いずれは20万円オーバーの値引きも狙えるだろうが、デビュー直後の今は新車効果で渋め。低燃費モデルが好まれる傾向にあるので、ハイブリッドのほうが人気は高い。つまりデザインが気に入ったのならガソリンエンジンのほうが値引きは大きい。
自称辛口評論家 渡辺陽一郎 |
あのフロントマスクで行くなら、ボディサイドにも相応のボリューム感と個性が欲しい。側面と後ろ姿は端正で、顔だけが際立った印象を受ける。 | 内装の造りは良い。インパネの造形はロイヤル系と同じだが、色彩の違いでスポーティに見える。居住性は後席も快適。いかにもクラウンらしい雰囲気だ。 | 4気筒モデルは登り坂でエンジンのノイズを感じるが、不満はなく動力性能も満足。V6の3.5ℓを含め、ハイブリッド専用にすべきだったかも。 | ノーマルの2.5ℓの燃費が悪すぎなのだが、ハイブリッドの数値は2倍以上。車両価格を含めて経済的。低燃費がウリの欧州セダンにも対抗できる。 | |
オートックワン Y編集長 |
上下を合体させた大型グリルが斬新なクラウン・アスリートだが、いい意味で保守路線をキープ。また朝の高速でいっぱい見るんだろうなぁ…。 | 日本のLクラスセダンの金字塔として、日本人が好みそうなテイストでまとめられている。ただ黒木目は微妙すぎて、正直疑問かも? | 3.5ℓV6で315PSのエンジンは、スポーツカーというよりマッスルカーに通じる。踏むとグワッと前に出る感覚は、クラウン伝統のフィーリング。 | 2.5ℓハイブリッドのグレード化は、このクラスにもハイブリッドが普通になってくることを示唆している。ただ3.5ℓは燃費が…。 | |
マニアックライター あべ |
最初は違和感もあるが、旧型が古く感じるほどすぐに慣れる。シャープなプレスラインも躍動感があって良い。塗装の美しさは、さすが高級車と唸らされる。 | 日本的な美しさのインテリアは上質のひと言。タッチパネルで車両を統合的に制御する「トヨタマルチオペレーションタッチ」はスマートフォンのように使いやすい。 | アスリートの3.5ℓエンジンは高級感とスポーティさを兼ね備える。足回りは懐が深く、積極的に走りを楽しめる。ロイヤルの2.5ℓは静粛性の高さが魅力。 | ハイブリッドなら23.2km/ℓの好燃費で、経済性も抜群。2.5ℓガソリン仕様より約50万円高く、3.5ℓガソリン仕様より約30万円安い。価格設定は絶妙だ。 | |
一般ユーザー代表 イトウさん 50・長野県在住 |
ちょっと最初はびっくりしましたが、まるでカスタムされたクルマみたいでカッコイイですね。若い人にも好まれるんじゃないでしょうか。 | 内装は、グッと落ち着いた雰囲気なんですね。中央のナビ部分が、神社の社(やしろ)みたいで、非常に日本的な印象を受けました。 | 3.5ℓエンジンモデルより、2.5ℓハイブリッドが気になります。実際の市街地での燃費もかなり向上しているんでしょうね。 | 今度のクラウンは、ハイブリッドがグレード化されたとか。このLクラスセダンで23.2km/ℓの燃費は、間違いなく「スゴい!」のひと言ですね。 |
総合評価:平均値:16.75POINT
アスリートのインパクト大なフロントマスクは、まだ賛否両論といったところ。それでも、日本が誇る「高級車」像をしっかりと守り、質感高く、環境性能にもこだわった部分は高評価。特にインテリアに関しては、快適性と居住性を日本らしいデザインで融合させている。