DIYで手軽に愛車をイメージチェンジ! ドイツ発のDIYブランド フォリアテック|アルバートリック【Vol.2】
ドイツ発のカラフルDIYカスタマイズブランド「フォリアテック」とは?
愛車に個性をプラスしたいとき、手軽に使うことができるDIY系のアイテムたち。現在も多くのメーカーから多くの商品がリリースされているが、ドイツのDIYブランドの「フォリアテック」をご存知だろうか?
1982年にウインドウフィルムのパイオニア的存在として創業されたフォリアテックは、本国ドイツでは警察車両に採用されるほど高い信頼性を持ち合わせているブランドであり、ブレーキキャリパー用の塗料である「ブレーキキャリパーラッカー」や、剥がせるスプレー塗料の「スプレーフィルム」などの元祖としても世界的な有名なブランドなのである。
ドイツと聞くと「質実剛健」や「真面目」というイメージがあるかもしれないが、フォリアテックの本社には「JOY」というモニュメントが設置されており、DIYすることで生まれる喜びや楽しみを端的に表しているのだ。
インテリアのイメージを手軽に一変! シート&レザーカラースプレー
そんなフォリアテックがリリースするアイテムのひとつである「シート&レザーカラースプレー」は、その名の通りレザー(本革)や合成皮革(ビニールレザー)のシートはもちろん、プラスチックやPCV部品、木材等、幅広い素材に使うことができるカラースプレーとなっている。
さすがにファブリック(布)のシートには使用できないものの、シート表皮の補修や色替えに使うことができるので、くたびれた本革シートのリメイクや、ビニールレザーシートを使用している商用車のイメージチェンジなどにも最適といえそうだ。
アイディア次第でいろいろなアレンジができる
プラスチックやPCV部品にも使用できるので、インパネ周りやドアパネルといった内装部品にも広く使うことができ、こちらも補修やカラーチェンジをすることで、見慣れた内装を一新することができる。
独自の化学組成によって、素材の質感を変えることなく好みの色に着色できることが最大の特徴であり、実際にこのスプレーで着色したオフィスチェア(ビニールレザー)を見せてもらったが、見ても触れてもスプレーで着色してあるとはにわかに信じられないクオリティ。もちろん、座って生地が伸びても塗膜が剥がれるようなこともなかった。
普通のスプレーと同じように使える簡単さ
となると、施工方法がさぞかし難しいのだろうと思いきや、これも通常のスプレー塗装と同じ簡単なもので、施工する前に塗装する部分をクリーニングし、塗装面から25~35cmほど離した状態で、一度に厚塗りせずに薄く色づく程度に吹きかけ塗り重ねるだけ。
また、塗装後に別売りのシート&レザースプレー専用シーラーで仕上げると、光沢と保護被膜が形成できるほか、着色前のクリーニングに最適なシート&レザーカラースプレー専用フォームクリーナー(別売)も用意されており、DIY初心者でも“やってみようかな?”と思わせてくれるラインナップとなっている。
なお、気になるカラーは、レッドマット、コニャックマット、ホワイトマット、ブラックグロッシー、ブラックマットの5色展開だ。
手軽にイメージチェンジできるアイテムが豊富なフォリアテック
手軽にできるスプレー系DIYアイテムが豊富なフォリアテック。板金塗装というとハードルが一気に上がってしまうが、スプレーなら休日に遊びながら愛車のイメージチェンジが楽しめる。カラーコーディネイトをすれば、また自分のクルマが一層身近になるに違いない。
さて次回はキャリパーカラーとスプレーフィルム、そして新アイテムであるハードロックライナーをご紹介しよう。これらのアイテムもアイデア次第で無限の可能性を秘めたものとなっているので、期待してほしい。
- 筆者 小鮒 康一
- 1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。