ホンダアクセス開発者に聞く! “ズレない” “耐久性が高い”と定評のあるホンダ純正アクセサリー「フロアカーペットマット」開発の裏側に迫る/ホンダアクセス【PR】

世界中のホンダ車を愛用する方に向け、より魅力的で、より快適なカーライフを楽しんでもらうため、さまざまなホンダ純正アクセサリーを世に送り出しているホンダアクセス。純正アクセサリーとして、抜群のフィット感や耐久性のある素材選びにこだわっており、クオリティの高さはホンダ車ユーザーからも定評があります。

ホンダアクセス モデューロHonda Dog/ホンダアクセス

同社が手がけるホンダ純正アクセサリーには、『Gathers(ギャザズ)』ブランドで展開するナビやオーディオ、カスタマイズブランド『Modulo(モデューロ)』のエアロパーツやホイール、愛犬とのお出かけを充実させてくれるカーアクセサリー『Honda Dog(ホンダドッグ)』など、様々な商品がラインアップされています。

Honda Access(ホンダアクセス)

その中でも注目したのは、クルマに乗るほぼすべての人がお世話になっている、車内のフロアに敷くフロアカーペットマットです。

ホンダ車の多くには『フロアカーペットマット』『オールシーズンマット』の2種類をラインアップしていますが、フロアカーペットマットの新車購入時のユーザー装着率は非常に高く、ほとんどの人に選ばれているとのこと。

特に、アウトドアを楽しむユーザーやお子様のいるファミリーに好評を得ているオールシーズンマットに関しても、他社や市販品にはない装着方法を実現したことで、様々なユーザーが装着しているようです。その気になる装着方法とは?

また、ホンダ純正のフロアカーペットマットは「ズレない」「耐久性が高い」ことで選ばれていますが、商品開発をする上でどのあたりにこだわっているのでしょうか?

ホンダ純正アクセサリーのフロアカーペットマットのすべてを知る人物、ホンダアクセス 開発部 後藤 剛さんに、モータージャーナリストの岡本幸一郎さんが話を伺いました。

市販品と比べて純正アクセサリーって割高かも? と思っている方も、当記事を読み終わったあとには価格にも納得して選んでいただけるはずです。

ホンダアクセスでの開発に携わって15年。フロアカーペットマット開発の難しさや醍醐味とは?

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──ホンダアクセスでフロアカーペットマット開発に携わってどのくらいでしょうか?

後藤剛さん(以下、後藤):以前も自動車関連のメーカーにいて、2007年にホンダアクセスに入社してからもフロアカーペットマット開発に携わり続けています。現在では直接的にフロアカーペットマットの設計にはタッチしておりませんが、ラインアップしているフロアカーペットマットのほとんどに何らかの形でかかわっています。ちなみに、最初に携わったのは4代目オデッセイですね。

──4代目オデッセイは低床で革新的でしたから、苦労されたのではないでしょうか?

後藤:おっしゃるとおりで、なにせフロアがデコボコだったんですよ(笑)。

車高を低くするには、ヒップポイント(シートに座った時の人の股関節部分の位置)もできるだけ下げたい。でも、フロアの下には様々な装置があるので、高くせざるを得ないところはそのままで、下げられるところは下げてパッケージされています。

そんなフロアにちゃんと追従するフロアカーペットマットを作るのは大変でした。

──いきなり試練が与えられたんですね。その後は何車種くらい設計に携わりましたか?

後藤:その後これまでざっと20台ほど手がけてきて、最後に直接設計したのは2代目のN-BOXです。大勢の方にご愛用いただいているクルマなので、よく走っているのを見かけて、『ああ、みなさまに使ってもらっているんだな』という実感があります。部署では何車種も同時に並行してプロジェクトが動いていて、1車種の装備開発に数年かかります。スタッフはみんな大変です。

──純正アクセサリー開発に込めている想いとは?

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後藤:第1は車両を操作するアクセル・ブレーキペダルの近くに設定している商品ですので、ペダル操作に影響がないよう安全性には特に注意しています。

第2はお客様が選んくださったホンダ車に長く快適に乗っていただけるよう、耐久性やマットを敷く範囲にこだわっています。

──作る側の楽しさとか醍醐味はなんでしょうか?

後藤:やはり設計の立場としては、図面に描いたものが形になって、いざクルマに取り付けて『おお、いいじゃん!』となったときが最高ですね。それが世の中に出て、お客さまから高い評価をいただいたときは、この仕事冥利につきます。

「ズレない」「フィッティングが抜群」「耐久性が高い」の理由は?

──最近では社外品でも車種別をうたった商品が見受けられますが、純正アクセサリーのアドバンテージはどのあたりでしょうか?

後藤:一番はしっかり固定できて、ズレないことです。たとえば、運転席から後席にあるカバンを取ろうと身を乗り出して足をつっぱったときに、フロアカーペットマットは前にずれようとします。

その時の荷重に耐えられるよう、純正アクセサリーのフロアカーペットマットでは、なるべく目立たないようにしつつも、十分な強度を確保したホルダーでガッチリと固定しています。

ホンダ純正アクセサリーでは耐久性にも自信のある商品を送り出しているので、保証も3年あるいは6万kmとすべて共通して設定しています。

──立体的な形状にもかかわらず、ピッタリと装着できていますよね

後藤:車体の技術者と一緒にCAD(コンピュータによる製図)も駆使して検証しながら、最適な形状のマットを作れるためフィッティングも抜群です。車体の細かい情報まですべてを持って設計できるのは、純正アクセサリーの強みでしょうね。

「オールシーズンマット」に詰まった “純正アクセサリーならでは”

── “純正アクセサリーならでは” だと思っているものはありますか?

後藤:オールシーズンマットの取り付け方法が “純正アクセサリーならでは” ですね。フロアカーペットマットの上に取り付けができ、しっかりと固定した状態で使っていただけるのが大きな特徴です。

そのために独自のアタッチメントを開発したのもポイントです。これがなかなかのスグレモノだと自負していて、すでに特許も取得しています。

──アタッチメントで取り付けてみると、下に敷かれたフロアカーペットマットにピッタリ重なりますね。

後藤:フロアカーペットマットには泥がついたり砂が入り込むと、汚れや砂がなかなか落ちにくいですよね。そのため、普段はフロアカーペットマットを使い、汚れそうなときにはオールシーズンマットを使いたいという意見があり、それを受けて開発を行った商品です。

以前はフロアカーペットマットとオールシーズンマットのどちらかしか装着ができませんでしたが、一緒に付けてもらえるように刷新したことで、2つとも買っていただける方が続出しました。以前は商品同士でせめぎ合っていましたから、開発としても嬉しいことですね。

商品を刷新した際には、重いゴムではなくTPSというスチレン系の素材に切り替えています。こちらのほうがコストはかかりますが、ゴムに比べて圧倒的に軽くて造形の面でも優位です。また、素材の柔らかさにもこだわっています。軽量であることで、着け外しがしやすいというのもメリットですね。

──デザインでこわだったところはありますか?

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後藤:ブレーキペダルやアクセルペダルの操作に影響しないことは当然ですが、運転席の踵のところは耐久性を考慮して少し板厚を上げています。実際に触れてみるとすぐに分かっていただけると思います。

──オールシーズンマットはアウトドア系だけでなく多くの車種にラインアップされていますが、売れ行きはどうでしょうか?

後藤:一部のスポーツカーを除いてほとんどに設定しています。お客様に好評いただいており、フロアカーペットマットと重ねて敷くことができるというメリットを、もっと多くの方に知ってもらえたらと思っています。

ホンダ純正アクセサリーでは、リア(別売り)もフロント同様にフロアカーペットマットと重ねて敷けるよう設定していることが大きな特徴といえます。お子さまがサッカークラブなどで雨の日の練習をして、友達と一緒に泥で靴が汚れたまま乗り込んできても、笑顔で迎えられますね(笑)。

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フロアカーペットマットの「プレミアムタイプ」が選ばれる理由とは?

──フロアカーペットマットは、多くの車種で「スタンダードタイプ」「プレミアムタイプ」の2種類がラインアップされています。価格差もそれほど大きくないので、僕なら迷わずプレミアムを選びますが、スタンダードとプレミアムでは販売比率はいかがでしょう?

後藤:車種によって違いはありますが、販売比率はスタンダードタイプのほうが高いものの、近年ではプレミアムタイプを選ばれるお客さんが増えてきているので、比率に差はほとんど見られなくなってきています。

おそらく、ドアバイザーなどの純正アクセサリーとセットで少しお買い得になるパッケージも用意されているので、お客様にとっても選びやすいということもあるかもしれません。

──「スタンダードタイプ」「プレミアムタイプ」の違いはどこでしょうか?

後藤:わかりやすい部分では表皮の毛の長さや密度が異なります。そのため、プレミアムタイプは厚みがあり、スタンダードタイプは薄くなります。だからと言って、耐摩耗性や耐久性、消臭抗菌加工などの性能は同じになるように仕上げていますので、ご安心ください。その他では、エンブレムを金属・刺しゅう・タグの3種類を使い分けていますね。

また、フィットのようなセンタータンクレイアウト(燃料タンクを、前席の床下に配置する車両パッケージ)の車種には、プレミアムタイプにおいてはエクステンションマットを設定しています。このエクステンションがピッタリと沿う形状を実現しているのも、ホンダ純正アクセサリーならではの強みです。

──裏側の素材にも種類がありますが、タイプによって異なるのでしょうか?

後藤:プレミアムかスタンダードかを問わず、濡れて下まで滲みるとカビの原因になるので、浸透しないようにしています。実は車種によって裏側がポツポツしたものとザラザラしたものがあります。ポツポツのほうは樹脂なので水分は浸透しませんが、ザラザラのほうが心配ですよね?

ザラザラのものは、間にフィルムを挟むことで浸透しないように作られているため、どちらも安心して使用できます。補足すると、ポツポツもザラザラも滑りにくさという点ではどちらも社内基準を満たしているので、この点でも安心して使用できます。

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糸から開発をするほどこだわった新型シビックタイプR用のフロアカーペットマット

──シビックタイプR用のフロアカーペットマットも手間がかかっていそうですね

後藤:ありがとうございます。エンブレムにはアルマイトに赤と黒を組み合わせていて、これだけでも十分にこだわっていますが、目に入るところで所有感にも繋がってくるので大切にしています。エンブレムの下地となる部分は周りよりも毛の厚みが異なりますが、見た目を変えることで、エンブレムの存在感がしっかり出てくるようにしています。

Honda Access(ホンダアクセス)Honda Access(ホンダアクセス)

MTなのでクラッチ操作でカカトが触れそうな部分まで広めにヒールパッドを設けています。タイプR用をはじめ、多くの車種で専用のヒールパッド形状を採用しています。

──赤の色味も絶妙で、質感も良いですよね。

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後藤:実はこの生地の赤を表現するために、糸から開発したんです。毛の素材であるポリプロピレンは素材の特性上、染めることができないので、糸から作る必要があるのです。

また、赤というのは紫外線に弱い傾向があります。ふだんは足元にあるのでそれほど直射日光に晒されることはないとはいえ、社内基準を設けて紫外線に対する耐久性を確認しています。

──なるほど、そうなんですね。この質感で6万6000円(税込)というのはむしろ驚きです。

後藤:ありがとうございます。シビックタイプRに乗られるお客様には、ぜひ選んでいただきたいですね。

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3年もしくは6万km保証もついたホンダ純正アクセサリーなら安心

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ホンダ純正アクセサリーはどんなところをこだわっているかなど、後藤さんへのインタビューによってよくわかりましたね。ホンダ純正アクセサリーの価格は、市販の汎用品に比べると割高な印象はありますが、購入後の満足感は段違いでしょう。

今回紹介した商品に限らず、ホンダ純正アクセサリーの開発においては、使いやすく、安心して使用できるように様々な技術が投入されています。さらに『購入日・取り付け日から3年もしくは6万kmの保証』まで付いているのですから、それだけ自信をもった商品を提供しているということです。

アクセサリーパーツを選ぶならばホンダ純正アクセサリーをぜひオススメしたいですね。

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筆者   岡本 幸一郎
ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。
カメラマン   木村 博道
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