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ホンダ インテグラ 2.0 タイプS 福岡県
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日本での発売情報が現在アナウンスされておらず、今回ご紹介いたします、DC5インテグラが最後のモデルになります。DC5の前期モデルでは、タイプR、iS、とグレード分けがされておりましたが、
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後期モデルになり、iSのグレード名が廃止され、アキュラRSXのトップグレード名である「タイプS」に変更になりました。前期モデルのiSと比べると、タイプRとのあからさまなグレード名の差別化を減らし、
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普通の「エントリーグレード」で無いことを上手く表現しておりますが、実際には、グレード名の変更だけではとどまらず、タイプRと同形状、215/45R17サイズ、タイプS専用5本スポークホイールに変更、
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iSに比べ、2インチアップ。それに伴いディスクブレーキも16インチに変更し、ブレーキマスターシリンダーなども変更し、少ない踏力でもしっかりと効く、「スポーツカー」ならではの変更点も特徴であります。
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もちろん、「走りのホンダ。」なので、サスペンションのセッティング変更、サスペンションの取り付け部分を中心にボディを剛性アップ。さらに、吸音材の配置、風切り音の低減などにより、静粛性もアップしており、
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デザイン以外を取っても、「本当にマイナーチェンジ?」と疑いたくなる大幅な変更点であります。しかし、切り詰め過ぎたセッティングでは無く、あくまでも、毎日の運転で「操る楽しさ」を味わえる、
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まさに「日常を楽しむスポーツを創造した。」なのであります。噂ではありますが、NSXの開発者も普段使いとしてインテグラ タイプSを所有していたそうです。タイプRの陰に隠れがちではありますが、
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「隠れた名車。」と言っても過言ではありません。タイプRと同型エンジン「K20A」を搭載しており、パワーにして160PS、トルク19.5kg・mと、タイプRに比べ、少し劣っている部分はありますが、
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元々はステップワゴンなどの車両重量がある車種をグイグイ引っ張るエンジンを搭載しているので、約400kgほど軽量なインテグラの車両重量を考慮に入れると必要にして十分過ぎる、刺激的なスペックであります。
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指定燃料がレギュラーガソリンなのも大きなポイントの一つと言えるでしょう。デザインの大きな変更点は、前期モデルの「涙目」ヘッドライトの変更、バンパーデザインの変更により、さらにスタイリッシュになり、
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プレリュードのようなエレガントさも兼ねそろえており、私の個人的な感想ですが、今見ても「古臭さ」を感じる事はありません。ホンダらしい何処かアメリカンな雰囲気もありますが、傷だらけでは意味がありません。
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入庫後、ボディに関しましては、磨き業者様にお願いをし、ボディを全磨き後、目立つ傷などをチェックいたしましたが、左ドアに少し気になるへこみがありましたが、それ以外は目立つ傷、へこみがほとんど無く、
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年式を考えると、素晴らしいコンディションであり、室内に関しましても、ハンドルの擦れ、シートのヘタリ、全体の汚れなどチェックをいたしましたが、使用感がほとんど無く、前オーナー様が大切に所有されていたと
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判断が出来ます。しかし、もう一度丁寧に室内クリーニングをいたしました。さらに、ドアの隙間、ボンネットフード裏、エンジンルームなど、手の届く範囲内は、全てクリーニングをしております。
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もちろん、先ほどお伝えいたしました、左ドアのへこみの補修いたしましたので、最後にガラスコーティングを丁寧に施工致しました。洗車も楽になり、ナイトホークブラックパールの輝きも一層増しております。
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本当ならば、適当に仕上げた方がもちろん簡単ですが、「車が好き。」だからこそ、どれだけ綺麗でも、ここまで愛情を込めて仕上げをいたします。しかし、新車ではありませんので、常識の範囲内でお願いいたします。
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整備に関しましては、エンジンオイル、エレメント、パワステオイル、ブレーキフルード、ロングライフクーラントまで全て交換致します。もちろん、タイミングチェーンが伸びていると判断した場合は交換いたします。
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そして車検時に、ファンベルト等のベルト類、足回りのブーツ類、ブレーキパッドの残量もチェックし2年もたないと判断しましたら 新品に交換致します。整備の土台をしっかりすることで、少しでもトラブルのリスクを
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減らしたいので、ここまで整備をいたします。しかし、ほぼ20年前の車なので、トラブルが起こる可能性は、もちろんですが高いです。車=壊れない。と言うお考えをお捨てになってから、ご検討頂けると幸いです。