このクルマを一言で表すと?
ディーゼルの武骨さとマツダのエレガントさを兼ね備えたSUVの最適解。
CX-5についてのオススメポイント
CX-5は日本におけるディーゼルのイメージをたった一車種でがらりと変えてしまいうるポテンシャルを持っている。乗ってエンジンをかけると、まずそのエンジンの静粛性に驚く。これはガソリンエンジンをしのぐ静かさである。それでいていざ加速、となればかつて人々を魅了した力強いトルクで引っ張ってくれる。エコモードで基本的にパワーは抑えられるような設計になっているが、しっかり踏み込めば圧倒的な加速が返ってくる。また運転席の座り心地も「コックピット」と呼ぶにふさわしいほど良い固さで、ハンドル、ペダル共に操作の実感がありリニアな操作も可能。これは一度乗ったら魅了される車である。
CX-5についての不満な点
マツダの個性的な外観をもろに受け継ぐクルマであるが故、好きな人は好きだが嫌いな人は嫌いな賛否両論あるデザインである(ちなみに私は好きである)。また欧州車のコンパクトSUVをライバルとして設計しているためか、路地が多く小回り性能が必要な日本の道路に少々合わないワイドボディである。一般に全幅が1800mmを超えると日本では運転に支障が出てくるといわれているが、残念ながら1850mmである。タイヤサイズも大きすぎる印象。