2017/1/20 19:26
シビックがまさかのミッドシップで騒然!2台のシビックフェリオをニコイチ!?【TAS2017】
東京オートサロン2017にはフレッシュなエネルギーが溢れる自動車学校の出品が多く、思い切ったデザインやインパクトのある設計で驚かされるクルマもあって来場者を楽しませた。
その中で奇抜さナンバー1だったのが、筑波研究学園専門学校自動車整備工学科(茨城県)が製作した「シビック 810 タイプR」だ。
最大の特徴は車名にある通りシビックをベースにしたミッドシップカーになっていることである。
シビックの駆動方式はご存知の通り、エンジンをフロントに横置きして前輪を駆動する、FFレイアウトだ。
古くはフィアット X1/9、日本ではMR2などがFF車のパワートレーン(エンジン+トランスミッション)をドライバー背後にそっくり移設してミッドシップ(MR)レイアウトにしていた。そのためこのカスタムカーも同様の手法で製作されているのかと思いきや、もっと大胆な方法だった。
シビック 810 タイプRもシビックのパワートレーンを後方に移設しているのだが、その移設方法がびっくり。
1台目のシビックフェリオ(EK3型)の、キャビンから前のサスペンションが付きパワートレーンが載った状態のフレームごとカット、続いて2台目の同型シビックフェリオのボディ後半を切断して、さきの1台目のフロント部分をそれにくっつけてしまったのだ。
>>ミッドシップのシビック 810 タイプRの写真を見る
つまり、いわゆる「ニコイチ」で作られたミッドシップカーなのである。さきほど紹介したFF車のパワートレーンをリアに移設する際の一般的な方法ではフレームを新規に設計・作製するのだが、同校が採った方法は、クルマの前部をそのままボディ後部に持ってくる、という超大胆な発想。
そして鉄板加工によるこれまた大胆なボディワークによって「シビック 810 タイプR」が誕生した。
もちろんリアにエンジンを着けた2台目のシビックのフロントからはエンジンが抜かれ、リアに持って来た部位からステアリング機構は省かれている。
車名の「810」の由来は、車体整備士コース8期生10人で製作したことから、とのことだ。
思い切った発想とそれを具現化するためのカット、溶接、外板製作、パテ成形、塗装などの各種技術は、「シビック 810 タイプR」を製作したメンバーにとって大きな糧になったことだろう。
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