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軽自動車からハイエース、SUVまで幅広くマッチングするカスタムホイール「DEAN」に注目!|クリムソン【Vol.2】
レトロでプレーンなホイール「DEAN(ディーン)」シリーズ
プラド、RAV4、ジムニー、ハイラックス、ハイエースという今をときめく人気の5車種のオーナーに特に必見のホイールメーカーといえば「クリムソン」だろう。それというのも、その人気車たちの足元に数多く装着されているのが、この同社が展開しているホイールだからだ。今回は数多くのクリムソンのブランドの中から「DEAN」シリーズに注目、そのラインアップについて紹介していきたいと思う。
30年以上もの歴史をもつロングセラーモデル「DEAN MINI」
さて、このDEAN(←ディーンと読む)。かつてクリムソンが製作していたDEAN MINI(ディーン・ミニ)というホイールがその原点。実はこのディーン・ミニが登場したのは1987年だから、今を遡ること実に33年前になる。なんと30年以上も前から現在もかわらず製造されているロングセラーモデルなのだ。
当時は12インチの軽カー用として登場、現在は14/15インチのラインアップとしてサイズ設定は変更されているが、そのデザインはほとんど変わっていない。センターに配置される“M”のロゴが刻印されたムーンキャップは当時を知るドレスアップ好きには堪らないハズ。このDEANのアイコンとして強烈に記憶されていると思う。
現在は当時と違って保安基準が厳格化されてムーンキャップもフラット化されているが、ボコッと飛び出たムーンキャップは今もオプションで用意されているので、装着したい人にはぜひとも欲しいパーツだろう(注:自己責任でお願いします!)。
クラシカルでレトロな雰囲気がたまらない「DEANクロスカントリー」
そのディーン・ミニから派生し誕生したブランドのこの「DEAN」。クラシカルでありレトロなその風貌に数多くのファンがいる、ファッション感度の高い人にはたまらない存在だ。それではまずそのDEANから「クロスカントリー」を紹介しよう。
2012年に登場したこのモデル、発表した際は“これってホントにアルミホイールですか?”という問い合わせが数多く寄せられたほど、アルミでありながらそのスチール然とした雰囲気に注目が集まった。そのデザインは大昔のFJ40ランドクルーザーの輸出用純正鉄チンホイールを彷彿とさせる雰囲気。ホイールが主張するのではなく、純正のボディに溶け込むような、さり気なく優しいルックスだ。
DEANクロスカントリーはハイエースやプラド、サーフ、ジムニーにマッチ!
元々、設定サイズは200系ハイエースや90プラド、ハイラックス・サーフなどが履ける7J×16インチのワンサイズのみ。それがあまりの人気ぶりに、サイズがどんどん追加され、今では14インチから17インチまでとバリエーションが拡大している。昨年もさらにサイズ追加されたぐらい現在まで変わらぬ人気を保ち続けているホイールなのだ。
ランドクルーザー・プラドや復活した現行型ハイラックス・ピックアップ、そして大人気のJB64/74ジムニーにと大人気。鉄チンのようなデザインのディスクにメッキのセンタープレートが装着される構造で、一部サイズには“2WAYデザイン”と称してセンタープレートタイプと別売りのセンターキャップを装着するオープンナットタイプも用意される。センターハブが高い車種用にはキャップレス機能のあるHiタイプも用意されている。
選べるカラーバリエーションは3種類
そして、その人気を支える3色のカラーバリエーションも特徴で、共通となるセンターのメッキプレートを持ち、女性人気の高い白、男性人気の高い黒、さらにバーニッシュグレーというラインアップが用意されている。このバーニッシュグレーは表面切削を掛けたガンメタポリッシュとセンターのメッキプレートという組み合わせ。サイズが16/17インチ限定なので、ちょっとレア感を求める人にはこちらがオススメかもしれない。
プラドやハイラックス、ハイエースにぴったりの「DEANカリフォルニア」
続いては「カリフォルニア」。2016年に登場のこのモデルは、16/17インチのみの設定で、ランドクルーザー・プラドや、ハイラックス、ハイエースのオーナーがその主なターゲット。前述したクロスカントリーとはまたひと味違ったクラシックかつレトロなデザインを目指し、こちらもホイールが単体で主張するというよりも、アウトドアのシーンや、その装着オーナーのライフスタイルを表現するひとつのギアとして開発されている。
幾本ものフィンがデザインされたディスク部分とリム部分が1ピース構造にも見えるが、実は1ピース構造。センターキャップのみがメッキ処理されている。
ホワイトレターやホワイトリボンタイヤとの相性もバッチリ
ホイールメーカー各社は、ホイールという限られた円形の中を競い合うようにデザインしているのだが、このDEANだけは自然な佇まいでフワッと純正ボディに溶け込んでしまう。そのクルマに乗るオーナーの趣味性の良さや人柄さえも表現してしまうほどの印象がある。それは、ホイールが主張するデザインではないからかもしれない。またホワイトレタータイヤとの相性や、ホワイトリボンタイヤとの相性もバツグンにいい。究極のプレーンなデザインなのだ。
DEANクロスカントリーは、世代を超えて愛されているというエピソードをひとつ。ナローボディのクラシカルな90プラドに乗るパパと、最近免許を取り人気のJB64ジムニーを購入したという若い娘さん。その2台の足元に「おそろいのDEANクロスカントリーを履いています。」というオシャレな親子がいるのだとか。これは長い歴史を持つホイールじゃないと実現しないストーリー。そんな姿が自然にマッチするほど不思議な魅力が詰まったホイールなのだ。
時代に流されないプレーンなデザインが魅力のカスタムホイール「DEAN」シリーズ
DEANのロゴ書体は実は33年前から一切変わっていないという。クルマを購入した人が「こんなスタイルにしたいなぁ…」と言って最初に選びたくなる時代に流されないプレーンな魅力。まさにそんなカーライフに寄り添ってくれる魅力がこのDEANシリーズには詰まっている。
▼DEANの魅力を動画でもチェック!
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- 筆者 木村隆之
- 自動車カスタム誌編集長を経てフリーランスへ。多くのドレスアップカーやカスタムシーン、アフターパーツを取材し、ウェブ・雑誌媒体に寄稿。アウトドアやキャンプ好きで、自ら改造した軽バンでキャンプに出掛けることも。
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Brand Info - DEAN(ディーン)
クリムソンがプロデュースするホイールブランド「DEAN(ディーン)」。クラシカルなデザインでどこか懐かしい雰囲気がDEANシリーズ共通のコンセプト。軽自動車から欧州コンパクトにマッチするDEAN ミニ、同じく軽自動車からハイエース、SUVまで幅広いマッチングが可能な「DEANクロスカントリー」、レトロアメリカンテイストの「DEANカリフォルニア」をラインアップ。プレーンなデザインに、クルマを変えてもまた同じホイールを選ぶユーザーも。
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