autoc-one.jp 記事・レポート 特集 カーソムリエ 行け!オートックワン自動車部 ~第一回 大学生試乗会~ page02

  • クルマは高校生になるまで特に興味はありませんでした。家族にも好きでクルマに乗っている人は居ませんでしたし。でもある時、都内の予備校の近くでランボルギーニがフル加速して激走する姿を観て人生観が変わったんです。それまでに持っていた「クルマとは、静かに人を運ぶ乗り物」というイメージが一気に吹き飛びましたね(笑)

    一浪するとストレスを発散する方法がなにもないのですが、浪人時代はイギリスの人気テレビ番組の「トップギア」を観て発散! 次第に、クルマは純粋に楽しいものだと思うようになったんです。

    大学に入学してからは、先輩から譲り受けたサーキット仕様のMR-2でジムカーナを楽しんでいます。ジムカーナにはセッティングが合っていないのですが、ミッドシップのスポーツカーは限界時のコントロールが難しく、日々悪戦苦闘するのが楽しいです。

    同世代の友人や家族からは、クルマ好きというだけで毛嫌いされますね。自動車部以外ではクルマの話ができない状態で、完全に疎外感を味わっています。女の子にクルマの話をしたらドン引きされてしまうので、部活以外ではクルマの話はまずしません。そんなものに学生生活を費やしていいのか?と思われがちですね。

    自分としては、人と同じようなことはしたくないし、クルマ好きをアイデンティティにしたいと思っています。まわりに誰も居ない、孤高の存在を楽しむという感じでしょうか。

    クルマに興味がない人は、クルマで楽しいことを体験したことがないから興味をもてないのだと思います。実用車やタクシーなどだけでは、クルマの面白さを味わう機会が訪れません。もっと、クルマの面白さと出会える機会が多くなるとクルマ好きが増えるのではないでしょうか。

  • 小さい頃からトミカが好きでしたし、親は普通にクルマが好きだったので、ごく自然にクルマ好きになったのだと思います。大きな影響を受けたのはグランツーリズモで、実車のようなビジュアルや性能に感動しました。あのゲームで車種の名前やドラテク理論の基礎を覚えたような感じですね。ゲームだけでは満足できず、早く実際のクルマに乗りたくてウズウズしていました(笑)

    念願が叶って免許を取ってからは先輩から譲り受けたEG6型のシビックSirで峠を走りました。昔のVTECはヤバイですね。ボディはグニャグニャで剛性感が低いのですが、エンジンの耐久性はすごいです。雨の峠でアンダーステアを出しまくり、初心者のビビリでブレーキを踏みっ放しにしてロックさせてしまい、コーナーで刺さってボコボコにしてしまったんですけど、良い経験になりました。こんな話、部員以外の人には絶対に話せませんよ!(笑)

  • 子供の頃はクルマに興味はありませんでしたが、高校1年のときにXボックスのレーシングゲームにハマって以来、クルマへの関心が高まりました。免許は最初からMTで取ること以外は考えなかったですね。基本的にオープンツーシーターが好きなので、愛車は初代ロードスターです。自動車部の人間以外とクルマの話? それはできませんね(笑) 特に女の子にクルマの話をしたらダメです。乗ってるってことだけは言えますけど、エンジンがどうだとか、マニアックな話をすると「終わり」です(笑)

  • クルマが好きで自動車部に入ったものの、正直、実際にはクルマを所有するのはいろんな面で辛かったりしますから、愛車は持っていません。「もしかしたら、自分はクルマ好きではなくなってしまったのかな……」なんて思うようになっていたので、あえてクルマ好きを自認しないようにしていたんですけど、今日、いろいろなクルマに乗ってみると目が覚めました。

    部活ではモータースポーツを中心に、普段は競技車の整備などをやっていますが、実際にクルマを持つときは「所有する喜び」が得られるクルマが良いですね。日常の足というだけになってしまうとつまらないと思います。

    自分は理工学部のエンジン工学科なので、自動車部以外の人とでも日常的にクルマの話はできる環境にありますが、今回参加させていただいたような、面白いクルマに乗って自分がクルマ好きであることを思い出せる機会が減ってるのが問題なのではないでしょうか。

  • 父が大のクルマ好きで、ポルシェの944や初代のBMW M3などでジムカーナをやっており、よく連れて行ってもらったのがクルマ好きになったきっかけですね。カートにも乗らせてもらい、そこからどハマりです(笑)。今はEK4型のシビックSirに乗っていて、今でもたまに父と一緒にシビックでサーキットを走ったりすることもあるので、クルマ好きの人はまわりに多いほうだと思います。

  • 父は昔セブンに乗っていたほどのクルマ好きだったので、私がクルマ好きになったのは、半分父からの洗脳みたいなものでしたね。自動車部は存在も知らなかったのですが、見学していたらいつの間にか入部してしまいました。女子の部員は少ないですけど、2年生の女子が全日本ダートトライアルで優勝したりして刺激を受けて、クルマそのものがますます面白くなりました。

    もし将来所有するならスポーツカーが欲しいです。カプチーノのような小さくてMTで乗れるスポーツカーが無くなっているのは寂しいですね。

    女子の友達で、自動車部以外でも一人だけMT免許を取った子が居ますが、他は免許を持っていない子が多いです。女子の友達からは、クルマが好きだといっただけで、「へ~。あ、そうなんだぁ」と軽くスルーされるばかりか、ちょっと距離を置きたがる匂いが感じ取れて、なんだか切なくなりますね……(笑)

今回集まっていただいたのは頭脳明晰なクルマ好きの皆さんばかりだったので、マリオ高野のように「ガーンと加速して、ギャギャギャギャっと曲がるのがスゴイ!」みたいな本能に訴える系の言葉ではなく、理路整然とした的確なコメントばかりで感動しました(笑)
>ただし、「他の友達からはクルマ好きであるだけでドン引きされる」という現実はショックでしたね。一般的な若者におけるクルマ無関心問題は、我々が思っている以上に深刻であるようです。
「クルマに関心がない人は、クルマで楽しい経験をしたことがない」「クルマの楽しさを知っている人が、それを忘れかけたときに思い出せる機会が少ない」という問題点も浮き彫りとなり、たいへん有意義な企画でありました。経験豊富なオトナの意見はもちろん重要ですが、汚れなきピュアな心を持った若者たちの感性はやはり貴重です。彼らの心が萎えることのないよう、自動車メーカーもクルマメディアも頑張らないといけませんね!