スバル・レガシィ(4代目・BL/BP系)
「ステーションワゴン」の代名詞と言えるほど大ヒットとなったためワゴンの印象が強いレガシィだが、ベースとなる4ドアセダンもワゴンに負けない優秀なクルマだ。3代目以降のスポーツグレードには『B4』のサブネームが与えられ、ワゴン以上にスポーティかつフォーマルなモデルとして仕立てられている。100万円以下で狙えるのは4代目にあたる先代モデルで、レガシィとしては初めて3ナンバーサイズのボデを採用。ただし、米国市場を意識した現行モデルほど大柄ではなく、日本国内で使用するにはジャストなサイズと言える。搭載されるエンジンはスバルお得意の水平対向ユニット。2.0、2.5Lの4気筒と3.0Lの6気筒があり、2.0Lにはツインスクロールターボを搭載するモデルもラインナップ。全車4WDなのもスバルらしいこだわりで、4WDがハンドリングに及ぼすネガティブな面も見事にクリアしている。あらゆる面で上質さを向上させているのが特徴のモデルで、3代目までにあった武骨な雰囲気は一切感じられない。洗練された運転感覚は特筆に値するレベルと言え、ライバル車とは違った独特の「スバルワールド」を、中古車でも体感することができる。