ここでは、指令1であるカート対決を実施することに。女性と女性、男性と男性がそれぞれ同時に走行。タイムアタックの結果で勝敗を決める。
しかし、モータージャーナリストの4人は、全員がカート経験はあるものの、レース参戦経験については大きく差がある。ノアチームの五味氏は元F3のレーサー、藤トモもワンメイクレースの年間シリーズへの参戦経験を持つ。対するヴォクシーチームは、河口氏は耐久レース経験、今井氏はラリーにフル参戦という経験。男女別対決だとノア・チーム有利とみられた……。
まずは女性ふたりが対決。藤トモが快調にスタートするも、久々のカートで焦ったのか1周目後半でハーフスピンを演じてしまう。そのスキをついて、堅実な走りの今井氏が前に出た。すると、今井氏は的確にレコードラインをトレースする。その後、藤トモがプッシュし続けたものの、無念のタイムアップとなり、結局最後まで今井を抜けず、タイムも上回ることができなかった。結果、藤トモの敗北で、ヴォクシー・チーム先勝となった。
つづいて男性陣の対決。今井氏の勝利に続けとばかりに気合の入った河口氏が先にコースインすると、スグに雨が本格化。あわてて五味氏もコースインしたものの、さらに雨はひどくなりコース状態はもはや走れたものではなく、ふたりともわずか3~4周でピットインして計測を終えた。結果、すこしだけ路面状態の良かった時に走れた河口氏の方がタイムが良く、ヴォクシー・チームの2連勝となった。
富士スピードウェイを出て、一同は昼食会場である「蕎林(きょうりん)」へ。ヴォクシー・チームは、カーナビに従いつつ、キツい上り勾配である国道138号線を走行。一方、ノア・チームは、レーサー時代に何度も富士スピードウェイに来ていた五味氏の運転で、道の両側に密林が広がるような山道を走行。昼食会場への到着は遅れたが、着実に燃費をキープした(19.1km/L)。