自分だけの最高なハイラックスにカスタマイズしてくれるアクセルオート。渾身のコンプリートカー「マッドラック仕様」「ローダウン仕様」をご紹介/Axellauto(アクセルオート)Vol.2
国内でのハイラックス・カスタムシーンをリードするアクセルオート
2017年から日本にて発売が開始されたトヨタのピックアップトラック「GUN125型ハイラックス」。このクルマの魅力といえば、アフターパーツの豊富さ。ハイラックスの製造国として一足早く発売したタイでは、ボディキットや足回りパーツ、デッキ(荷台)まわりの架装パーツなど、スタイリング、使い勝手を高める多彩なパーツをラインアップしています。
なかでもタイで投入されたグレードである「ROCCO(ロッコ)」は、存在感のあるグリルや、フロントバンパーからつながるオーバーフェンダーというワイルドなスタイリングで、GUN125型ハイラックスのアイコンとしてカスタムシーンをけん引してきました。
そんな過熱するタイのカスタムシーンに、国内でのカスタムショップでいち早く注目したのが「アクセルオート」なのです。同店では、タイで販売される多数のカスタムパーツや純正オプションをチェックし、使い勝手とクオリティの高いアイテムを厳選しています。
当記事では、そんなアクセルオートが用意したGUN125型ハイラックス用のカスタムメニューや、コンプリートカー製作へのこだわり、注目のコンプリートカー「マッドラック仕様」「ローダウン仕様」をご紹介していきます!
その前に、まずはGUN125型ハイラックスについて、そしてアクセルオートについてご紹介しましょう。
ますます人気が高まるGUN125型ハイラックス
1968年の登場から50年以上の歴史を持つ、トヨタ ハイラックス。世界180カ国以上で累計販売台数2000万台オーバーを誇るピックアップトラックとして、高い人気を誇ってきたモデルです。
8代目にあたる現行のGUN125型ハイラックスは、現時点では日本国内で唯一、新車で正規販売されるピックアップトラック。クロカンに多く採用される頑丈なラダーフレームに、大きな重量に耐えられるリーフリジットのリアサスペンションを持つ、ピックアップトラックの王道フォーマット。そして鋭い顔つきや武骨なスタイルが特徴で、見ているだけで所有欲をそそられたという人も多いでしょう。
GUN125型ハイラックスが登場したのは2015年。生産国のタイで発表し、販売がスタート。日本への導入は2017年。先代となる7代目の日本導入がなかったため、ハイラックスというネームは約13年ぶりに復活を果たしました。2020年にはマイナーチェンジを受け、さらに存在感のある顔立ちを手に入れ、スタイリングのアップデートが行われました。
ライフスタイルにマッチしたアイテムをラインアップするセレクトショップ
続いてアクセルオートについてご紹介しましょう。
名古屋にある同店の展示スペースには、大口径ブロックタイヤを履いたリフトアップ仕様から、デッキにラックを載せてその上にルーフテントを備えたオーバーランダー仕様、スタイリッシュなシティーオフローダー仕様など、多様なスタイルに仕上げたGUN125型ハイラックスが並んでいます。
「当店ではタイ・トヨタの純正パーツから、タイのトヨタディーラーで販売されているパーツ、その他のカスタムパーツまで、幅広くアイテムを用意しています。ボディパーツやフットワークパーツ、吸排気パーツ、ベッド(荷台)の架装パーツなど、バラエティに富んだアイテムをラインアップし、スタイルに合わせて選べるようにしています。カスタムパーツを充実させているため、当店でGUN125ハイラックスを購入される方の9割はカスタムを楽しまれています」とは、アクセルオートの村上慎二さん。
使い勝手とクオリティを両立するカスタムメニューや純正オプションパーツを豊富に用意
ハイラックスに向けさまざまなパーツを用意しているアクセルオートですが、なかでもオススメの商品を村上さんに紹介してもらいました。
「まずは、デッキのテールゲートの上げ下げのスピードを調節する『アシストダンパー』ですね。重さのあるテールゲートを開く際、急に倒れてこないように気を遣いますよね? ましてや小さなお子さんがいる場合、事故を防ぐためにも細心の注意を払わないといけません。そこで『アシストダンパー』装着すれば、テールゲートがゆっくり開き、怪我の心配がなくなります」
「一方で重いテールゲートを締めるのもなかなかの力が必要。そこで『テールゲートアシストスプリング』を取り付ければ、軽い力で締められるようになります。当社ではどちらも装着される方が多いですね」
また、タイの純正オプションを後付けするカスタムも積極的に取り組んでいる同店。純正オプションの中でもオススメなのが「オート格納ミラー」とのこと。
「施錠と連動してドアミラーが締まる機能は、タイ本国では純正オプションで用意されていますが、日本仕様には設定がありません。なによりタイ・トヨタの純正オプションなので、信頼性、安全性、メンテナンス性も高いのが魅力ですね。これさえあれば、狭い駐車場にも停めやすくなります。この他にも、純正オプションを後付けするメニューも用意しているのでチェックして欲しいです」と村上さん。
遊びや使い方、家族構成をもとに、最高の1台となるコンプリートカーを仕上げる
アクセルオートでは、パーツ販売に加え、セレクトしたパーツを取り付けたコンプリートカーの販売にも注力。同店では、どのようにしてユーザーとコンプリートカーを作り上げていくのでしょうか。村上さんに伺いました。
“無駄買い”の起こらないパーツ選び
「お客様には、ハイラックスをどんなクルマにしたいのか、用途は何なのかをできるだけ明確にしていただきます。それにより、間違いがないパーツ選びができるんです。一番良くないのは、“無駄買い”をすることですね」
アクセルオートでは、できるだけユーザーに損をしてもらいたくないので、丁寧にヒアリングを行うとのこと。ちなみに、“無駄買い”とはどんなものなのでしょうか? 村上さんから具体的に聞いてみました。
「たとえば、リフトアップしたいけど価格優先でスプリングだけ購入したとします。ですが半年もしないうちに、もっと車高を上げて乗り心地も良くしたいとなれば、スプリングとショックアブソーバーのフルキットに、スタビライザーの追加など、選ぶアイテムが変わってきます。すると、最初に買ったスプリングと取り付け工賃は無駄となってしまう。それが“無駄買い”です」
家族構成や使用機会も考慮にいれたカスタム
家族構成や使用機会もコンプリートカーづくりには重要な要素とのこと。
「小さなお子様や家族が乗るならば、過度なリフトアップはオススメしていません。また、そのクルマを日常的に使うのか、遊びの時だけに使うかでもパーツ選びは大きく変わってきます。コンプリートカーを製作する場合は、このように細かくヒアリングをしながら、最終的にどんなクルマを作りたいのかを明確にするお手伝いをさせていただいています」と村上さん。ゴールさえ明確に決まれば、パーツ選びで大きく間違うことはないとのこと。
「これまで培ったノウハウを生かし、最高の1台を一緒に作り上げていきます」と、自信を持った表情で村上さんは話してくれました。
続いて、アクセルオートが製作したコンプリートカーの中でも、筆者が注目した2台をご紹介しましょう。
最旬のオーバーランダースタイルにも仕上がる「マッドラック仕様」のコンプリートカー
厳選したタイ製パーツやアクセルオートのオリジナルパーツを装着したコンプリートカーのなかで筆者が注目したのは、車高を3インチアップさせた「マッドラック仕様」です。
荷台用の堅牢なキャリアー「マッドラック」を取り付けたコンプリートカーで、サーフィンやスノボなどの道具を載せられるだけでなく、ルーフにテントを取り付ければ、“車上泊”を楽しめるオーバーランダー仕様にもなる、自由度の高い使い方ができる1台です。
荷台だけでなく、力強さや迫力がたっぷりなスタイリングも必見。ワイルドなフェイスはタイで販売されるワイルドなフロントバンパー&グリル「Rocco (ロッコ)フェイスキット」に、オーバーフェンダーを装着。
そこにドアの開閉に連動してステップが展開・収納される「パラレルモーションステップ」、リアデッキに乗り込む時の補助ステップ「Tステップ」、バックドアハンドルをメッキからマットブラックへと変えるタイ・トヨタ純正の「リアゲートハンドルガーニッシュ」など、見た目と機能性を両立したパーツ類も見逃せません。
純正ではハメ殺しとなっているデッキ後部ウィンドウをスライドウインドウ化する「Carry Boy(キャリーボーイ) リア・スライドウィンドウ・ガラスキット」を装備。昔のハイラックスを彷彿とさせるスライドガラスは、ツウ好みのカスタム。
足回りには、アクセルオートのオリジナルホイール「AX66(17×8.0J −10)」に、オフロードタイヤ「MONSTA EXTREME MUD(33インチ)」をマッチング。さらに「3インチリフトアップ」&「オーバーフェンダー」を組み合わせ、刺激的なスタイリングに仕立てています。
これだけのパーツをセットにしたコンプリートカー「マッドラック仕様」が税込500万円〜(コンプリートカーでは265/70R17タイヤを装着)で販売されているので、コストパフォーマンスも抜群。手に入れた瞬間から、最旬スタイルのピックアップトラックに乗れる歓びを、ぜひ味わっていただきたいです。
4WDピックアップらしからぬ、レーシーなローダウン仕様!
もう1台、ズラリと並んだコンプリートカーのなかで注目したのは、東京オートサロン2020に出展していたデモカー。
レクサスに使用されている「キャンディレッド」にオールペンしたモデルで、ボディカラーとコントラストをなすカーボンボンネットが刺激的な1台です。
フロントグリルやフロントバンパーからスムーズに繋がる「オーバーフェンダー」は、タイのブランド「PSP」製。レーシーな顔立ちに仕立てる「カーボンリップ」や「ルーフスポイラー」も同じPSPで統一されています。
レーシー度をさらに高めているのが、オーバーフェンダーからのぞく足回りパーツです。ホイールにはホイールメーカーの老舗「RAYS(レイズ)」が鍛造したボルクレーシング「TE37 XT M-SPEC(17インチ)」に、ヨコハマタイヤ「アドバンスポーツV105(255/60)」をマッチング。アメリカ合衆国最大のレースNASCARで使用されているストックカーのような、ムチッとしたタイヤが魅力的ですね。
リフトアップ仕様が多いハイラックスにおいて、ここまでロワードしたモデルを国内でお目にかかれることは多くはないでしょう。それは、日本ではローダウンの難易度が高い4WDモデルしか発売されていないためです(タイでは2WDモデルを発売しています)。
ですが、アクセルオートでは4WDモデルでもローダウンを実現。オリジナルのローダウンキット(前:車高調キット/後:ローダウンキット)をベースに、フロントのアッパーアームの干渉を防ぐ「ナックル短縮加工」と、リアの車高を下げられる「ホーシング逆付け」によって、カタマリ感たっぷりなロワードフォルムに仕立てることに成功。
アクセルオートの「ローダウン仕様」は、GUN125型ハイラックスカスタムのさらなる可能性や、アクセルオートのノウハウの多さが分かる1台でしょう。
GUN125型ハイラックスで国内屈指の知識と技術を持つアクセルオート
GUN125型ハイラックスをベースに、さまざまなスタイルを提案するアクセルオート。国内でも指折りのノウハウを持ち、タイをはじめ世界から使い勝手とクオリティの高いパーツを見つけてくるセレクトショップ。同時に、GUN125型ハイエース専用に仕上げたオリジナルパーツをプロデュースするメーカーとして、同店はGUN125型ハイラックスのカスタムに欠かせない存在になっています。
興味が出てきたら、ズラリとコンプリートカーが並ぶアクセルオートの店舗へ、まずは訪れてみてください。ローダウン仕様からオーバーランダー仕様、シティオフローダー仕様など、あなたが求めるスタイリングのクルマが見つけられるでしょう。
気になる仕様のGUN125型ハイラックス見つかったら、自分のライフスタイルなどを踏まえた上でのカスタムメニューを相談し、“無駄買い”のない自分だけの最適な1台を作り上げてみてはいかがでしょうか。
- 筆者 岡本 晃
- 元自動車雑誌編集者/編集長。現在は「オフィス・アヘッド」という屋号で、ライター/編集者として活躍している。自動車雑誌、カスタム系雑誌への寄稿が多く、関西エリアを拠点に活動中。ジャンルを問わず、面白いモノ・コトを掘り起こして執筆することに力を注いでいる。
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Brand Info - Axellauto(アクセルオート)
アクセルオートは名古屋市にある自動車ディーラーとカスタムショップがひとつになったトータル・カーショップ。 アルファード、ヴェルファイアなどのオリジナルのコンセプトカーを制作、さらにドレスアップに最適なカスタムパーツもオリジナルデザインで制作・販売。新車・中古車の販売でもオートローン、自動車保険も完備し、全メーカーを販売。カスタムカー部門では東京オートサロンにて部門賞を受賞、VICTREXブランドを立ち上げてヴェルファイアのリムジン制作、 ハイラックス用カスタムパーツの輸入販売など、アクセルオートの技術力を活かしたカスタムを行う。