C-HRをさらに過激で個性的なルックスへカスタム! ライトユーザーでも選びやすいBEYONDエアロパーツの魅力とは/BEYOND Vol.1
人気SUVモデルをターゲットにしたカスタムブランド「BEYOND」
クルマのイメージを一変させるエアロパーツ。パーツメーカーごとにデザインや構造などを工夫し、独自のクルマ文化を築き上げている。そんなエアロパーツメーカーとして名を馳せるのが、多車種に渡るブランドと製品ラインアップを揃えるエアロパーツの総合メーカーのマックだ。
スポーツ系「M sports」、ミニバン系「BLICK Impact」、セダン系「BOAST」など、人気ブランドを持つマックの中でも、いま注目のブランドとなっているのが、近年盛り上がりを見せるSUVをターゲットにした「BEYOND」。トヨタ C-HRをはじめ、トヨタ RAV4やハリアーなど、人気モデルのエアロパーツをラインアップし、同メーカーの看板ブランドへと成長している。
当記事では、そんなBEYONDブランドのエアロパーツが日本国内外のユーザーから高評価を受ける理由や、代表作であるC-HRのエアロパーツなどをご紹介していこう。
自社でデザイン・設計・製造まで行い、エアロパーツの複雑な造形を実現 D1グランプリ参戦車両のエアロサポートも行う
マックは代表の増渕さんが平成8年に独立したのがルーツとなるメーカーだ。増渕代表は独立以前もクルマをはじめ工業製品の設計、製作などでFRP技術を磨いた人物。
「大好きなクルマのパーツを作りたいと思ったのがきっかけです。自分がデザインした製品を世に広めたい、そのためには独立してオリジナルを設計していくことが一番近道だと考えました」
マックのエアロパーツはデザイン、設計から製造までを自社で行うのも特徴。他メーカーでは設計や製造を外注する場合もある中、あくまでも自社のデザイン~製造にこだわっているのもマックの強みとなっている。
それは複雑な造形などOEM生産ではなかなかコストの合わないデザインや構造でも、自社で設計・製造することでクリアするのが狙いだ。マックが創業以来一貫してきたポリシーでもある。
創業当時はセダン系のエアロで一時代を築いたマック、その後ミニバンなどの製品開発を進めラインアップを増強していく。さらに転機となったのはD1GPインターナショナル・ドリフト・チャンピオンシップ(D1グランプリ)だった。D1グランプリ創生期にマックは参加車両へのエアロ開発をスタートさせている。複数のエアロメーカーとコラボして、D1グランプリでの外装パーツのスタンダードになって行く。その後のD1グランプリ隆盛に合わせてメーカーの知名度もアップ、スポーツ系マシンでのエアロパーツでも高い評価を受けることになる。
C-HRのデビューをきっかけにSUVのエアロパーツ開発をスタート
そしてマックが手がけた次なるターゲットがSUVだった。きっかけとなったのは2016年にデビューしたC-HR。C-HRのデリバリーが開始されるといち早く車両を手に入れ、開発に着手した。
「C-HRのエアロデザインで考えたのは2つのスタイルでした。ひとつはSUVといえばリフトアップしたオフロードを想像したので、その方向性でのエアロをデザインしました。一方で、C-HRは車高を下げるロワード(ローダウン)をさせてもカッコイイはずと考えました。そこで両方のスタイルを開発することを考えたんです」
こうしてC-HRに対して、ロワード向けのエアロとして「URBAN」、そしてオフロードイメージを強調するスタイリングとして「X-ROAD」という2スタイルを作るという斬新なラインアップを打ち出す。もちろんすべてのパーツは車検対応。ディーラーでの取り付けにも対応し、幅広いユーザーが手にすることができる満足度の高い製品開発をスタートさせた。
3D形状エアロでインパクトを高めるローダウンスタイル「URBAN(アーバン)」
ローダウン(ロワード)を前提としてエアロスタイルとした「URBAN」。デザイン上でこだわったのは凹凸感や奥行き感。現代のクルマは3D形状のエアロが似合うと考えた同社は、ダクトやリップなどにインパクト十分な凹凸を設けるデザインを投入。
ただし多くのユーザーが手に取りやすいようにと、ハーフタイプでの設計にもこだわった。ロアバンパーの交換だけでインパクトを高めるデザインを両立させるために、ハーフタイプながら中央部を大きく上方向に持ち上げ、純正グリルに被せるデザインを施した。
こうしてノーマルの持つSUVイメージを消し去り、独自のスタイリングをC-HRに注入することに成功した印象的なエアロが完成した。
海外からも注目を集めるリフトアップスタイル「X-ROAD(エックスロード)」
一方の「X-ROAD」はオフロードを意識したデザイン。あえて張り出しを押さえた設計にすることで腰高なリフトアップスタイルを強調するアレンジにしているのが特徴。
オフロード4WDをイメージさせるスキッドプレート風デザインや、アーチ形状でマットブラックに塗装されたオーバーフェンダーなど、SUVらしさを強調している。
リフトアップサスペンションを組み込み車高を上げることで、ラフロードを疾走するマシンをイメージさせるスタイルとなった。このエアロは海外からの注目も集めるワールドワイドなヒットモデルとなっている。
インパクト大のフルバンパー! アグレッシブスタイル「SHAPE(シェイプ)」
「URBAN」「X-ROAD」のヒットを受けて、ネクストモデルとして製作されたのが「SHAPE」だ。
こちらはデザインの自由度がより高いフルバンパータイプ。ダクトの処理やグリル形状などのインパクトも十二分の作り込みがなされた。
C-HRが登場から時間が経ちアフターパーツも熟成した時期に“もっとインパクトの強いエアロが欲しい”とのニーズに答えたのがこのエアロだ。決して純正オプションでは得られない個性を発揮するモデルとなっている。
少しだけカスタムしたいライトユーザーにも最適 個別導入できるパーツもラインナップ
BEYONDブランド立ち上げに決定的な影響を及ぼしたC-HR。エアロパーツの充実は急速に進みヒットを連発している。
そんなC-HR関連エアロのもうひとつの特徴がパーツの充実だ。ライトユーザーはエアロパーツをいきなり導入するのではなく、小さなパーツを少しずつ取り付ける傾向がある。そんなニーズを察知した同社では、パーツの充実もテーマに掲げている。
その代表的なアイテムがフロントダクトガーニッシュ/リアリフレクターガーニッシュ。フロントバンパーのダクト部に取り付ける鋭角なツメ状の突起を持ち、ルックスへの影響が大きなパーツだ。純正バンパーへ取り付けるパーツなので、同社のエアロを取り付けていなくても導入可能。またモデリスタのパーツに合うバリエーションも用意するなど、純正ユーザーに手厚いラインアップを準備している。
同様にオーバーフェンダー、ウイング、ボンネット、マフラーなど、個別に導入することができる各部のパーツも数多く用意。パーツを少しずつ追加することで純正からのグレードアップが行えるシステムを確立しライトユーザーからも人気を集めるブランドになっている。
小パーツを組み合わせて、気に入れば最後にはフロント、サイド、リアのエアロを導入してスタイリングを完成させるという段階を追ったステップアップも可能だ。
ヘビーカスタムからライトカスタムまで SUVのカスタムならBEYOND
パーツ類の充実も同社の大きな特徴のひとつだが、このスタイルを確立しているのには自社で設計から製造までを手がけ、小回りの利く製品生産のシステムを持つからこそ。
デザイン性豊かなエアロパーツはもちろん、パーツ類にまで自社のこだわりを徹底して詰め込み、ライトユーザーにもありがたいラインアップを完成させた。
C-HRなどのSUVをエアロでドレスアップするのに真っ先に注目したいBEYONDブランド。その魅力はオフィシャルサイトや実際に製品を見て感じてみてほしい。
- 筆者 土田 康弘
マックの関連記事
Brand Info - マック
SUV、ミニバン、スポーツなど多車種に渡る製品ラインアップを揃え、日本国内外から高い評価を受けるエアロパーツ総合メーカーのマック。エアロパーツのデザイン、設計、製造と一貫して自社で行うことで、複雑な造形のエアロパーツ製作を実現している。看板ブランドとして、SUVをターゲットにしたブランド「BEYOND」、スポーツ系「Msports」、ミニバン系「BLICK Impact」 、セダン系「BOAST」などがある。