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マサさんの口コミ投稿一覧

  • 総合的にマル
  • 投稿日 2022年5月28日
スバル フォレスター 2018年式モデル  グレード:-
総合評価
3.2
外観
4
内装
3
走行性
4
運転しやすさ
3
乗り心地
3
燃費・維持費
2
総評

フォレスターはジャストサイズです。全長4640ミリ。ミドルサイズです。フォレスターは、ご存知スバルのクロスオーバー車です。スバルの得意とするトルクスプリットAWDをフォレスター全車に標準装備とし、ライバル車との違いを際立たせています。フォレスターには、1.8リッターターボと自然吸気の2.0リッターがあります。2.0リッターはマイルドハイブリッドで13.6psのモーターがアシストします。お買い得なのは、2.0リッターですが走りに拘るなら1.8リッターです。両車とも水平対向エンジンです。水平対向エンジンの弱点は燃費です。4気筒であっても直列と違い、左右に2気筒ずつピストンを振り分けるので初動時の熱が逃げやすく、エンジンが暖まりに時間を要します。その為、排ガス規制の対応や結果として燃費に悪影響がでます。でもそんな事は最初から誰よりも分かっているスバルさんです。デメリットよりもメリットが大きいと判断しての採用とエンジンへの投資です。

良かった点

最低地上高220ミリを確保して、悪路走破に余裕を感じます。フロントストラット、リアダブルウィシュボーンでミドルサイズSUVとして標準的なスペックです。減衰力が効いたストローク感は乗っていて気持ちが良いです。第二の脚とも呼ばれるシートの出来が良いです。硬めの着座感ですが骨盤を包み込む設計でしっかりとサポートし、身体全体をホールドしてくれます。表皮マテリアルの手触りも悪くありません。エクステリアデザインはマイナーチェンジでフロント部分に大きく手が入りました。最新のスバルデザインであるレヴォーグのテイストを縦長のフォレスターに上手く取り入れています。

気になった点

フォレスターの気になる点は燃費です。マイルドハイブリッドでもカタログ値14キロとライバルに対して見劣ります。実燃費は確実に一桁です。以前と比べて随分良くなりましたが、他社の燃費向上幅が大き過ぎて、相対的に悪くなってしまいました。インテリアのデザインも少し古臭く感じます。基本定番でトラッドなデザイン構成なのですが、少し色気をだす為に余計なデザイン的ラインや凹凸があり、煩雑な印象になっています。それでも、スターティングプライスが300万円未満は、全車四駆搭載で企業努力の賜物だと思います。週末ドライブや買い物であれば、燃費を気にする事なく、所有することが出来ます。総合評価として良く出来ました的なフォレスターです。

19人
  • ノーライフノーカー
  • 投稿日 2022年5月27日
トヨタ ルーミー 2016年式モデル  グレード:-
総合評価
2.7
外観
2
内装
2
走行性
3
運転しやすさ
3
乗り心地
3
燃費・維持費
3
総評

ルーミー、タンク、トール共に兄弟車です。ダイハツが生産してトヨタへ供給しています。車種整理の為にタンクは消滅しましたが、不人気による消滅ではなく、トヨタの車種整理の為です。ダイハツが開発生産しているのは、同じカテゴリーに先駆者として、スズキソリオが存在しているのも一つのヒントかも知れません。5ナンバーサイズで背が高く、スライドドアを持つのはソリオの登場からです。軽自動車からの乗り換えに丁度よいサイズ感です。軽自動車からの乗り換えで、5ナンバーのボックス型ミニバンへのハードルは高く、購入金額の負担は軽く100万円はるかに超え、全長も1.5メートル大きくなるので躊躇するのも無理ありません。そんな心の隙間に寄り添うのがルーミーです。価格もターボ無しの自然吸気エンジンをチョイスすれば、軽自動車の上位クラスとほぼ同じです。室内の広さは、軽自動車とは比べ物にならない広さで2列目シートまでの勝負であれば5ナンバーボックスミニバンと同等の広さです。そんな車は今まで無かったです。

良かった点

そんなこんなで、ルーミーは売れています。長く続く日本の不況で、所得アップも期待出来ず、将来への蓄えを崩す訳にもいかない中間層所得者のハートを射止めています。最初はそんな車には乗らないし、買わないしと思っていても、いざ試乗、見積もり、セールストークで こんな便利な車がこんなお手頃価格で手に入るのかと驚愕してオプションてんこ盛りで契約に至るケースがレアケースで無くなっているのです。ルーミーの魅力は広い室内に尽きます。家族皆んなで広々楽チンな車に乗って、何処かに出掛ける妄想が膨らむのです。外観もシャープなエッジを効かせた、どこか男臭いエクステリアです。日本男児としてフェミニンな香りなど不要なのです。

気になった点

販売好調なルーミーですが、車を移動するための手段として売れている様に感じます。冷蔵庫を買う様に車を買うのです。冷やす為に冷蔵庫を買う。移動する為に車を買うが同音同語なのです。車好きから言わせると、とんでもない事です。車は冷蔵庫でも無ければスマホでも無いのです。機械で有りながらも血が通うかの様な存在です。それがオイルでもです。車をカスタムする人が沢山居ます。タイヤ、ホイールは当たり前でマフラー交換やシート交換やエンジンマネージメントまで。単にイジれる要素が沢山あるからだけでなく、のめり込む魅力があるからです。私は声高らかに宣言します。スマホは無くとも、車無しでは生きて行けない!ノーライフノーカー。

40人
  • 矩形
  • 投稿日 2022年5月27日
ダイハツ タフト 2020年式モデル  グレード:-
総合評価
2.7
外観
2
内装
2
走行性
3
運転しやすさ
3
乗り心地
3
燃費・維持費
3
総評

知らなかったです。タフトって2代目だっのですね。初代は1000ccでラダーフレーム+リジットサスの本格オフロード車でした。ダイハツ側もそれほど初代をオマージュする事なく、車名のみ歴史あるタフトを使った感があります。タフトは軽自動車規格のクロスオーバー車です。平たく言うと、スズキハスラーの対向車です。ダイハツにはクロスオーバー車であるキャストがありましたが、売れ行きが鈍く、タフトにその役割を託しました。タフトは矩形をモチーフにしたデザインで統一されています。ヘッドライトから前後バンパーや、フェンダーカバーまで角だらけです。好き嫌いの分かれる外観ですが、売れ行き好調なので問題無しです。タフトの強みは、全車スカイルーフ装備です。天井全体がガラストップになっており、開放感抜群です。

良かった点

搭載されるエンジンは、自然吸気とターボの2本立てです。お勧めはターボです。NAも街中をゆっくり走る分には十分ですが、ちょっとしたアクセルワークの変化による追従に遅れがあり、その点ターボ車は切れがあります。サスペンションは、初代と違いストラット+トーションビームです。本格オフロード車では無いので、乗り心地とコスト優先です。予防安全機能も充実しており、スマートアシスト装備です。ステレオカメラ方式で、その前の主流であった赤外線+カメラよりも格段に性能アップしました。その証として、停止保持機能付きの全車速追従クルコンが装備されています。

気になった点

タフトの気になる点は内外装のデザインです。実際売れているので、私の個人的主観にもとづく話となります。矩形モチーフのデザインが消化不良に感じます。今まで矩形モチーフのデザインは、山ほど輩出されています。その代表が日産キューブです。初代は普通でしたが、2代目のデザインは珠玉の出来で大ヒットしました。国内専用モデルでしたが、そのデザインは海を渡り、世界の自動車デザイナーに影響を与えた程です。そんなデザインを知る私にとって、タフトのデザインは、余りに退屈でセンスを感じないのです。同じデザインテイストでも、もう少し質感ある面構成に出来ると思います。

30人
  • ラージSUV
  • 投稿日 2022年5月26日
マツダ CX-8 2017年式モデル  グレード:-
総合評価
3.7
外観
4
内装
4
走行性
4
運転しやすさ
3
乗り心地
4
燃費・維持費
3
総評

本日衝撃的なMAZDA人事が発表さました。ラージ商品群の産みの親である、藤原副社長が退任するそうです。現在のMAZDAラインナップを構築した責任者です。先ずはお疲れ様でした。賛否ある経営手腕ながら、MAZDAの歴史の1ページを飾った方に敬意を表します。CX-8は、そんな藤原副社長が大きく関与したモデルです。CX-8をベースに3列シートを設けてSUVで有りながら、ミニバンのように多人数乗車が可能なモデルです。SUVモデルの多人数乗車のメリットは、乗り心地向上です。一部のプレミアムモデルを除いて、ミニバンの多くはリアサスペンションにトーションビームを使っています。シンプルな構造で広く用いられている反面、タイヤごとの追従は苦手で乗り心地は期待出来ません。CX-8はリアマルチリンサスペンションで、路面への追従は大得意で、乗り心地に期待が出来ます。実際に運転すると、リアのドタバタ感がなく、ショックの伝わりが低減されています。

良かった点

エクステリアに高級感ありです。ソリッドな面構成です。特にフロントは逆スラントノーズで、パキッとした造形になっており無垢の材料から削り出した様な質感です。キャラクターラインは少な目ですが、フロントグリルから伸びるレリーフは高級車のシンボルとして、力強く演出されています。室内も超豪華です。ダッシュパネルは全面レザー貼りで、均一なステッチで縫製されています。レザーのシボも深く質感が高いです。搭載されるエンジンのメインユニットは2.2リッターディーゼルです。幾度の改良を加えて190psと42.8kgのパワーを絞り出します。個人的には、最後の内燃機関はディーゼルが良いと思っています。電気自動車に比べれば、リニアなアクセルレスポンスでは無いかも知れません。でもシリンダー内を爆発する鼓動と、タイムラグあるアクセルワークを操るのも楽しいものです。

気になった点

CX-8の弱点は、CX-5と見分けが付かないエクステリアデザインです。外観デザインは超一流で苦言は無いのですが、車格が上のCX-8にアピールポイントが無いのです。これは少しユーザーとして寂しいところです。内外装にCX-8のみの装備が欲しいです。あと悩むとすれば、控えているFRラージ商品群のCX-60を待つべきが、それともお手軽なFFタイプであるCX-8にするべきかだと思います。難しい問題ですが、実車を乗り比べて結論を出すのが良いと思います。悩みどころの多い車ですが、それだけレベルの高い車と言えます。

8人
  • 世界が認めるシエラ
  • 投稿日 2022年5月26日
スズキ ジムニーシエラ 2018年式モデル  グレード:-
総合評価
4.2
外観
5
内装
5
走行性
5
運転しやすさ
4
乗り心地
3
燃費・維持費
3
総評

ジムニーシエラの需要と供給バランスが崩壊しています。2018年にフルモデルチェンジして、3年が経過した時いうのに、余りの人気で生産が追い付きません。弟分の軽自動車規格ジムニーは、納期的に少し落ち着き1年未満納期となりましたが、ジムニーシエラは逆に1年以上となりました。ジムニーシエラは、ワールドワイドに世界へ販売しています。アプローチ、デパーチャーアングルを考慮したプロポーションで同クラス最高峰の走破性は唯一無二で、また本3代目のシエラのデザインが歴代シエラよりも優れており、エクステリアデザインの良さだけで、普段は手を出さない一般のユーザー様からもお買い求めがあるので、供給不足に落ち入るのも無理はありません。日本では普段から、軽自動車規格のジムニーを見慣れているせいか、ジムニーシエラを目の前にすると、凄く立派に見えます。存在感が満ち満ちています。

良かった点

その理由は、大きく張り出したオーバーフェンダーです。結構なボリュームです。まるで競技車両の様な出立ちです。そのフェンダー拡大に伴い、フロント、リアバンパーも拡大されており、軽ジムニーよりも迫力があるのです。単に迫力狙いだけでなく、トレッド拡大は車の挙動安定には必須です。搭載されるパワーユニットは1.5リッター直列4気筒エンジンです。敢えて直噴やターボ化は見送りました。メンテナンス施設の無い僻地でも、生活の足としてガンガン走らせるシエラなので、複雑なメカは返って足手まといになるからです。その流れで四駆も副変速機付きのパートタイム方式です。

気になった点

シエラに弱点は見当たりません。ライバルも不在です。贅沢な要望を出すとすれば、現在密かに囁かれている4ドアバージョンのシエラの件です。発売間近とま言われており、カモフラージュされたスクープ写真も出回っています。是非とも早く発売して欲しいです。また、1.5リッターガソリン車だけでなく、日本国内専用でハイブリッド車もラインナップを望みます。ハイブリッド車であれば、これから先長く乗れると思います。贅沢な装備を廃して、シンプルにプレーンに品良く、走破性に拘ったジムニーシエラをこのまま受け継いで大事に作り続けてほしいです。頑張れスズキ!

17人
  • プライスレスは?
  • 投稿日 2022年5月25日
トヨタ シエンタ 2015年式モデル  グレード:-
総合評価
3.3
外観
4
内装
3
走行性
3
運転しやすさ
4
乗り心地
3
燃費・維持費
3
総評

シエンタは国民車へと成長しました。30年前であれば、車と言えばセダン当たり前で当時は何の疑いもなくセダンを購入していました。それが、現在ではミニバン当たり前で、5ナンバーから3ナンバーまでありとあらゆるサイズ感でミニバンが選択可能です。30年前にカローラを注文していた方が、現在ではシエンタを選ぶのです。ミニバンの魅力は、パッケージの妙です。人類はある日突然、車の全高を上げたらアップライトに着座でき、今まで前に投げ出していた足をくの字に曲げて、楽に座れて 効率の良いパッケージングの車が出来ると目覚めました。と言うか、前々からそんな車は存在していましたがFFでも、結構な乗車人数ドライブで問題無いのが広まり、更に言うと私達ユーザーが、背の高いパッケージングを受け入れてこんな便利な車から、離れる事が出来ないとの気付きがあったからです。

良かった点

シエンタの全長はどれくらいか?私の勝手なイメージでは、4500ミリ位?っと思ってましたが、実は4235ミリしか無いのです。小さいです。取り回り抜群のサイズ感です。全高は1675ミリです。この背高が大きな車を彷彿させます。シエンタは、1.5リッターガソリン車とハイブリッドがあります。ハイブリッドシステムは、歴代プリウスやアクアと同じ超絶好燃費ユニットです。リアドアはスライド式で、乗り降り楽々です。フロアも低く一歩目からアクセス上々です。リアシートはキャプテンタイプで、ファーストクラスとは行きませんが、新幹線グリーン車の快適性はあります。デザインはプライスレスとよく言われますが、パッケージングこそがプライスレスです。

気になった点

シエンタの弱点は少ないです。トヨタさんがパッケージオプションとして、よく高額設定されるパノラミックビューモニターも、良心的な価格設定で不満は有りません。グレードによって装備差がありますが、予算に応じた車選びのためには必要な考えです。エクステリアデザインも、マイナーチェンジ前は少し癖がありましたが その後はデザイン要素を減らしてスッキリとしたデザインになりました。インテリアも奇抜な差し色を部分的に使っていますが許容範囲です。乗り心地は、クラス標準でめくじらを立てて吊し上げる項目はありません。そう考えて行くと、シエンタは平均点が高い車だとつくづくそう思います。

5人
  • 日はまた昇る
  • 投稿日 2022年5月25日
トヨタ ライズ 2019年式モデル  グレード:-
総合評価
3.3
外観
3
内装
3
走行性
4
運転しやすさ
4
乗り心地
3
燃費・維持費
3
総評

ライズはダイハツロッキーと兄弟車です。ダイハツとの共同開発で、カテゴリーは人気の小型クロスオーバー車です。兄弟車なのでフロント、リアバンパー以外は同じデザインです。どちらかと言うと、ロッキーはダイハツが得意とする小型乗用車のイメージが強く、ライズは一連のトヨタ車のデザインテーマである、キーンルックに沿った意匠となっています。定番感があるのは、ライズの方です。インテリアも共通で、小型クロスオーバー車らしく、ブラックで統一されたインテリアです。シートのサポートもよく、長い時間運転しても疲れが少なそうです。足回りはこのクラス定番のフロントストラット、リアトーションビームです。特に過不足を感じる事なく、クラス相応の乗り心地を提供しています。ラゲッジスペースも以外とあり、一泊程度の小旅行も大丈夫です。

良かった点

ライズに待望のハイブリッドが追加されました。1.2リッターエンジンでシリーズハイブリッドです。シリーズハイブリッドはトヨタハイブリッドシステムとは違い、エンジンは発電に徹し駆動はモーターのみを使います。日産が得意とする方式で、e-Powerが有名です。本システムの利点は、バッテリーの搭載量を少なく出来る事です。高価なバッテリーが少なければ、自ずと提供価格も安価となりユーザーにとってもメリットがあります。シリーズハイブリッドは独自の乗り味で、殆どのシュチュエーションでエンジンは回っていますが、モーターによる駆動なのでエンジンとは違いスルスルと動くイメージです。

気になった点

ライズの気になる点は、リアのエクステリアデザインです。デザイン要素が多く、繁雑な印象になっています。バンパーの両サイドに設けたダミーのエアアウトレットや、ライズのサイズからは大き過ぎるリアランプや外板パネルのプレスラインの多さ等です。小型車は、サイズが小さい分デザインをシンプルにしなといけません。クラスが上の車を縮尺したデザインを当てはめると、この様な事になりがちです。ライバル車であるスズキのクロスビーは、その点優れています。プレスラインを極力無くして、シンプルな造形でまとめています。販売台数では、ライズとロッキー連合に大きく水を開けられていますが、デザイナー目線で見ると逆転現象があるので面白いです。

112人
  • もっと人気があっても
  • 投稿日 2022年5月24日
スバル XV 2017年式モデル  グレード:-
総合評価
3.3
外観
4
内装
3
走行性
4
運転しやすさ
3
乗り心地
3
燃費・維持費
3
総評

ご存知、インプレッサのクロスオーバーモデルです。本家インプレッサよりも人気で、街中での存在感も半端無いです。インプレッサは、ハッチバック5ドアモデルでスバルの基幹モデルの一つです。3代目インプレッサからクロスオーバーモデルが投入され、代を重ねる毎に人気が高まった感があります。初代は1.5リッターからのスタートでしたが、現行モデルは、eボクサーのハイブリッド車種まで手を広げる様になりました。XVは、インプレッサの派生モデルではありますが販売的にも無くてはならない存在になっています。スバルのエクステリアデザインは、個人的に当たり外れの多いイメージがあります。でもここ最近は外れが少なく堅実な方向性でまとまっていると思います。スバルのデザインテーマは、ダイナミック&ソリッドです。そのテーマに沿って、有機的な面構成ではなく、塊感がありまるで無垢材料から削り出した様な質感を求めています。特にそのテーマ性を強く感じるのが、ヘッドライト下部のフロントバンパーのレリーフです。スバルとして新たなデザインへの足掛かりと言えるXVです。

良かった点

XVの最大の魅力は、アウトドアシーンに映えるエクステリアデザインです。車高を持ち上げ、フェンダーへの樹脂プロテクター装着と前後専用バンパーへの交換で、アグレッシブで骨太な意匠が完成します。車高を上げる事で、実用的な走破性がアップするのと、見た目が元のインプレッサよりも、かなり大きく見える
マジックが存在します。大きく見える事は重要です。車の大きさは安心感につながります。あまりに大きいと取回しの不安が気になるのでNGですが、XVなら大丈夫です。インテリアも良い雰囲気です。ブラック基調で各部にオレンジの差し色が目を引きます。シートや皮巻きステアリング等、XVオーナーとしてお気に入りポイント間違い無しです。エンジンは1.6リッターと2.0リッターのボクサーエンジンです。

気になった点

水平対抗エンジンなので燃費を気にする方も多いかと思います。カタログ数値に惑わされる事なく、2.0リッターを選択しましょう。2.0リッターエンジンの方が実用トルクが太く、その分アクセル開度が低減され実用燃費が1.6リッターよりも良いとの報告が多いです。また、1.6リッターエンジンは2.0リッターのショートストローク版で、エンジン単体重量は殆ど同じとの事で、同じ重量のエンジンで有れば当然ハイパワーの方が効率が良く、実用燃費も良いのは当然の話です。スバルの車なのに、アイサイトの話題に触れない訳には行きません。2カメラ方式の元祖であるアイサイトは、信頼度の高い自動ブレーキです。一時コスト優先で他社で採用の多かった、1カメラ+赤外線センサー方式には無い、3次元としての物体の捉え方に優れています。

7人
  • 個人的購入候補
  • 投稿日 2022年5月24日
マツダ ロードスターRF 2016年式モデル  グレード:-
総合評価
4.0
外観
5
内装
5
走行性
3
運転しやすさ
4
乗り心地
4
燃費・維持費
3
総評

RFは、リトラクタブル式ファストバックの略です。ファストバックは、文字通りなだらなか傾斜を意味し、ロードスターRFのデザイン上ハイライトである、Cピラーを指します。ロードスターは、ライトウェイトオープンです。軽さを身上とし、超反力鋼板やアルミの使用率を上げて軽量化に注力し、パーツ一つ一つにも気を配る徹底ぶりです。ロードスターRFも基本は同じですが、コンセプトが少し異なります。それは、クローズド時の快適性です。布製の屋根は雨を直射日光を防ぐ事がメインで、快適性までの追求は困難です。そこで生まれたのがRFです。リトラクタブルハードトップで、厳しい耐候性をアップしつつ、鋼板パネルによる美しいエクステリアデザインを手に入れました。Cピラーをボディ一体構造とする事でデザイン的な自由度を高めています。ハードトップの重量増を相殺スルために、エンジンは1.5リッターから2.0リッターに強化しています。

良かった点

ロードスターもそうですが、ロードスターRFを間近で見ると驚きます。先ずは、そのサイズ感に驚きます。想像よりもかなり小さいです。続いてデザイン造形の素晴らしさに驚きます。日本のメーカーは、スポーツカーを作るのが苦手です。車の構造上でV6搭載で、ボンネットの厚みが増す為、フロントデザインがボッテリしてしまうとか、ストラットサス使用なのでも同じ事になってしまう等があります。勿論それも原因の一つですが、ロードスターの魅力は、フェンダーの見せ方です。タイヤをしっかりと四隅に配置して、それを覆うフェンダーをMAXの峰として急激に絞り込んでいます。その造形が素晴らしい。国産スポーツカーは、これをやり切れていません。  

気になった点

気になる点は、初期のロードスターには自動車ブレーキ非装着だった事です。しかし幾度の改良で改善されました。後は電動化の遅れです。内燃機関の可能性を信じて疑わないマツダさんのトップ号令により、電動化の遅れはマツダラインナップ車全てに言える事です。ロードスターRFもモーターによる駆動はおろか、アシストも皆無です。折角、ロードスターのブランドが世界中で定着しているので、電気自動車ロードスターRFも受けると思います。今からでも遅く無いので、開発着手をお願いします、

4人
  • 自由度
  • 投稿日 2022年5月23日
ホンダ フリード 2016年式モデル  グレード:-
総合評価
3.2
外観
3
内装
3
走行性
3
運転しやすさ
4
乗り心地
3
燃費・維持費
3
総評

フリードの登場でミニバン市場は新たなステージに移りました。初代フリードが発売されるまでは、5ナンバーワンボックスタイプのステップワゴンか、3ナンバーヒンジドアのオデッセイか、その下のクラスのストリームしか有りませんでした。フリードは背が高く、リアはスライドドア採用で全長が短いという、初めてのコンセプトです。ステップワゴンでは、取回しが大変だと思っていた方に受けました。オデッセイやストリームでは、駐車場でのドア開閉に気を使う方にも受けました。殆ど7人は、乗車しないけど年に一度7人乗車スル方に喜ばれました。大人気だったフリードも二代目となり、また二代目も発売から5年以上が経過して熟成されました。小変更を含むマイナーチェンジを何度か実施して、最大のライバルである、トヨタシエンタに対抗しています。シエンタがフリードのコンセプトを追いかけて開発したモデルなので、ホンダさんも簡単に負ける訳には行きません。元祖としての意地があります。

良かった点

フリードは、ホンダらしいエクステリアデザインで落ち着きがあります。車のデザインで欠かせない、フロントグリルとヘッドライトの造形も突飛なものではなく、ホンダのアイデンティティを継承するプレーンな形状です。グリルレス風、ノーマルグリル風とマイナーチェンジで色々と試されましたが、やはりノーマルグリルが板に付いています。ガソリン車は、1.5リッターの直噴タイプでステップワゴンではターボ化したものを採用しています。自然吸気でもフリードの車体を軽々と走らせます。ハイブリッドは、7速DCTをモーターで介したシステムです。ホンダのハイブリッドとしては1世代前のタイプながら、シームレスな駆動が身上のDCTです。乗り心地もハイテン材の適材適所でボディ剛性をアップしており、サスペンションに仕事をさせる領域が増えています。

気になった点

フリードは間もなくフルモデルチェンジを控えています。最大の変更点は、ハイブリッドシステムがヴェゼルと同じ最新型になる事です。外観デザインに関しては、当たり外れがフルモデルチェンジ毎に存在するので、何とも言えません。私は、フリードのインテリアで木目調パネルの質感が気に入っています。マットな質感で落ち着いた雰囲気がとても好きです。モデルチェンジする場合、先代のイメージを色濃く残すキープコンセプトとイメージを一新するフルモデルチェンジがあります。木目調パネルは、是非ともキープコンセプトで、新しい色味等をチャレンジして欲しいです。

23人
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