フォルクスワーゲン クロスポロ   徳島県 （ブラック（黒）, クロ） 詳細

• コンパクトSUVの先駆け
• 投稿者: javaranger
• 投稿日: 2022年3月8日

2006年式モデル　グレード： 1.6

総合評価

3.8

総評

ポロのコンパクトなボティをベースに車高を上げてSUVルックに仕立てた車。通常のポロよりもシートそのものが高い位置にあるため、初めて乗り込むと「おや？」と感じる。走り出してしまえば、車高の高さのゆえ、通常のポロよりも視界の良い気持ち良いドライビングが楽しめる。残念なのは、215/40R17という超扁平タイヤを履いていること。見た目はカッコいいものの、ドイツ車であることを差し引いても路面の凹凸がダイレクトに伝わってくる。アダプティブシャシーコントロールなどはついていないから、兄貴分のゴルフで例えるなら、GTIのスポーツモードで常に走っているようなものだ。この乗り心地をスポーティだと思えるならば、長く付き合える最良の一台になるはずだ。

良かった点

現在では貴重となった５ナンバーサイズにおさまる全幅。そして車高を上げたことによる見晴らしの良さ。さらに、1.6リッターのNAエンジンは、最近のダウンサイジングターボとは異なり、とても素直にアクセルに反応し豊かなトルクを発揮する。トランスミッションは7段DSGで、ショックも皆無、申し分ない。この車に積載能力を求める人はいないと思うが、リアにはしっかりと大人二人が乗ることが出来るし、リアシートを倒せば比較的大きなスーツケースも収納できる。

気になった点

やはり乗り心地の悪さに尽きる。かっこよさとのトレードオフになるだろうが、せっかくフォルクスワーゲングループはアダプティブシャシーコントロールという技術を持っているのだからクロスポロには採用してほしかった（ただし、さらに価格が跳ね上がるだろう）。さすがに40扁平のタイヤを履くと、脚がバタバタしてサスペンションだけでは吸収しきれず、同乗者からの文句を聞くことになる。もし購入を考えているのであれば、可能な限り試乗してから吟味することをおすすめしたい。

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