驚異的・神技的なドリフトテクニックで多くのファンを惹きつけるドリフト界のカリスマ、ケン・ブロック。
そのスゴさは、市街地や工場敷地内で撮影された「ジムカーナ」という動画で確認することができる。現在「ジムカーナ10」まで公開されているので動画サイトで是非チェックしてほしい。
そしてケン・ブロックといえば同シリーズの中で操るクルマも話題となっている。シリーズを通じてリアルでラリードライバーを務めるケン・ブロックらしくスバル インプレッサやフォード フォーカスのラリーカーの登場が多い中、「ジムカーナ7」では1965年型マスタングに845psを発生するNASCAR用の6.7リッター V8エンジンを押し込み4輪を駆動するモンスターマシン「Hoonicorn」でド派手なドライビングアクションを繰り広げる。
>>ケン・ブロックのHoonicorn V2(フォード マスタング)の画像を見る
その「Hoonicorn」は2016年にさらにパワーアップが行われ、「Hoonicorn V2(RTR Version2)」に進化した。
燃料をメタノール燃料化、ギャレット製ツインターボの追加によってエンジンの馬力はなんと1400ps!
そしてケン・ブロックはこのド級モンスターマシン「Hoonicorn V2」を世界屈指のヒルクライムレースが行われる「パイクスピーク」に持ち込み、崖から落ちんばかりのギリギリの攻めっぷりで駆け上がった。
その姿が収録されている「クライムカーナ」は、見ているだけで手に汗握る内容になっている。
東京オートサロン2018ではこの伝説のドライバー ケン・ブロックがデモランを行って話題となったが、トーヨータイヤのブースには「Hoonicorn V2」が展示され、こちらも大きな注目を浴びた。
思いの外コンパクトな印象を与える「Hoonicorn V2」の脇には、ケン・ブロックも愛用するトーヨータイヤのモータースポーツ用タイヤ「PROXES(プロクセス) R888R」の、「サイドウォールから刻印を取り除いた」ケン・ブロック専用特別仕様(295/30ZR18サイズ)も展示されていた。
伝説のドライバーが操る伝説のドリフトマシンの展示は東京オートサロン2018の主役の一つだったと言っても過言ではないだろう。
[Text:遠藤イヅル/Photo:島村栄二]
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