でんでんさんの口コミ投稿一覧
-
- ハイブリッドからの引き算
- 投稿日 2023年2月12日
トヨタ bZ4X 2022年式モデル グレード:- -
総評良かった点
bZ4Xは、肝入りのトヨタさん初のEVです。力が入ってます。エクステリアデザインにそれが表れています。最近のトヨタデザインテーマである、ハンマーヘッドデザインを採用しています。EVなのでフロントグリルの開口面積は最小限としています。フロントグリルが無くなってしまうと、多くのユーザーが違和感を覚えるので、スリット状のシンプルなグリルを採用しました。bZ4Xは、SUVモデルなので、SUVやクロスオーバー車の定番である、無塗装の樹脂パネルを効果的に使っています。
気になった点特にbZ4Xは、フロントライトからフロントフェンダーまでを樹脂パネルとした特徴的な意匠を採用しており、他の車との差別化に成功しています。肝心の走りは、EV独特の静かなのに、力強い走りです。それでもガソリン車からでもハイブリッド車からでも違和感の無い走りです。特にSペダルの走りは、直ぐに慣れて扱い易いです。Sペダルとは、アクセル操作のみで加速、減速、停止まで可能な装備です。日産にも同等のシステムがあります。bZ4Xの気になる点は、コストダウンの跡が見えるインテリアです。メーターパネルが貧相に見えます。
-
11人
-
- スカイアクティブX
- 投稿日 2023年2月11日
マツダ MAZDA3セダン 2019年式モデル グレード:- -
総評
スカイアクティブX。それは男のロマン。マツダのロマン。自動車会社のロマン。自動車業界のロマンてす。スカイアクティブXとは、圧縮着火ガソリンエンジンです。圧縮着火と言えば、ディーゼルエンジンの技術です。シリンダーの中のピストンが上昇して、燃焼室が高圧となり、軽油が自然着火スルー仕組みです。そんなの事ガソリンでも直ぐに出来そう〜と思うのは素人さんの考えです。ガソリンは融点が低く、着火し易いので逆に着火コントロールが難しいのです。
良かった点世界の自動車メーカーのAランク大学を卒業して、博士号まで手にした優秀な人材が寄ってたかって研究しても、実用化市販化出来なかった技術です。思い起こせば、マツダさんは世界の自動車メーカーが諦めたエンジンを昭和の時代に世に送り出していました。ロータリーエンジンです。当初は1ローターでしたが、3ローターまで進化し、最近ではMX-30にレンジエクステンダーとして搭載されるとの事。マツダさんは、やはり技術のマツダですね。スカイアクティブXは、動力性能と燃費のバランスがピカイチです。
気になった点マツダ3セダンでスカイアクティブXモデルの気になる点は、販売価格です。スカイアクティブXは、確かに素晴らしいのですが、同等の性能のエンジンがマツダさんの中に存在します。スカイアクティブディーゼルです。パワーも燃費も同等ながら、スカイアクティブXよりも安価です。そうなると困ったものです。世界でたった1つの圧縮着火型ガソリンエンジン技術を堪能したい自分と、コストと性能の合理的な観点からディーゼルを選びたい自分が居ます。どちらの自分も正しいので困ったものです。そこは、実際に試乗して乗り比べるしかないです。ご自分の感性を信じて下さい。
-
5人
-
- トヨタハイブリッドシステム
- 投稿日 2023年2月11日
トヨタ カローラスポーツ 2018年式モデル グレード:- -
総評
カローラスポーツの人気が高まっています。日本でも5ドアハッチバックの需要は、それなりに高くセダンよりも人気があります。マイナーチェンジで、パワートレーンも新しくなりました。新しく2.0リッターガソリンエンジンを投入しました。トヨタ最新のダイナミックフォースエンジンで、世界有数の熱効率を誇ります。熱効率とは、ガソリン燃料を燃焼して、その熱量を動力に変換する効率を言います。ダイナミックフォースエンジンは、熱効率40%を越えます。脅威的な熱効率です。熱効率の向上無くして、ハイパワーも好燃費も望めません。
良かった点ハイブリッドエンジンも変更されました。全体の制御を見直して、力強い走りを強化しながら、燃費を維持しました。1.8リッター直列4気筒エンジンで98psに、モーター95psでWLCT30km/lです。街乗り等の普段使いで、燃費がリッター20キロを軽くオーバーします。こんな1.8リッターCセグメントクラスの車は、世界的にみてもトヨタカローラスポーツしか無いです。燃費に関しては、ライバル車もお手上げ状態だと思います。トヨタさんのハイブリッドシステムは、世界最強です。
気になった点トヨタハイブリッドシステムは、プリウスに量産車初で発売されました。トヨタさんは、数多のハイブリッドシステムからその彗眼で開発を進めて、独自の遊星ギアとの組み合わせで、THSを完成させました。未だに燃費について、このシステムを凌駕するものは現れていません。そんな素晴らしいハイブリッドを普段使いで、何気なく、生活の足として使えてるのは、日本人として幸せだと感じます。これかは先、EVまでの繋ぎとして10年以上ありますが、使い倒したいと思います。
-
17人
-
- プラットフォーム
- 投稿日 2023年2月10日
マツダ アテンザワゴン 2012年式モデル グレード:- -
総評
アテンザワゴンのエクステリアデザインは、ヨーロッパ車のようです。マイナーチェンジでフロントグリルがスリークな金属を編み合わせた様な、そうです、昔のジャガーとかベントレーに採用された意匠を取り入れています。マツダのSUVにも、このデザインテーマが波及しており、イギリス車の様でオシャレです。今回のフロントグリルには、コストが使われており、質感向上に貢献しています。カラーリングにも拘りを感じます。レッドのメタリックでソウルレッドと命名されたカラーは、マツダ車のフラッグシップカラーです。
良かった点スポーツカー等では、採用の多いレッドカラーですが、コンパクトカーのマツダ2からアテンザ、CX-8やCX-60まで全モデルにレッドメタリックカラーが選択出来るのは、マツダさん以外にありません。また、それが良く売れてるらしく、街中でも良く見かけるのです。ディーラーで展示している展示車も、この色が多く推しのカラーとなってます。アテンザワゴンは、言い方は別として潰しの効く車です。セダン的にも使えますし、ラゲッジに沢山の荷物を載せて、キャンプ場へも行けます。アテンザよりもアテンザワゴンをお勧めします。
気になった点アテンザワゴンの気になる所は、モデルライフが長いことです。マイナーチェンジで延命に延命を重ね、プラットフォームが古いのです。マツダさんの努力で、プラットフォーム以外の所は、随分な改良を行っています。搭載エンジンも手を加えて、高出力化と低燃費を実現しています。でも後は、根本的な部分であるプラットフォーム関連が残さらたのみで、フルモデルチェンジが待たれるところです。このまま、延命を続けてEV化へと繋げて行くのか、マツダさんの判断次第です。
-
2人
-
- ハイブリッドミニバン
- 投稿日 2023年2月10日
トヨタ アルファードハイブリッド 2011年式モデル グレード:- -
総評
アルファードのネーミングに感心します。プラスアルファの造語だと想像しますが、先代のグランビアに通じる名前と思います。アルファードハイブリッドの基本メカニズムは、FFのラージクラスセダンのカムリをベースにしています。カムリもFFなので、プラットフォーム的に、容易な変更で搭載出来るからです。トヨタハイブリッドシステムは、世界初の量産ハイブリッドシステムです。その後幾重の改良が入り、例えば高電圧化や回路の小型化等です。この2.5リッターハイブリッドシステムは、クラウンクラスまでカバー出来る、高出力タイプです。
良かった点更に上級用のシステムとしてV6エンジン用、V8エンジン用もありますが、主にレクサス専用です。2.5リッターハイブリッドは、4気筒でコンパクトです。また、マルチシリンダーではないので、シリンダー等の摺動物が効率的で、フリクションが少なく燃費に貢献出来ます。また、エンジン自体の熱効率を重視しており、世界トップクラスの熱効率を誇ります。走りも実に軽快です。走り出しはモーターのみのEV走行で、程なくエンジン始動です。エンジンの苦手な部分をモーターが補います。モーターが苦手な、高速道路量域は、エンジン主体となり燃費に貢献します。
気になった点アルファードハイブリッドは、ハイブリッドですが過剰な燃費を望んでは行けません。プリウス等は、車重が軽いので実用燃費25キロを超える時がありますが、車種のあるアルファードにそんな事は望めません。アルファードクラスのガソリン車の平均的燃費は8〜6程度です。アルファードハイブリッドで12程度となります。これでもコンパクトカークラスの燃費なので大したものです。ハイブリッドの走りは、一般的にガマンの走りと例えられます。しかし、アルファードハイブリッドは、アクセルにリニアで気持ちが良いです。
-
1人
-
- プロ仕様
- 投稿日 2023年2月9日
トヨタ プロボックス 2002年式モデル グレード:- -
総評
プロボックスは商用車専用として開発それました。その名の通り、プロが使うボックスです。当時は商用車専用車種が存在せず、手持ちのラインナップ車種の装備を削ぎ落として、前後バンパーも無塗装、リアランプも半分だけとか、パワーウィンドウガラスを手動に変えるとか、涙ぐましい努力がありました。また、ユーザーにとっても自分が乗ってる車で、そんな身包み剥がされて、馬車馬の様に働かせている姿を見たくありません。そこでと、商用車専用のプロボックスが誕生しました。
良かった点ガソリン車は、1.3リッターと1.5リッターが選択可能で1.5リッターのハイブリッドまでラインナップしています。ガソリン車とハイブリッド車の価格差が12万円との事で、商用車として走行距離がかさむ場合は、ハイブリッド車一択となります。プロボックスの魅力は、飾らない外観デザインです。角型ヘッドライトでミニマルなフロントデザインです。コーナー部分の前後バンパーは、無塗装の樹脂にして、万一擦ってしまった場合もポン付けの部品交換で済ませてしまいます。全体のシルエットも2ボックスで、リアの造形も悪目立ちしないシンプルな意匠です。
気になった点ガソリン車もハイブリッド車も、及第点の走りを披露します。回すとそれなりにエンジン音がしますが、営業車に手厚い吸音材や遮音材を奢るのもどうかしてます。なのでソコは、受け入れましょう。プロボックスで印象に残ってるのは、運転席シートです。プロボックス初期型のタイプです。座り心地が極めてよく、明らかに営業車の専用シートとして開発された物でした。ウレタンの密度があり、高反発だけど、体型が馴染むと着座感が最高でした。おそらく、それなりのコストを掛けていたので、マイナーチェンジで無くなった様です。残念。
-
1人
-
- 陶酔のフェアレディ
- 投稿日 2023年2月9日
日産 フェアレディZ 2022年式モデル グレード:- -
総評
フェアレディZは、スペックで購入する車ではなく、スタイルで購入する車です。フェアレディZのデザインテーマは、伝統と最新技術の融合です。成程と思います。ロングノーズ、ショートデッキのプロポーションは、当然の継承として、歴代のフェアレディZのアイデンティティを巧みに取り込んでいます。フロントと真横の造形は初期型のZで、リアスタイルは、日産の有名な前澤チーフ担当のZ32型を取り入れています。フロントフードは、軽量化と歩行者安全の為、衝撃吸収力が高く軽量なアルミを使ってます。
良かった点Z32モチーフのリアランプは、二重LEDラインデザインで、ラインの重なりが新感覚で面白いです。リアルーフはファストバックスタイルで、ZのDNAを意識する部分です。ボディカラーは、スポーツカーの定番色を抑えた布陣となっています。その中でも、人気開発されたイカズチイエローは、今回の新型フェアレディZにピッタリです。インテリアは、スパルタンな印象です。コクピットには、アドバンスドドライブアシストディスプレイが画面を切り替えて、様々な情報を提供してくれます。フェアレディZお馴染みの、3連サブメーターも健在です。
気になった点ブースト計、ターボ回転計、電圧計と競技車両で必要不可欠なメーターです。これが有るだけでも、気分が高揚します。走りは、サーキットでも使い切るのに、腕が必要なレベルのハイスペックです。3リッターV6インタークーラー付きターボで400ps以上で最大トルク48kgf以上と強力です。そんなハイパワーユニットを使い切らなくても、楽しめる領域が沢山あります。交差点を曲がった時の、ハンドルの細密な操作感や、足回りの動き、ドアの開閉音や軽いフロントフード等です。レッドとブラックのツートンバケットシートに座るだけでも、非日常感を十分味わえます。
-
7人
-
- SIR
- 投稿日 2023年2月8日
ホンダ CR-X 1987年式モデル グレード:- -
総評
初代バラードCR-Xの登場は、衝撃的でした。シビックの2ドアクーペ版で、見た目の美しさと走りを両立したモデルでした。2ドアながら、後席も用意されワンマイルなら乗車可能との意味で、ワンマイルシートと名付けていました。2代目となったCR-Xは、バラードのファーストネーミングが消えて、CR-Xとなりました。CR-Xの特徴は、外観デザインです。特にリアエンドは、空力に特化した造形で大胆にスパッと切り落としています。リアの視認性を高める為に、リアガラス下にもガラスをはめ込み、後退時の視界確保に努めています。
良かった点エンジンラインナップは、1.5リッター直列4気筒と1.6リッターです。マイナーチェンジで追加された、SIRシリーズには、VTECが搭載されました。VTECは、吸排気可変機構でバルブの動きを、低回転域と高回転域で可変させる事で、両方のセッティングが可能となり、夢の超高回転、高出力エンジンが誕生しました。ガソリンエンジンの歴史に名を刻む名機です。その後、BMW等が後追いの技術を展開したのも有名な話です。VTECエンジンの良い所は、高回転高出力に加えて、燃費が悪化していない事です。同等パワーのターボエンジンであれば、燃費悪化は避けられません。
気になった点VTECのパワーを受ける為に、足回りもセッティングを見直しハードな味付けです。元々、本シリーズは軽量なので思ったよりも乗り心地が犠牲になっていません。インテリアは、走りに特化したモデルらしく、ブラック基調です。インテリアの最大の見せ場は、タコメーターです。1万回転を超えるタコメーターは、国内市販車では、初めてです。それを見るだけでも気分が高揚します。CR-Xは現在中古車でも高値安定です。特にSIRは超人気で、見つけたら即購入をお勧め致します。プレミアム価格は、一生続きます。
-
1人
-
- キックスのお出まし
- 投稿日 2023年2月7日
日産 キックス 2020年式モデル グレード:- -
総評
キックスは日産のミニマムサイズSUVです。ミニマムサイズですが、少し大き目で全長は4290ミリです。キックスは、欧州で先行販売されていましたが人気のカテゴリーなので、急遽国内販売されました。海外では、廉価版のガソリン車も有りますが、日本国内はe-POWERでの1本勝負です。エクステリアデザインは、日産お得意のVモーショングリルを備えた、日産アイデンティティの塊です。切長のLEDヘッドライトとの相性も良いです。パワーユニットは、ノートと共通の1.2リッターガソリンエンジンです。
良かった点e-POWERのハイブリッドシステムとは長い付き合いで、信頼性も上々です。e-POWERの魅力は、エンジンを発電機と割り切ったので、動力伝達機構がシンプルに出来た事。それとエンジンの発電能力を最大限に活かして、バッテリーを最小限の搭載に止めて、イニシャルコストの低減を図り、ユーザフレンドリーな価格設定も魅力です。インテリアは、欧州出身もあり、モダンな雰囲気です。茶系のインテリアは、室内を明るく演出します。安全装備も万全です。日産お得意のアラウンドビューモニター装備で、もうこれが無いと運転出来ない体になってしまいます。
気になった点キックスの気になる点は、基本設計の古さです。欧州デビューから数年経過した後での、日本国内での販売となりデザインテーマとしては、1世代前のモデルとなり敏感なクルマ好きの方だと、モデルの古さに気がつくレベルです。そんな事もあり、販売台数は思わしくありません。ただ、半導体不足の昨今は別で、人気車の納期長期化に共ない、キックスにもチャンス到来です。一時と比べて販売台数は右肩上がりとなっています。個性的なエクステリアは、逆にネオクラシックな雰囲気と相まって、良く見えそうです。
-
16人
-
- e-POWERって凄い
- 投稿日 2023年2月6日
日産 セレナ 2022年式モデル グレード:- -
総評
新型セレナは、何とe-POWERだけで勝負してきました。ライバル車のトヨタヴォクシーやノア、ホンダステップワゴンは、安価モデルとして、ガソリン車をラインナップしています。ハイブリッド車は、ガソリン車と比べて余分に高額なバッテリーと高出力モーター何必要で!どうしても高価になります。その対策として、安価なガソリン車をラインナップするのです。しかし、セレナはそれをやめました。e-POWERのスターティングプライスを約280万円にしてきました。日産さんのヤル気を感じます。装備を落とした仕様とは言え、その意気込みに感服です。
良かった点セレナの見どころは、沢山あります。その中の一つがデザインです。セレナは先代からのシャーシキャリーオーバーで今回で3世代目の流用となります。古いシャーシなので、シャーシの高さが高く、乗り込む時にステップが高くなります。また、スタイリングも背が高くなり過ぎるので、バランス的に不利となります。でもその弱点を逆手に取って、縦長意匠のLEDベットライト採用や、ウィンドウグラフィックで上手く中和させています。お見事です。走りの中心は、やはりe-POWERです。ワンペダル方式の走行は、直ぐに慣れて超楽チン運転が可能です。
気になった点ワンペダル方式は、アクセルを踏むと加速して、緩めると減速するのですが、減速のレベルが強烈なエンジンブレーキ相当で、当然の回生ブレーキなのです。アクセルの加減で停止までコントロールでき超便利です。これなら、プリクラッシュセーフティー満載のセレナには、関係の無い話ながら、誤発進での事故が無くなるのではと思ってしまいます。アクセルから足を離せば、ブレーキとなり停止可能なのですから。e-POWERに、こんな副産物的な事があるとは思っていませんでした。話は少しそれますが、今後主流となる電気自動車がワンペダル方式となれば、本当に人身事故が減りそうだと感じました。
-
2人
bZ4Xは、トヨタさんが鳴り物入りで開発して市場投入された電気自動車です。スバルとの共同開発名義ですが、主導したのは間違いなくトヨタさんです。ハイブリッド車の王者として、世界を牽引してきたトヨタさんにとって、EVを製造するのは容易な事です。ハイブリッドを構成しているパーツは、多岐に渡り長い自動車史の中でも、最も高度で複雑な技術を用いた車です。従ってハイブリッド車から、引き算すればEVは簡単に出来てしまうのです。流石は世界一の自動車生産台数を続けているトヨタさんです。