノウハウがある。レース参戦のために自社で製作したマシンは、V40がベースであったが直列4気筒1.6リッターターボとライバルたちと比べて非力で、さらにATというハンデもあった。しかし、徹底的なボディの軽量化や補強、そしてサスペンション、ブレーキなどを煮詰めたことで、コーナリングマシンとして3リッターエンジンを積む強豪相手に同等以上の戦いを繰り広げたのだった。

ERST

このマシンで得たノウハウは、もちろん市販モデルへとフィードバックされており、前述のサスペンションキットやブレーキシステムはもちろんのこと、ボルボのパフォーマンスを引き上げたいと望むユーザーの希望を叶える商品が揃っている。

ボルボチューナーとして、確実に効果のあるものを提供したいという思いが、サーキットを始めとした多くのテストに繋がり、そして製品へと活かされている。だからこそ日本はもちろんのこと、海外のスポーツ性を求めるユーザーに強く支持されているのだ。

踏み心地のいいフロアマットは色によるドレスアップ効果大

ERST

今回は機能パーツにフォーカスを当ててきたが、実はインテリア向けのアイテムで特別に紹介したいものがある。それはカスタムフロアマットだ。ボルボはすべて標準でフロアマットが装備されているが、実はあまり新生ボルボの上質な雰囲気に似つかわしくないものだったりする。

ERSTERST
ERSTERST

そこでエアストでは、毛足の長いカーペットタイプのフロアマットを用意。しかもマット本体、マットエッジ(縁取り)、そしてヒールパッド(ドライバーの踵が当たる部分)のカラーコーディネイトが可能。色数も豊富なので、インテリアカラーやボディカラーと合わせて楽しみたい。

しかも、オーダーはエアストのウェブサイトから、車種やそれぞれの部分の色などを選ぶだけ。自分だけの空間を作ることができる。

ボルボオーナーの希望を叶えるのがエアストの使命

ERST

というわけで、3回に渡って日本発のボルボ専門チューナー、『ERST(エアスト)』を紹介してきたが、いかがだっただろうか。ボルボをカスタマイズすると、さらにスタイリッシュに、そしてさらにスポーティに、そしてダイナミックに変貌することがお分かりいただけたと思う。マイボルボとして一層愛車を楽しむなら、ERST(エアスト)のアイテムをチェックしてみて欲しい。きっと気になるパーツが見つかるはずだ。

>>ERSTのウェブページはこちらから

ERST関連記事

■ボルボのみを磨き続けるジャパニーズチューナー「ERST」とは!?|ERST【Vol.1】

■人気急上昇中!SUVのXCシリーズをスタイリッシュに仕立てる|ERST【Vol.2】

関連車種
この記事の写真ギャラリーはこちら

ERSTの関連記事

Corporate Profile

企業名:有限会社エアスト

郵便番号:571-0077

大阪府門真市大橋町24-17

TEL.072-800-2288

企業HP:こちらから

ERST Info

ERST とは?

ERST(エアスト)は、大阪府に本社を置く有限会社エアストが運営するボルボ専門チューナー。エアロパーツやホイールはもちろんのこと、サスペンションキット、ブレーキなどの機能パーツなど、トータルでボルボのパフォーマンスを引き上げるアイテムを揃えている。日本のボルボファンはもちろんのこと、海外でも多くのユーザーの支持を得ている。新世代のボルボ向けのアイテムも次々と発表されているので、新たにボルボに乗り換えた人にもオススメだ。

<お問い合わせ> こちらから