アバルト500&595を刺激的にカスタムするエアロとマフラーがデビュー|アーキュレー【Vol.4】
アグレッシブなスタイルをさらに加速させるアーキュレーのパーツ
2007年に登場(日本発売は2008年から)した現行型のフィアット500は、ルパン三世でも知られる先代型500のクラシカルなイメージを踏襲しながらも、独自のエッセンスを加えることで、登場から13年が経過した現在でも全く古さを感じさせずに多くのファンを虜にしているモデルである。
そんなフィアット500をベースとして、かの有名なアバルトが手掛けたホットモデルがアバルト500(現アバルト595)だ。ベース車の可愛らしい雰囲気は残しつつもアグレッシブなエクステリアとなり、1.4リッターターボエンジンはベース車にはない活発さをプラス。その稀有なキャラクターから老若男女問わず愛されているのはご存知の通りだ。
しかし、いくら唯一無二の個性を持つアバルト500とはいえ、すでにデビューから10年以上が経過し、街中でも同じ仕様とすれ違うことも増えてきた。となると、より自分らしい1台に仕上げたいと思うハズ。特にキャラクターの個性が強いアバルト500のオーナーならばなおさらだろう。
そんなアナタにオススメしたいのが、輸入車を中心にエアロパーツやエキゾーストキットをリリースしている「アーキュレー」のアイテムである。
アーキュレーが用意するアバルト500用エアロパーツは、フロントリップスポイラー、サイドステップ、レーシングリアウイングの3アイテム。それも純正のフォルムを崩すことなく、よりスポーティでアグレッシブな印象に仕上げてくれるものとなっている。また、専用のマフラーも2種類用意されているので、自分にあったものをチョイスできるハズだ。
コダワリが詰まったアバルト500/595用エアロ
フロントリップスポイラー
ノーマルでもワイドな印象となるアバルト500のフロントバンパーを、よりアグレッシブな雰囲気にしてくれるフロントリップスポイラー。特にセンター部分に抑揚を付けることで、ノッペリとした印象になりがちなフロントフェイスをまとめ上げてくれている。
フロントリップスポイラーは写真のカーボンCFRP製のほか、コストパフォーマンスに優れたFRP製も用意。カーボン柄もスポーティだが、ボディ同色とするとワイド&ローフォルムが強調できるので悩ましいところだろう。なお、フロントリップスポイラーに関しては前期型(~2017年2月)のみ適合となる。
サイドステップ
純正のサイドステップにプラスする形となるアーキュレーのサイドステップは、小ぶりながら存在感はバツグン。こちらもカーボンCFRP製とFRP製が選択できるので、カーボン柄をチラ見せするもよし、ボディ同色として視覚的なローフォルムを実現するのよし。ボディカラーによっては違う色に塗装してみるのも面白いかもしれない。なお、こちらは年式問わず、すべてのアバルト500、及び595に装着が可能となっている。
レーシングリアウイング
アバルト500にはノーマルには備わらないリアウイングが標準装備されるものの、やや物足りない感のある小ぶりなものとなっている。そこのイメージを一気に変えてくれるのがアーキュレーのレーシングリアウイングだ。
「レーシング」という名前の通り、ウイングの角度を3段階で調整できるようになっており、走るステージに応じてリアのダウンフォースをコントロールすることが可能。にもかかわらず装着は純正ウイングを利用して両面テープと金具で固定する方法を採用しているので、ボディ側への穴開けなどは不要となっている。
こちらはカーボンCFRP製のみのラインナップとなっているが、写真のようにウイング部分だけを残して土台部分をボディ同色にペイントするなど、アイデア次第でさまざまな表情を見せてくれる点も面白い。
レーシングリアウイングはアバルト500及び595すべてに装着可能となっているが、当然ながらルーフが開閉できる500C及び595Cは装着不可となっている。
2種類のテールを用意するアバルト500/595用マフラー
マフラーに関しては自社工場を持ち、OEM生産も請け負っている同社。アバルト500及び595用のマフラーは2種類が用意されている。
一つは、101ミリの大口径の出口が左右出しとなる大迫力のもの。こちらは平成22年3月31日以前の車両が対象となる旧基準対応品となり、材質はステンレスとチタンの2種類が設定されている。
もう一つは、60ミリダブルの出口が左右に備わる合計4本出しとなるレーシーなもので、平成22年4月1日以降の車両が対象となる新基準対応品。材質は独特の焼き色が美しいチタンとなっている。
なお、どちらのマフラーもチューニングが異なる「トリブート フェラーリ」には対応していないのでご注意いただきたい。
プロショップはもちろんDIYでも装着可能なクオリティの高いエアロパーツ
ということで、見慣れたアバルト500に新たな魅力を吹き込んでくれるアーキュレーのエアロパーツとマフラーだが、なぜここまでアバルト500オーナーの心をくすぐる物ができたのかというと、それは代表の藤壷氏自らがアバルト500オーナーだったからに他ならない。自らが欲しいと思ったエアロパーツを創り上げたというワケなのである。
またアーキュレーのエアロパーツはなによりもクオリティを重視しており、カーボンパーツ表面の綾織りは目がキチンと揃うように職人がひとつひとつ手作業で作っている。また、フィッティングにも力を入れているため、ほとんど加工をすることなく装着することが可能なため、DIYで装着をするユーザーからも高い支持を集めているそうだ。
海外のアバルトユーザーにも好評のアーキュレー
現在ではそんなクオリティの高さを聞きつけた海外のユーザーからも引き合いが増えているそうで、アメリカ、スペイン、フランス、そしてアバルトの本拠地であるイタリアにも愛用者がいるんだとか。日本のセンスとはまた一味違う彼らのカスタム手法を見ることで、よりカスタマイズ欲が沸いてきてしまいそうである。
なお、アーキュレー製品はサイトに記載されている代理店のほか、大手カー用品店でも取り寄せることが可能となっているので、気になった人は問い合わせてみてはいかがだろうか。
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Brand Info - アーキュレー
「ARQRAY(アーキュレー)」は自動車用スポーツマフラー製造会社のEx-Engineeringが展開する輸入車専用マフラーブランド。1999年の設立以来、膨大な数の輸入車用マフラーを開発し、国内の自社工場で製造してきた。プロダクツはすべて車検対応。その上で、排気効率、サウンド、ファッション性など、さまざまな要素を向上させることをポリシーとしている。最高級SUS304ステンレスや軽量チタン材をはじめとする厳選素材を使用し、熟練の職人によって組み上げられる製品は、海外からも高く評価されている。