みなさんはクルマのメンテナンスや修理をどこにお願いしているだろうか。買ったお店に依頼しているというパターンが多いのではないかと想像する。つまりディーラーで買った人はそのディーラー、街の中古車屋さんで買った人はそのお店というように。でもディーラーと街の中古車屋さんとでは、たとえ売っているクルマは同じでも、メンテナンスの知識や技術力は違うことが多い。

さまざまなクルマの面倒を見なければいけないお店と、単一ブランドだけを集中的にチェックするディーラーとで、整備の質が異なることは容易に想像できる。また現代のクルマは、多くの部分にエレクトロニクスが絡んでいて、専用のテスターがないと不具合をチェックできないこともあるという話も聞く。

でもディーラーは部品や工賃が高いんじゃないの？　いろいろ押し付けられるんじゃないの？　そういう不安を持っている人もいるだろう。そこで真相を明らかにすべく、東京にあるMINIのディーラー、MINI世田谷を訪問し、メンテナンス全般を管轄するアフターセールスマネージャーの森山氏、お客さんとの対応を担当するテクニカルマネージャーの酒井氏にお話を伺った。