「ジムニー」「ジムニーシエラ」をスポーティに変える! ドリフト競技で定評のあるホイールブランド「CST」から生まれたジムニー専用モデル /ドゥオール【Vol.1】
ジムニーとジムニーシエラに特化したドゥオールのホイール
2018年に登場したスズキ JB64ジムニーとJB74ジムニーシエラは、大ヒットしたことでクローズアップされることが多くなり、アフターパーツの注目アイテムもどんどん増えています。
スポーティモデルのホイールとして広く知られているドゥオールの「CST(シーエスティー)」ブランドからも、ジムニー、ジムニーシエラに特化したホイールモデルが展開されています。ジムニー専用のモデルは現在5種類販売されており、どれも人気の高いホイールです。
今回はそんなCSTブランドについて紹介し、CST各モデルを発売順にそれぞれをご紹介していきます。
ユーザーのニーズを反映させたスポーティなホイール「CST」ブランド
CSTとは「Circuit Spec Tune」の略称で、スポーツ系のブランドがルーツ。ドリフト競技を行う車両をはじめとしたスポーティモデルに装着されるホイールとして広く認知されています。そして5年前から新機軸として登場したのが、ジムニー用のホイールです。
特徴はスポーツブランドらしい軽快なフォルム。ドリフトマシン向けに開発をして培った機能美をジムニーの足もとに注入する手法によって、他では見られない造形となり人気を集めています。
いずれのモデルもショップやユーザーにリサーチした上で、そのニーズをくみ取って開発に反映させるスタイルを貫くのがドゥオールのポリシー。その中でも、CSTのジムニー専用モデルは、毎年新作を発表しています。
常に時代を先取りするスタイルやデザインを世に送り出すのは、そんな開発スタンスがあるからこそではないでしょうか。
人気ホイールの遺伝子を引き継ぎ、ストリートからサーキットまでを具現化したホイール「ZERO-1 HYPER+J」
第1弾モデルとして登場したのは「ZERO-1 HYPER+J(ゼロワンハイパー プラスジェイ)」。スポーツホイールとして既に高い人気を誇っていた「ZERO-1 HYPER」をジムニー用へと展開したモデルです。
「ジムニー専用のスポーティなホイールが欲しい」というユーザーからの声を受けて登場したのがデビューの経緯。先細りするテーパー形状を持つ細身の7本スポークやスポークエンドをリムオーバーさせるなど、スポーツを全身で感じさせるデザインとなっています。
「ZERO-1 HYPER+J」は、ジムニーだけでなく、シエラサイズ(6J IN±0)、さらにはジムニーのオーバーフェンダーサイズ(5.5J IN-20)も用意。ホイール中心に向かってへこむコンケイブによって、ホイールの奥行感も満点のモデルです。
迫力のある92mmの深リム「ZERO-1 HYPER S」
続いて、第2弾モデルとして登場した「ZERO-1 HYPER S(ゼロワンハイパーエス)」。第1弾モデルがスポーツ指向のデザインでジムニーユーザーから大きな反響を呼び、デビュー直後から人気を博したため、早々に進化モデルが計画され、第2弾モデルが誕生しています。
5本スポークの典型的なスポーツテイストを備えたデザインに加え、このモデルがこだわったのは“リムを取る”というデザイン。ジムニーのホイールに深さを追求して足もとのオリジナリティを引き出すのが狙いとなっています。
ジムニーからジムニーシエラ、さらにはオーバーフェンダーサイズまでを用意しており、最大リム深度はなんと92mm。リムをポリッシュしてつやを出したモデルもラインアップするなど徹底して深リムを主張しています。
タイヤのロゴが白く着色されたホワイトレタータイヤとの相性も良く、スポーツテイストのホイールのもうひとつのアレンジ方法として注目が集まっています。
強度やワイルドさにもこだわった上質感のある「ZERO-1 HYPER XJ」
そしてCSTのジムニー用モデルとして第3弾のラインアップとなったのが「ZERO-1 HYPER XJ(ゼロワンハイパー エックスジェイ)」。
スポーティ路線も定番になってきたCSTから、新たな選択肢として用意されたこのモデルは、現代流のスポーツテイストと上質感を兼ね備えているのが特徴です。
細身の10本スポークも新時代のスポーツを思わせるフォルム。スポークはラウンドフォルムや鋭角なテーパー形状を採用することで動きを表現しているのも見どころです。スポークの内側を掘削して銀色にすることで、立体感を出す「マシニング処理」を加えたデザインも存在感を強調しています。
ヒネリを加えた幅広スポークが特徴の「ZERO-1 HYPER JL」
第4弾モデルとなる「ZERO-1 HYPER JL(ゼロワンハイパー ジェイエル)」はこれまでの路線とは異なる意欲的なモデルとなっています。
幅広スポークの採用に加えヒネリを取り入れたデザインなど、新しいデザインセンスを注入することを優先したモデル。大きくラウンドしたスポークはリムオーバーすることで、大径感と奥行き感を同時に表現しています。
厚みのあるタイヤとの組み合わせによって立体的な足もとコーディネートが完成するのもこのホイールの狙いです。シンプルながらワイルド、しかし今までなかったホイールデザインを求めているユーザーに訴えかけるモデルとなっています。
ベーシックなシンプルさにこだわり、オリジナリティも出すことが可能な「ZERO-1 HYPER J6」
そして最新作として2021年にデビューしたのは「ZERO-1 HYPER J6(ゼロワンハイパー ジェイシックス)」です。
テーマにしているのは“スポーツへの原点回帰”。6本スポークの王道デザインを採用し、オーソドックスでタフなオフロード系の足もとを作るには絶好のデザインと言えます。
「ベーシックなスポーツデザインのホイールが欲しい」というユーザーニーズを受けて開発されただけに、シンプルで正統派のオフスタイルにピタリと決まります。付属のステッカーを使ったオリジナル化が楽しめるのも同モデルならでは。
スポーツテイストを軸にさまざまな方向性に分かれるCSTのラインアップ
ジムニーをもっとスポーティ印象を高めたい、そんな思いでホイール交換を実施するユーザーなら注目のブランドになるCST。
現行モデルのJB64ジムニーやJB74ジムニーシエラ、さらにはジムニーのオーバーフェンダーサイズまでを取りそろえるジムニーに特化したラインアップが魅力的。先代モデルのJB23ジムニーもホイールスペックは共通なのでマッチングも問題は無さそうです。
スポーティテイストをジムニーに取り入れるにはCSTブランドを選ぶのがオススメです。今後のドゥオール「CST」ブランドの動向については公式HPをチェックしてみてください!
- 筆者 土田 康弘
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Brand Info - CST
ドゥオールとは?
ドゥオールは、東京都目黒区に本社を置く自動車用ホイールメーカーです。1991年に創業して以来、数々のカー用品の企画、製造を行っています。なかでもオリジナルブランドの「ALGERNON(アルジェノン)」「CST(シーエスティー)」などが有名。また有名カー用品メーカーの販売代理店としての事業も行い、幅広い商品を取り扱っているのも、特徴のひとつです。「サーキットでも通用する商品をストリートへフィードバックする」という創作理念のもと、過去の経験と確かな実績に基づいたホイールを製作しています。
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