三菱 三菱自動車、コンパクトMPV「Concept AR」を世界初披露
記事・レポート 特集 モーターショー 東京モーターショー 2013 三菱 三菱自動車、コンパクトMPV「Concept AR」を世界初披露
『MITSUBISHI Concept AR』は、SUVの機動性を併せ持つコンパクトMPVモデル。
エンジン、ハイブリッドシステム全体、そしてボディや内装に至るまで徹底した軽量化を図り低燃費化を推進。心地よく快適な走りを実現する。車名は、多人数でアクティブに楽しめる“Active Runabout”に由来している。
エクステリア・インテリアともに新鮮でクリーンなデザインでまとめ、コンパクトながら6名がゆったりと乗車できる室内空間は、シームレスなトリムに包み込まれるラウンドスペースとなっている。
エクステリアデザインは、MPVとSUVの融合を目指し、コンパクトなボディでありながら長めのホイールベースとされ、開放的なキャビンを実現している。さらに、車体上部に設けられた『クリスタルライトルーフ』が、より開放感をもたらす。
また、四隅に配した大径タイヤでリフトアップさせたボディや、そのボディ下部を前後左右から包みこむスキッドプレートで、機動力と安心感あるSUVならではの堂々とした存在感を表現しているす。
他にも、ダイヤモンドカットを大胆に施したフロントグリル、エアアウトレット機能を備えた空気抵抗低減に寄与するリアピラーなど、斬新なデザインを採用。
インテリアは、「6人ゆったり乗車」、「4人乗車でリアはラゲッジスペース」、「4人対座で広いスペースを共有」といったフレキシブルなシートアレンジが可能。
車体上部にはU字型の「クリスタルライトルーフ」を採用。中央からやわらかい光を放つ間接照明が上質な室内空間を演出する。さらに、必要な時にスムーズに取り出せるカップホルダーやタブレット型インターフェイスなども備えられている。
搭載するパワートレインは、ダウンサイジングコンセプトを取り入れた1.1リッター直列3気筒直噴ターボチャージドMIVEC エンジンに、駆動回路一体型のベルト駆動スターター・ジェネレーターを組み合わせた、軽量なマイルドハイブリッドシステム。
また、エンジンやハイブリッドシステムの軽量化のみならず、高張力鋼板の適用範囲を拡大し、さらに軽量材料を適材適所に採用。インテリアに関しても、インストルメントパネル部をシンプルな設計とし、シート形状・生地も厳しく選択。
さらに、リアに搭載した48VのリチウムイオンバッテリーやDC-DCコンバーターが連携し、アイドリングストップからの迅速なエンジン始動や加速時の力強いアシストを実現。減速時のエネルギー回生やアイドリングストップ中のエアコンコンプレッサー駆動では、一層の低燃費化を促進する。
コネクティッドカー技術とフレキシブルなシートアレンジでは、仲間との新たなコミュニケーションが可能となる。ある時は、4人が向き合い、センターコンソールを使ってワイワイとドライブの計画を立てながら、またある時は、側面のスリットからタブレット型のインターフェイスを取り出し、自分だけのコンテンツを見聞きしたり、インターネットを通じて外の世界とつながることができる。時に一緒に、時に一人で。“個人”と“仲間”の距離感を大切にしながら、これまでにないユーティリティを充実させることで、MPVとしての新しい価値観を創り出す。
予防安全技術「e-Assist」と情報システムを活用したコネクティッドカー技術を連携させることで、危険性の予測や警告、セーフティ機能の作動などを迅速・的確に行う。
主な「e-Assist」搭載機能
後側方死角車両警報/路車間通信利用運転支援/オートハイビーム/誤発進抑制制御/衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)/車線逸脱警報システム(LDW)/レーダークルーズコントロールシステム(ACC)
全長×全幅×全高:4350mm×1780mm×1690mm/乗車定員:6名/ハイブリッド燃料消費率:24km/L以上/エンジン型式:1.1リットル 直列3気筒 直噴ターボチャージドMIVECエンジン/最高出力:100kW/使用燃料:ガソリン/ベルト駆動スタータージェネレーター最高出力:10kW(48V)/バッテリー総電力量:48V,0.25Wh/駆動方式:2WD(FF)/トランスミッション:CVT(副変速機付)