サーキットに比べると一般道の路面は補修の凸凹や、さらには表面の荒さも様々でとても過酷な条件となっている。特に、今回テストしたLE MANS 4といったコンフォート系のタイヤでは、乗り心地や静粛性をしっかりと確保した上で燃費性能を達成し、なおかつハンドリング性能もある程度の次元が求められる。
つまり、スポーツ系のタイヤであれば乗り心地や静粛性をある程度犠牲にしてでも、ハンドリング性能を高めることが求められるが、コンフォート系のタイヤではすべてにおいて高い次元が求められている。その意味で、LE MANS 4はトータルバランスにとても優れたタイヤだ。普段履きなれたタイヤよりも、もう一歩高次元のタイヤを試してみたいという方には、是非とも試していただきたいタイヤだ。
Text:HIDESHI MATSUDA Photo:KIYOSHI WADA