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ホンダ NSX 3.2 タイプT 福岡県
ホンダ NSX 3.2 タイプT 福岡県の詳細画像 その2
ホンダ NSX 3.2 タイプT 福岡県の詳細画像 その3
ロングビーチブルーパール
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後期ロングビーチブルーパール タルガトップ 3.2L 6MT
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先輩ユーザーによるクルマの口コミ・レビューをご紹介。新車・中古車探しのご参考にどうぞ。
リトラクタブルヘッドライトで有るので、ノーズはかなり低いです。全高も低くく、日常とは明らかに違う世界があります。3リッターV型6気筒で280馬力、30kgm、を発揮しています。ウェイトは1350㎏しかありません。3リッターながらターボ無しの自然吸気でこのパワーが凄いですが、HONDAは案外理屈責めで、このパッケージングを作りました。エンジンはスーパーカーでは有りますが、何とミッドシップ横置きです。この時代で、一からスーパーカーを作る際に横置きを選んだのはHONDA位です。リアにトランクを作るためには横置きしか選択肢がありませんでした。快適なスーパーカー、それがNSXです。
二代目が2017年に発売されましたが、それはアメリカ企画と聴いています。やはり初代のように世界を驚かすようなクルマにはなりませんでした。NSXの良い点はやはり名車だと言う事実です。総アルミボディで世界を驚かせ、運動性能もライバルの中でも一級品でした。しかも、ライバルに無いものをNSXだけが持っていました。それは快適なクルマです。コンビニにそのまま気軽に行ける柔軟性をスーパーカーで在りながら持ち合わせていました。しかもATでパワーステアリング付きです。今は価値も上がりオーナーは財産的価値も手に入れました。
やはりアルミボディは修理が大変です。フレームまで曲がるような事故は再起不能です。またパネルの板金も普通の板金屋では出来ません。やはり昔のスーパーカーであるのと、総アルミボディは扱い方がデリケートです。また当時は4ATで大満足でしたが、やはりスーパーカーなら4速は不足です。安楽なドライブの助けにはなりますが、せっかくのVTECエンジンの美味しい部分が味わい難いです。やはりNSXはマニュアルトランスミッションが良いみたいです。
初代NSXは1990年にデビューしました。スクープ写真が雑誌には掲載され、かなり盛り上がった記憶があります。量産するクルマで初めてアルミニウムモノコックボディを採用したスポーツカーでした。このボディ構造により、車両重量を抑えられ、高剛性を実現しています。また、NSXのエンジンはVTEC(可変バルブタイミングおよびリフト電子制御)が搭載されていてリッター当たり100ps近くパワーがありました。高回転域での出力向上と、低回転域でのトルク向上を実現しています。
NSXの最大の長所は、そのハンドリングの素晴らしさです。今は亡きアイルトンセナもハンドリングのアドバイスをしたのは有名な話しです。NSXは、非常に前後バランスが良く、コーナリングでも安定した走りを実現しています。また、高出力エンジンにもかかわらず、燃費も比較的良く、長距離ドライブにも適している側面がありました。この性能にフェラーリーはかなり刺激を受け、その後のクルマ作りが変わったくらいです。さらに、今見ても素敵なインテリアは、高級感があり、スポーティな雰囲気を醸し出しています。かっこいいです。
NSXの短所は、やはり価格です。庶民ではなかなか買えないプライスです。NSXは、アルミニウム技術をはじめ贅沢な素材を使用しています。そして当時では先進的な技術を採用しているため、価格が高くなっています。スーパーカーですから仕方ない事ではあります。また、NSXのエンジンは、高回転域での出力が優れている一方、低回転域でのトルクがやや弱いという欠点があります。特に今回試乗した3リッターエンジンはその傾向が強いです。マイナーチェンジで3.2リッターになったモデルは大丈夫です。
アルミニュウムのモノコックボディは世界に衝撃を与えました。また当時としては群を抜く快適性も見逃せません。当時のライバルはフェラーリーです。所謂スーパーカーといわれるカテゴリーに勝負を挑んだはじめての日本の車と言って良いでしょう。当時スーパーカーは速く走ることだけを目的として快適性は考えられていませんでした。しかしNSXはそのまま近所に買い物に行けるほどの快適性があり、しかも速さやハンドリングの楽しさはフェラーリに全く負けていませんでした。
試乗車は3200ccの排気量が初期型から増えた後期型です。初期型には乗った事は無いですが、このエンジンは柔軟性があり、高回転も素晴らしいエンジンです。チタンシフトノブが冷たいですが、温度が伝わると扱いやすいカタチをしているのが、分かります。6000rpmから快音が聞こえるVTECエンジンは6気筒らしい滑らかさが特徴で7000rpmから更な伸びる感覚は、このエンジンでしか味わえないかもしれません。スタイリングも独自性があり、オリジナルティが高いデザインです。
固定式ヘッドランプがアグリーです。盛り上がったランプの造形もスリークなボディデザインに合っていない感じがします。またマニュアルトランスミッションのクラッチが重いです。快適性が高いと言いましが、重めです。これは個体差か、或いは経年劣化の可能性もあります。またインテリアはナビが純正タイプが付いていましたが、視界の邪魔です。それと分厚くて見た目が古臭いです。これならナビ無しの方がいいです。スマホのナビの方が性能か良いと思います。
トヨタ2000GTが日本の最初のスーパーカーと思っていましたが、NSXが登場した時は、考えが改まってしまいました。量産車世界初のアルミニウムのモノコックボディを採用。アルミ溶接のやり方まで改良したHONDAの生産技術の高さに驚きます。スチールで同じボディを作ると100kg以上重くなるほど、軽量化に貢献しているアルミボディは、NSXを語る上で見逃すことが出来ないスペックです。また初期型のリトラクタブル仕様はMTにはパワステが無いスパルタンな仕様でした。
試乗出来たのは、極上の初期型ベースグレードのMTです。赤いボディカラーは褪色なく綺麗です。当時はフェラーリの真似と思いましが、今はHONDAデザインにしか見えません。フェンダーは前後共にフェンダーフレアが微妙に張り出し、サイドエアインテークとボディ、一体型のリアウイング、一文字のテールランプも間違いなくカッコイイです。3リッターV6は90度バンクのHONDA独自考えから導き出した角度ですが、VTECで武装したエンジンは魂を揺さぶる快音を奏でます。
フロント15インチタイヤですが、駐車スピードでもステアリングは重いです。現代人はパワーステアリングに慣れ切ってしまったので、走り出すと軽くなると言っても、重く感じます。うーん慣れないです。またスタイリング的には文句の付けようが無いNSXですが、タイヤ小さ過ぎます。フロント15インチ、リア16インチって、今のミニバンでも標準語で18インチがある時代、信じられないサイズです。またスタイリングと違いインテリアは古臭いかも。まだクラッシクまで行けない中途半端さがあります。
NSXの初期モデルは1990年9月に発売されました。今回の試乗車出来たのは生産中止前年登録の2004年式です。タイプSと呼ばれるモデルでマイナーチェンジの時に設定されたカタログモデルです。TYPE-Rほど過激な減量したモデルでは無くて軽量化は45kg。専用セッティングのサスペンションでワインディングロードなどでのスポーツドライビングが楽しめるモデルです。ヘッドライトはリトラでは無くマイナーチェンジ後なので固定式です。やっぱりリトラの方がNSXらしいですね。
やっぱりスタイリングが長所です。リアオーバーハングの長いスタイリングはいま眺めても独特ですが、空力にも効いていそうなのでかっこ悪く無いです。スーパーカーを実感するのは、1160mmの全高です。これはスープラやZとは違う価値観のクルマです。発売された時は、アメリカでは同窓会にコルベットで行くよりもNSXで行く方がモテると言う話しがありましたが、正にスタイリングのオーラが凄いです。またリアミドに横置きで積まれる3.2リッターV6VTECユニットはマイナーチェンジで排気量が拡大されましたが、切れ味は失っていません。素晴らしいエンジンです。
素晴らしいエクステリアに比べて、現在の視点でインテリアを見るとスーパーカーらしからぬ、ずいぶんあっさりとしたデザインのインテリアと感じます。ナビも付いていますが、分厚くなってしまって、とてもメーカーオプションの収まり方には見えません。やはりインテリアは時代の進み方が速く、直ぐに古さが露呈する感じです。いっその事こと、ナビ無しのほうがクラシカルに見えて良かったと思います。また足まわりは硬めで、路面の凹凸を正直に伝えるのが玉に傷です。
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ホンダ NSX 3.2 タイプT
支払総額:3,295万円 | 本体価格:3,275万円 | 諸費用:20万円 | 年式:2002年式 | 走行:3万km
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