腰痛に効くと大評判!腰痛持ちの悲痛な願いを叶える自動車用シートクッション|Mission-Praise(ミッションプライズ)【Vol.1】
自身の辛い腰痛経験を元にシートクッションブランドを設立
一度患うと、一生の付き合いになることも珍しくない腰痛。国民病ともいえる腰の痛みは、長時間無理な姿勢を強いられることで発症するケースも多い。運転愛好家の中にも、腰痛に悩まされている方は多いことだろう。
そんな悩めるドライバー達から、絶大な支持を獲得しているシートクッションブランドがある。有限会社スギウラクラフトの「Mission-Praise(ミッションプライズ)」だ。
それもそのはずで、代表の杉浦武史氏は元腰痛持ち。重度のヘルニアを患い、10年以上も大好きなゴルフから遠ざかっていた経験を持つ。ミッションプライズは、杉浦氏が自らの腰痛を克服するべく生み出したシートクッションのファクトリーブランドなのだ。
毎日の運転動作が原因で重度のヘルニアを発症
話は少し遡り、1980年代のこと。バレーボールでインターハイ出場経験もある杉浦氏は、高校卒業後に実業団チームに所属。引退後に地元の家具メーカーに就職して独立し、某有名寝具メーカーや車の純正シートの縫製などを請け負ってきた。それからしばらく経ち、腰の痛みに悩まされるようになる。
「周りからは『ゴルフのやり過ぎだ』って茶化されましたが(笑)、車の運転も大きかったと思うんです。車内は狭い空間だし、振動もある。ホールド性のない硬いシートの商用車を毎日のように運転していましたから、腰にかなりの負担がかかっていたと思うんです」
その後、ヘルニアの除去手術を受け、あらゆる腰に良いといわれるモノを試したが、なかなか痛みが引かなかった。「ないのなら作ってしまおう」と、自社で腰に良いシートクッションの開発がスタートしたというわけだ。
腰に良く、気分が上がるシートクッションを
各パーツの位置を自由に調整できるフルアジャスタブル機能を備える画期的なシートクッション
シートクッションを開発するにあたり、杉浦氏が心掛けたのがドライバーにとって一番良い姿勢をキープすることだった。そのために、理学療法士と一緒に試行錯誤を繰り返した。それと同時に、車内の雰囲気を損なわないデザインにもこだわった。
「従来も腰に良いといわれるクッションなどはありましたが、野暮ったかったり、いかにも健康目的のようだったり、車内に置きたいと思えるようなモノがなかったんです。作るのなら、装着することで車内が華やかになったり、気分が変わるモノを提供したいと考えていました」
公的な研究機関からも効果が実証され、口コミで評判が広がる
そうして完成した試作品を杉浦氏は社用車や自家用車に装着。職場のイスにも取り付け、日常的に使用した。すると徐々に腰の痛みが和らいでいき、ゴルフができるまでに回復。消費科学研究所で試験したところ、シートクッションの優れた耐圧分散効果が証明された。発売されたミッションプライズのシートクッションは、大学の研究室でも、使用すると心電図や筋電図の数値が改善することが実証されたのだ。
■名古屋市立大学大学院 芸術工学研究科による実験
実験内容 | |
被験者 | 大学生13名(男性4名/女性9名) |
検証内容 | 自動車運転シミュレーターによる運転動作1時間(クッションの有無を同一被験者にて実験) |
測定 | 心電図・筋電図・座面圧の運転動作開始前と終了時の差 |
使用クッション | JD-4(E-Line) |
実験結果 | |
心電図 | クッション使用者の方が身体負担が少ない |
筋電図 | クッションを使用することで座位姿勢を保持する負担が少ない |
座面圧 | 運転動作中の重心の移動距離、重心の変動について、いずれもクッション有の方が値が小さい。 重心位置の変化が少ない。クッションを使用することで、身体を安定して支えている |
革新的な構造を取り入れたシートクッション
ミッションプライズは、フレームシステムという独自の構造を開発し、すべてのモデルに採用している。通常、市販のクッションは綿やウレタンの塊が詰め込んであるが、ミッションプライズは人間と同じ骨/肉/皮という要素で構成されている。骨となるのはポリエチレンフレーム、肉は難燃性ウレタン、そして皮が通気性の高いメッシュ素材。世界的にも類を見ない、革新的な構造になっている。
特長としては、軽量かつ通気性が高く、さらにデザイン性の高い美しい曲線を持っているということ。ステッチで作られたくぼみは三次元形状を生み出し、その部分が空気の通り道となるため、蒸れにくくなっている。またフレームの程よい硬さが、心地よい刺激と正しい姿勢を保ってくれる。
Hand Made in Japanにこだわり、全工程を自社で行う
ミッションプライズがブランド展開されたのは2014年。人気と評判を獲得するまでに、そう長くは掛からなかった。わずか2年で「2015年度楽天カー用品大賞年間総合No.1」や「28th日刊自動車新聞用品大賞2015」を受賞。毎年ニューモデルをリリースし、ユーザーの期待に応え続けている。
でも、杉浦氏には生産体制を拡大する考えはない。
「お客様の声を大事にしたモノづくり。レビューや展示会での声、モニター検証での声などにできる限り応えられるように努力しています。売り上げや利益にあまり走らず、お客様の望む良いものを作り、それを使っていただき、喜んでいただけたら、我々にとってもそれ以上の喜びはありません」
ユーザーからの期待に応える新製品を続々とリリース
生産体制の拡大には無関心な杉浦氏だが、設備投資には余念がない。最新鋭の自動ミシンや裁断機を導入し、検針機の周囲には監視カメラも設置。徹底した品質管理体制を敷いている。
「良いものをしっかり作っていれば、お客様に喜んでもらえる。それがモノ作りの面白いところだと思うんです。その一方で、まだお客様からの期待に完全に応えることができていないという歯痒さもあります」
そんなユーザーに対する思いもまた、新製品の開発に生かされているのだろう。ブランド展開からわずか5年のミッションプライズだが、すでに商品ラインナップは10を超える。
その数々を次号からたっぷりとお届けしよう。
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Brand Info - Mission Praise(ミッションプライズ)
Mission-Praiseとは??
Mission-Praise(ミッションプライズ)は愛知県の有限会社スギウラクラフトが展開するシートクッションブランド。「長時間運転しても疲れない」「辛い腰の痛みから解放された」といった声が数多く寄せられ、その効果は公的な研究機関でも実証されている。高級車やスポーツカーにもマッチする高いデザイン性や簡単に脱着できる使い勝手の良さも好評を博している。
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