泉さんの現在の愛車はクラシックミニ。かつては初代ロードスターや最終型のインテグラタイプRを所有されたほどの運転マニアで、クルマは走りの良さを第一とするも、結婚してお子さんも生まれ、本格的なスポーツモデルは卒業。
ファミリーカーとしての実用性を備えながら、走りが良くて運転が楽しいクルマを所望されていました。
スバル車の試乗経験はほとんどないものの、先代フォレスターに乗っておられるお兄さんからスバル車の良さを耳にする機会が多く、かねてから興味はあったとのこと。今回のイベントは「運転して楽しいファミリーカー探し」が大きな目的とのことです。
サイズや車格的にちょうど検討対象となる車種のひとつであるというXVハイブリッドでは、まず「ハイブリッドカー特有の嫌なクセがまったくない」ことに感心しきり。
以前、仕事で乗る機会のあったエスティマハイブリッドでは回生ブレーキ特有の不自然なタッチが馴染めず、ステアリングが軽過ぎて手応えに乏しいなど、あまり良い印象を抱かなかったようですが、XVハイブリッドは回生エネルギーよりもブレーキのフィーリングとコントロール性を重視したセッティング。
ステアリングは多くのエコカーと同じく電動パワステですが、ノーマルのXVよりもギア比をクイックにするなど操縦フィールを徹底的に煮詰めているので、運転好きの泉さんの好みにピッタリはまったようです。
電気モーターのパワーアシストは低速から力強く、加速の滑らかさも特に好印象だったようで、「ターボのような強烈な加速ではありませんが、アクセルを踏むことが気持ち良く感じる上質な加速フィールですね」と絶賛。今回の試乗車の中で一番気に入ったようです。
R1とR2という、今はなき2台のスバル製軽自動車を愛車に持つ関田さん。いずれもデザインの良さに惹き付けられ所有されたようですが、軽自動車ながら長距離・長時間を走っても疲れにくく、運転が飽きないところからスバルのファンに。
水平対向エンジンやシンメトリカルAWDへの憧れは強く、「直4エンジンのFF軽自動車でもこれだけ面白いのだから、水平対向エンジンのスバル車はさらにすごいのでは!?」との期待に胸を膨らませての参加となりました。
念願の普通登録車のスバル車4台を満喫した中で、もっとも気に入ったのはXVハイブリッド。エンジンのパワーを補う電気モーターアシストは、ターボやスーパーチャージャーなどの過給器のようにメリハリのある効き具合が好印象。
操縦性では、「これが水平対向エンジンならではの低重心がもたらす効果なんですね!」と、重心が高いはずのSUVで、しかも重量の大きなバッテリーを搭載するハイブリッドカーなのに、それをまったく感じさせないコーナリングの安定感に驚かれました。
R1とR2から期待させられた以上の性能とフィーリングに、ただただ感動しっ放しという状態!(笑)
「ドライブそのものが好きなので、運転が退屈に感じるクルマはたとえどれだけ燃費が良くても楽しめませんが、スバルはハイブリッドカーでも燃費ばかりではなくクルマ好きがこだわる運転感覚を重視していることが実感できて嬉しい限りです」と興奮気味。スバリストへの道まっしぐらですね!(笑)