日常シーンから遊びまでいろいろ使える軽キャンパー! しっかり積めて、ゆったり寝られる「Comfy(カンフィー)」シリーズとは/オートスピリット【Vol.2】

旧車風カスタムを得意とする「オートスピリット」のオシャレな3タイプの軽キャンパー

車中泊はもちろん、日常シーンでも小回りが利いて使いやすい軽キャンピングカー(軽キャンパー)の人気が高まっており、各社から様々なモデルが登場しています。今回ご紹介する軽キャンパー「Comfy(カンフィー)」は、車中泊がしたい、同時にアウトドアアクティビティなどの趣味も楽しみたいという欲張りな人にぜひチェックしてほしいシリーズです。

「Comfy」シリーズを製作・販売するのは「オートスピリット」。旧車風カスタムを得意としており、スズキのサブディーラーでもある三重県のショップです。

同ショップの代表モデルは、ボンネット型スクールバスがモチーフの「BOOGIE RIDER(ブギーライダー)」、1950年代のアメ車モチーフの「Chevy(シェビー)」、1950年代のフォードCOEモチーフの「ROUTE RIDER (ルートライダー)」、さらにVol.1でご紹介したヴィンテージバン・シリーズの「PLAT MURUTI 660(プラット ムルティ660)」など。ハイクオリティな旧車風カスタムカーを数多くラインアップしています。

そんなカスタムカー作りを得意とするオートスピリットですが、スズキ エブリイの前モデル(DA64)や現行モデル(DA17)をベースとした軽キャンパー、キッチンカー、移動販売車の製作も得意としているショップでもあります。

当記事では、そんなオートスピリット製作する軽キャンパー「Comfy」シリーズにフォーカス。ラインアップされている3モデルの特徴や魅力についてご紹介していきましょう。

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軽キャンパー「Comfy」シリーズとは?

ベース車両は装備充実のエブリイワゴン

Comfy

「Comfy」シリーズのベース車両はエブリイのバン(DA17V)とワゴン(DA17W)から選択可能。ただし「Comfy」シリーズでは、ワゴンをベースとする人が多いとのこと。それは、ワゴンのエンジンにパワフルで快適にクルージングができるターボチャージャーを搭載していることや、パワースライドドア、フルオートエアコン、リアシートに左右独立スライド・リクライニング機構を搭載するなど、快適装備が充実しているためです。

※マツダ スクラム/日産 NV100 クリッパー/三菱 ミニキャブバン・タウンボックスもベース車両として選択可能

コンセプトは「積む・遊ぶ・寝る」 用途にあわせて選べる3タイプをラインアップ!

オートスピリットが展開するキャンピングカー「Comfy」とは、どんなシリーズなのでしょうか。

「Comfy」とはcomfortableの省略形であり「快適な」「心地良い」「気楽な」「くつろいだ」を意味しています。コンセプトは「積む・寝る・遊ぶ」。しっかりと寝られて、しっかりと荷物を積めるクルマとすることで、様々なシーンで活躍してくれる軽キャンパーを目指したシリーズです。

「Comfy」シリーズには3タイプがラインアップされており、室内装備が大きく異なります。続いて3タイプそれぞれキャラクターや用途の違いを順に見ていきましょう。

大きな荷物を積み込んで就寝も可能! 最大4名の就寝も可能な軽キャンパーの「Comfy TYPE-I」

まずご紹介するのは「Comfy TYPE-I(カンフィー タイプ1)」

ロードバイクやMTG(マウンテンバイク)、釣り道具、サーフボードなどをしっかりと積み込めて、なんと最大4名の乗車・就寝が可能なモデルです。

Comfy type I

荷室と2列目シートの背面にはフロアパネルの「ウッドフローリング」を標準装備。2列目シートを前方へ倒して収納することで、大きな荷物の積み込みが可能。MTBなどの泥汚れがついたものでも、気にせず載せることができます。

Comfy type I

最大の魅力は、長いベッドマットが展開できる跳ね上げ折畳み式の「片側2段ベッド」を標準装備していること。

運転席側に設置されたベッドは、リアゲートからハンドルの位置までベッドマットが展開され、なんとベッドの長さを250cmも確保しています。

これは「ハイエースのベッド長さに多い“220cm”をなんとしても超えたい」というオートスピリットのコダワリが実現させた数字。

Comfy type I

ベッドキット下に設置できる長さ170cm「フロアベッドマット」もオプションとして用意されており、170cm以下の人であれば就寝できるベッドになります。

Comfy type I

助手席側にも同様に「片側2段ベッド追加キット(左側)」をオプションにてプラスできます。片側ベッドの幅は65cmありますが、両側のベッドとフロアベッドマットをすべて展開すれば、上段250cm×130cm、下段170cm×130cmという広大なベッドスペースが完成します。

上段で2名、下段で2名の最大4名が車内で就寝できる仕様は、軽キャンパーではなかなかチャレンジングな仕組みではないでしょうか。

Comfy type IComfy type I

ベッドキットの使い方は、最大4名の就寝以外にも使い方はさまざま。たとえば、両側ベッドを使えば下段に荷物をたっぷりと積載しつつ、2名がゆったりと就寝することもできます。あるいは、右側のベッドキットのみを設置し、ロードバイクなどを積んだままベッドで1~2名就寝なんてことも。

右サイドのキャビネットとしても使える「サブバッテリーボックス」も標準装備されています。オプションのサブバッテリーシステムや外部100V電源システムを組み込み、バッテリーを設置すれば家電の使用ができるようになり、さらに快適な空間を作り上げることも可能です。

Comfy type I

「Comfy TYPE-I」は、大きな荷物を積み込みながら、しっかりと足をのばして眠りたい人や、最大4名で車中泊したいファミリーなどに最適なモデルです。

片側2段ベッド、ウッドフローリング、サブバッテリーボックスがセットとなった価格は、ベースの車両価格に加え、プラス35万2000円(税込)です

>>「Comfy TYPE-I」の詳細はこちら【公式】

疲れたときにすぐ寝転べる「Comfy TYPE-II」。床下収納もタップリ確保できて価格もリーズナブル!

続いてご紹介するのは「Comfy TYPE-II(カンフィー タイプ2)」

「Comfy TYPE-II」の就寝スペースのサイズは180cm×136cmで、大人2人でゆったりと車中泊ができる広さです。さらにオプションで助手席側に延長ベッドボードマットを追加すれば「Comfy TYPE-I」と同様に最大250cmのベッド長を確保できる点も魅力です。

Comfy type II
Comfy TYPE 2Comfy TYPE 2

当モデル最大の特徴は“床下収納”です。4分割されたベッドマットの後方2枚の下には、深さ25.5cmの大容量の収納ボックスが広がっています。これは2名分のキャンプ道具なら楽々と収納ができるスペース。

軽キャンパーでよくあるのが、収納しきれない荷物がベッドスペースに散乱し、いざ就寝というときにも片付けが必要となること。大容量の収納スペースを持つ「Comfy TYPE-II」ならば、いつでもベッドスペースはクリーンな状態をキープ。運転で疲れたときに、すぐに仮眠を取ることもできますね。

Comfy type II

しかも、床下に大容量収納を確保しつつ、ゆったりした居住空間も確保しているのがスゴいところ。ベッドの天面から天井までの高さにも余裕があり、身長175cmの人がアグラをかいても髪が少し触れる程度。

オプションとして、リアハッチを開けた際に使えるスライド型の収納ボックスや、収納ボックスに取り付けられるテーブルも用意。テーブルを引き出してイスを設置すれば、リアハッチを屋根とした心地良い屋外空間が楽しめます。

Comfy type II

レンジやシンクなどの装備はありませんが、シンプルに“積む・寝る”を堪能できるのが「Comfy TYPE-II」の魅力。床下収納付きベッドの価格は、ベースの車両価格に加え、プラス27万5000円(税込)とリーズナブル!

>>「Comfy TYPE-II」の詳細はこちら【公式】

長く旅を続けたい人にはピッタリ! もっとも豪華な「Comfy TYPE-III」。

最後にご紹介するのは「Comfy TYPE-III(カンフィー タイプ3)」。こちらは「Comfy」シリーズ中で、もっとも豪華な仕様です。

基本構造は「Comfy TYPE-II」をベースとしており、大容量の収納ボックスとその上に設置するベッドマットを標準装備。さらに左サイドには電子レンジがセットできるキャビネット、右サイドにはオプションでシンク&シャワーが装備でき、収納スペースも確保されたキャビネットが備わっています。

Comfy type III

そして6分割タイプのベッドマットは180cm×115cmの十分な就寝スペースが確保されています。こちらも「Comfy TYPE-II」と同様に、助手席側に延長ベッドボードマットを追加できるため、助手席側では長さ250cmのベッドスペースが確保できます。

ベッドマット下には、28cmの深さがある大容量収納ボックスを装備。「Comfy TYPE-II」よりも収納スペースが2.5cm高いため、収納量はさらに確保されています。

「Comfy TYPE-III」は、オプションが充実しているのも魅力。サブバッテリーシステムや160Wソーラーパネル、100V外部電源、シンク&シャワーなどの豪華な快適装備を多数追加可能。車内を自分好みに作り上げられる楽しみがあります。

左右のキャビネット、ベッド下の大容量収納ボックス、6枚分割のベッドボードマットがセットとなった価格は、ベースの車両価格に加え、プラス64万9000円(税込)です。

大容量・床下収納のメリットを生かしながら、快適な充実装備をプラスできるのが特徴の「Comfy TYPE-III」。快適に長旅を楽しみたい人などに最適なモデルでしょう。

>>「Comfy TYPE-III」の詳細はこちら【公式】

普段使いから遊びまで存分に楽しめる軽キャンパー

「Comfy」シリーズを紹介してきましたが、どのモデルも最大で250cmという長さのベッドスペースを確保できる、しっかりと眠れることを大事にした設計思想。これは通常のエブリイベースのキャンパーでは考えられない数字でしょう。

コンパクトサイズで日本の道の移動にベストな軽キャンパー。限られた車内スペースを最大限に有効利用しつつ「趣味の道具を満載し、タップリ遊んで、車内でタップリ眠りたい!」「普段使いから非日常シーンまで楽しめる軽キャンライフを満喫したい!」という人には、この「Comfy」シリーズはかなりオススメですよ!

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筆者   木村隆之
自動車カスタム誌編集長を経てフリーランスへ。多くのドレスアップカーやカスタムシーン、アフターパーツを取材し、ウェブ・雑誌媒体に寄稿。アウトドアやキャンプ好きで、自ら改造した軽バンでキャンプに出掛けることも。
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オートスピリットとは?

オートスピリットは、新車・中古車販売や買取、各パーツ販売・取付、ヴィンテージバンのカスタマイズを行うショップ。クラシックカーや旧車を軽自動車で再現した現代版クラシックカーを作ることができます。ワーゲンバス仕様やフレンチバス仕様など、レトロでかわいいオリジナルのキャルルックカーを製作しています。工場併設のため、アフターサポートも充実。

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