家電店のTV売り場へ行くと、画面が大きいモデルについ目がいってしまうように、映像機器にとって画面サイズは性能のひとつ。だが、従来の大画面のカーナビには高いハードルがあった。ナビ本体の他に周囲のパネルまで購入しなければ装着できなかったし、装着できる車種も限られていたからだ。
そんなハードルを一気に低くしてくれたのがパナソニックCN-F1D。本体は7型ナビと同じ2DINサイズのままタブレット風の9型ワイドモニター部が手前に浮いたようなフローティング構造で、2DINのオーディオスペースがあるクルマの多くに9型ワイドの大画面を装着できるようになったのだ。
しかも、本体以外の周囲のパネルが不要。コスト面でもハードルが大幅に下がったからうれしい。
その大画面でブルーレイディスク(BD)を搭載しているのも大いに魅力だ。というのも、家庭のBDレコーダー普及率は約5割。映像記録メディアのDVDからBDへの移行は着々と進んでいる。ところが、カーナビではいまだにDVDが主流。だから家庭で録画したTV番組を車内で見るには、たとえBDレコーダーを持っている人でもわざわざDVDに保存しなければならなかった。
その点、パナソニックのCN-F1DならばBDでOK。高画質だし、大容量だから1枚のBDに約10時間50分の映像を記録できる。映画なら5本分。1時間のTVドラマなら10話以上。それが1枚のBDで済むのはうれしい。市販カーナビでBDプレーヤーを搭載しているのは、現時点ではパナソニックだけだ。
そしてフローティング構造の9型ワイド大画面が、BD視聴にもたらす恩恵は大きい。実際に運転席に座って見てみると、手前にせり出した画面は目に近づくので、コンソールパネル面に埋め込まれた10型と同等かそれ以上に大きく見えるのだ。
だから、後席に座って、運転席と助手席の間から覗いてみても、映像の内容や字幕の文字もはっきり見える。これなら、リアモニターがなくてもいいかな? と思えるくらい。スマートフォンをリモコン代わりにカーナビのAV機能を操作できるスマホアプリを用意しているのも気が利いている。リアエンターテインメントの点でも、ハードルが低い。
オーディオ・ファンなら、BDオーディオの最大192kHz/24bitのハイレゾ音源が楽しめるのだ。192kHz/24bitハイレゾ音源なら、音の階調はCDの256倍、音域は4倍と圧倒的な高音質だ。とはいえ、BDオーディオはタイトル数が少ないのが少し残念なところだが、この能力を活かして44.1kHz/16bitのCDやDVD、地デジの音もサンプリングリングレートコンバーターによって192kHzにアップサンプリングして処理。そのため、CDなどの音もより滑らかな高音質で再生できる。
それを支えるサウンドエンジンもブラッシュアップ。DSPは従来のサンプリング周波数48KHzから192kHzに高速化し、演算の処理能力を向上。電子ボリュームもクリア感と空気感を高めるストラーダ専用品を新採用したほか、電源用高音質電解コンデンサーやマスタークロック、バーブラウンの高音質32bit D/Aコンデンサーを採用するなど、音質に力を入れている。試聴してみたところ、これまでは万人受けするような、あまり特徴のない音だったものが、低音の量感が増して全体的に音がふくよかになり、楽しい音になった。パナソニックらしさを身につけた音といえよう。
再生可能なフォーマットも豊富だし、レコーディングのプロ集団、ミキサーズラボがチューニングした音の匠モードは、さまざまな音質や音場を提供する大画面ナビのリーズナブルなものにして、BDも見られて音質も向上。パナソニックCN-F1Dを推す理由はこのあたりだ。
市販カーナビゲーションではオンリーワン(※)となるブルーレイプレーヤー搭載で、車内エンタテインメントにワンランク上のクオリティをもたらします。さらに9V型の大画面で迫力も十分。車内だからとあきらめることなく、ブルーレイならではの美しい映像を臨場感たっぷりで楽しむことができます。
※F1D、RXシリーズのみ。2016年3月20日現在。国内市販ルート向けAV一体型ナビゲーションとして。当社調べ。
市販のブルーレイ映画ソフトなどはもちろん、ブルーレイ録画機能付きのディーガで録りためた番組を車内へ持ち込み、高画質のまま再生することが可能です。ロングドライブでも退屈しないブルーレイ対応ナビゲーションは、これからのカーライフに欠かせない新常識です。
9V型ディスプレイは7V型の面積比で約1.7倍も大きいので、リアシートなどある程度離れたポジションからも楽しめます。 ※安全のため、走行中には映像は表示されず、音声のみとなります。
好きな音楽を聴くなら最高の音質で楽しみたい。そんな貴方の希望を、パナソニックの最新技術を結集した高音質エンジンが叶えます。クリアかつ耳当たりの優しいハイレベルなサウンドで、楽しいドライブをさらに盛り上げます。
音のプロ集団ミキサーズ・ラボとコラボして手がけた「音の匠」で、ドライブシーンやスピーカーに合わせて高音質が楽しめます。より高い満足感が得られる性能を実現しています。
ブルーレイに収められた「リニアPCM形式ハイレゾオーディオ(ハイレゾ音源)」に対応。リニアPCM形式は非圧縮そのままの高音質(192kHz24bit)で楽しむことができます。音の階調はCDの256倍、音域は4倍にも達します。
※WAV、FLACファイルなどのハイレゾソースには対応していません。また、リニアPCM(非圧縮ハイレゾ192kHz/24bit)音源を再生。DTSデジタルサラウンド形式は48kHzに圧縮して再生されます。ドルビーデジタル形式は48kHzに圧縮して再生されます。
構成部品や回路など細部まで吟味したことで、スタジオマスターサウンドの忠実な再現が可能となりました。さらに研究を重ね圧倒的なダイナミックレンジを得たストラーダ・サウンドエンジンが車内に「いい音」を響かせます。
パソコンに保存されている動画や静止画をお手持ちのSDメモリーカードやUSBメモリーを介して、車で楽しむことができます。
※microSDHCカードを使用する場合はSDアダプターが必要です。
※USBメモリーとの接続には別売のiPod/USB接続用中継ケーブル(CA‐LUB200D)が必要です。
※SDメモリーカードは256 MB~32 GBに対応しています。
※ディーガなどでSDメモリーカードに録画して、他機器で再生できる「番組持ち出し再生」には対応していません。
〈CD録音〉最大約8倍速で録音が可能
〈BLUETOOTH Audio〉携帯オーディオ機器も楽しめる。
各種iPod/iPhoneにも対応
〈SD音楽再生/USB音楽再生〉メディアに入れた音楽をクルマで楽しむ
USBケーブルで接続したスマートフォンの機能をナビ画面で操作することができるAndroid Autoに対応しています。音楽再生などのAV機能をはじめハンズフリーで電話を利用するほか、多様なアプリを操作することも可能。運転の支障とならないよう音声で操作することもできるので安心です。
※接続するには別売ケーブル(CA-LUB200D)が必要です。
※ご利用にはあらかじめAndroid Auto専用アプリケーションのインストールが必要です。今後アプリが追加される予定です。
※対応のOSバージョンは5.1以降 です。最新のOSを使用してください。
※Google、Android、Android Autoは、Google Inc.の商標です。
※Android AutoはGoogle Inc.が提供するアプリケーションであり、各機能は予告なく変更・終了することがありますので、あらかじめご了承ください。