連日の猛暑の中、ひとり涼しげに、スタッドレスタイヤの摩耗テストを実施中のマリオ高野です。このクソ暑い中でも、タイヤに刻まれた「WINTERMAXX」のロゴをみると、なんとなく涼しげな気分になりますね(笑)
さて、「WINTERMAXX」を装着した愛車スバル・インプレッサG4の走行距離は前回の報告から3778km伸びて1万6541km(※納車時からの通算)になりました。埼玉県所沢市の自宅から富士スピードウェイまで1週間に5往復したり、スーパーGTの応援で宮城県のスポーツランドSUGOへ行ったりと、今回も高速道路での長距離移動が多かったのですが、快適性は相変わらず良好です。
個人的に一番気に入っているのは乗り心地の良さで、特に市街地での中低速域で感じられる〝しっかり感を伴ったアタリの柔らかさ〟には、常に感心させられています。
先日、大先輩のモータージャーナリストである下野康史さんを乗せて移動する機会があったのですが、下野さんも「G4ってこんなに乗り心地良かったっけ?」と驚いておられました。
気になる摩耗については、前回から変わらず……と思いきや、ゲージの目盛りをよ~く見ると、新たに0.1mmほど減っていることがわかりました。これだけ暑いと、コンパウンドの柔らかいスタッドレスタイヤは摩耗が急速に進みやすくなるのではないかと思っていましたが、そんなことはないようです。
通算では、装着後1万1800kmほど走って、摩耗したのはわずか0.6mmということになりました。ほとんどノーマルタイヤと変わらない耐摩耗性能を備えていることをあらためて確認。見た目としては、なんとなくトレッドが丸みを帯びてきたような気もしますが、何度計っても前回から0.1mmほどしか減っておらず、感心しております。
某新型スポーティーカーの試乗会の現場にパイロンスラロームが用意されていたので、ためしに自分のG4でも走ってみましたが、素早い切り返しにも応答遅れが目立つことはなく、腰砕け感も気にならないなど、ドライグリップのしっかり感もあらためて実感できました。
さらに、この夏は台風による大雨や、ゲリラ豪雨に見舞われることも多発しておりますが、どしゃぶりの大雨の中でもウェットグリップに不安を抱くようなことはありませんでした。大雨の中を普通に慎重に走る範囲においては、何の問題もありません。スタッドレスタイヤを通年履き続けることは、予想していた以上に現実的だと実感している次第です。それではまた!