MOTAトップ ニュース/記事 特集 東京オートサロン2017 働くクルマはカッコいい!ちょっとレトロなトラック「T880」がイケてる!【TAS2017】

チューニング・ドレスアップの総合展示会、東京オートサロン2017 特設ページ

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モーターショー 2017/1/21 13:59

働くクルマはカッコいい!ちょっとレトロなトラック「T880」がイケてる!【TAS2017】

働くクルマはカッコいい!ちょっとレトロなトラック「T880」がイケてる!【TAS2017】

クラシック&クールな「T880」

アクティをベースにしたT880

ホンダ4輪車向けの純正用品を開発するホンダアクセスの従業員有志が自発的に集ってクルマを作り上げる「N Lab.(Nラボ)」。

N Lab.は昨年開催された「東京カスタムカーコンテスト2016」でグランプリを獲得した「S660 ネオクラシック コンセプト」を作ったことで知られる。

今年の東京オートサロンにもメーカー系ならではのデザイン力と技術力を駆使して、魅力的なモデルを展示した。

アクティをベースにしたT880

シンプルなデザインの白いボディが印象的なトラック「T880」は、ホンダの軽トラックのアクティをベースに製作されたオリジナルモデルだ。

「T○○○」というネーミングに思わずニヤリとしてしまう方もいるのではないだろうか。

かつてホンダは、成功した2輪の世界から4輪市場へ参入した際、「T360」というトラックを発売したことがあるのだ。

つまり、T880の数字は排気量を示している。エンジンはバモスからパーツを流用した660ccターボで、自然吸気エンジンで換算すると約880ccくらいになるとことから、880という数字が選ばれた。

アクティをベースにしたT880

今回の展示テーマである「働くクルマはカッコいい」に沿ってデザインされたボディは、最近のトラックではあまり見られない一体化した荷台が特徴だが、これは昭和30~40年代の小型トラックに良く見られたスタイルで、丸いヘッドライト・テールライトとともにクラシカルな雰囲気を演出する。

カスタムカーのように余計な装飾やバンパーが取り去られ、太いタイヤを収めるオーバーフェンダー、懐かしいバナナスポーク風ホイールやセンターマフラーを持つ外観はクールのひとこと。

トラックのカッコよさ、力強さとスタイリッシュさが見事に表現されている。テールゲートをトラックでは珍しい左右分割式にしているのもポイントだ。

インテリアもオリジナルデザインで起こされている。

>>T880やヴェゼルギアの写真を見る

使い勝手の良い頼れる道具を目指したSUV「VEZEL GEAR」

ヴェゼルギア(VEZEL GEAR)ヴェゼルギア(VEZEL GEAR)

「VEZEL GEAR(ヴェゼルギア)」は、ホンダの大ヒットSUVのヴェゼルをベースに、とことんギア(道具)感を打ち出したコンセプトモデルである。

ヴェゼルをはじめとしたコンパクトSUVは、どちらかというと都市部をスマートに乗り、いざとなれば悪路にも乗って行けるアクティブなクルマ、というイメージを持つ。ヴェゼルの最新のTVCMも、都会を颯爽と走るシーンが印象的だ。

だがN Lab.ではアーバンSUVのヴェゼルを、思い切り頼れるタフなギアに変身させた。

外観にはSUVらしさを押し出す樹脂製の黒いオーバーフェンダーを装着し、前後バンパーもタフなSUVを感じさせるデザインに変更。

ヴェゼルの流麗なフロントマスクは垂直面を持つ黒いグリルとし、ボディ後部に至ってはもはやヴェゼルの面影を留めない。

ヴェゼルギア(VEZEL GEAR)

荷台や室内は汚れてもいいように水洗いが可能な素材で作られ、前後フェンダーにはカラビナを引っ掛けられるようにフック掛けを設置した。

これらは、ボルダリングを趣味とする製作スタッフのアイデアによるものだそうで、ボディサイドやモールの端には、それをイメージさせるグラフィックも貼付けられている。

最近、思えばタフギア系のSUVがあまり売られていないので、ここまでワクワク感がある道具っぽいモデルは、逆に新鮮に見えるのが面白い。

買うと出かけたくなるクルマ、自分たちで欲しいクルマを作りたかった、というスタッフの言葉はよく具現化されていると感じた。

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