LTE回線の常時接続で真のオンデマンドカーナビに進化|パイオニア 新型サイバーナビ

オンラインでカーライフを進化させる新型サイバーナビ

ハイスペック・カーナビの代名詞といえるパイオニア カロッツェリアの「サイバーナビ」の最新作は、これまでのサイバーナビの新型というより全く新たなカーナビの誕生を予感させる。そんな風に思える、パイオニアの意気込みが感じられるモデルになった。

それはひと言で表現するならば“真のオンライン化”を果たしたナビ。最近の自動車業界でもCASE(コネクテッド/オートノマス/シェアリング/エレクトリファイ)という言葉がモテはやされるようになったが、今回のサイバーナビもまた新時代のナビで最も重要と言われる「コネクテッド」に焦点を当てて開発された商品なのだ。

エンタテインメント力を強化して別次元のナビへ

もともとサイバーナビは先進技術を盛り込んだナビとして名を馳せており、これまでもコネクテッドによって独自の渋滞情報を提供したり、ルートをオンラインで引くなどの便利機能や安全機能等は実装されていた。そして今回はそれらの機能を向上および充実させるのは当然として、さらに本格的に「エンタテインメント」の部分にも踏み込んだモデルとしたのが特徴だ。

ではなぜ、エンタメに踏み込むのが難しかったのかといえば、そこにはまさにコネクテッド=通信の壁が立ちはだかっていたから。通信によって車内のエンタテインメントを充実しようとすると、すぐに通信量が問題となる。しかしながら今回はこの問題をクリアしたことで、サイバーナビはオンライン・エンタテインメントの部分に特化した製品へと進化したわけだ。それをしてパイオニアの担当の方も「今回のサイバーナビは、『オンデマンド・カーナビ』といえるものになりました」という。

動画視聴に強い新型サイバーナビ

そしてオンデマンドや最近のエンタテインメントの代名詞のひとつに「動画」がある。我々も自分のスマホで動画を見る機会がとても多くなった。今回のサイバーナビは優れたコネクテッド性能を手に入れたことで、そんな動画視聴をもカーナビで実現したモデルになっているのだ。

もちろんサイバーナビはカーナビのスペックとしては相変わらずのトップランナーに位置している。今回はそれをしっかりと確保した上で、オンデマンドの部分に特化することで、「他のモデルでは絶対にできないこと」を実現した。では果たしてオンデマンドで具体的にどんなことが可能になったのか? それを紹介していこう。

「docomo in Car Connect」による常時接続

今回のサイバーナビが『オンデマンド・カーナビ』を実現するために必須であり、最大の特徴といえるのが最先端のオンライン技術を備えたこと。それが「docomo in Car Connect」を市販カーナビとして初採用したことだ。

「docomo in Car Connect」はご存知NTTドコモの車載向け通信サービスで、走行中でもLTE(4G)で通信速度が速くつながりやすいのが特徴。ここで「はて? それならばスマホをカーナビにつなげば良いのでは?」と思った人も多いだろう。しかしながら今回、サイバーナビと「docomo in Car Connect」の組み合わせで要注目なのは、なんと「通信量が無制限で使い放題」になっていること! 動画をインターネット経由で見ようと思うと通信量は莫大になり、料金も当然かさむ。その問題自体を解決することで、ストレスなく使えるようにしたわけだ。

容量無制限の高速データ通信が1年間無料でついてくる!

さらに今回のサイバーナビのネットワークスティック同梱モデルに「docomo in Car Connect」の1年間の無料使用権がついてくるため、通信を気にせずに動画等の機能が楽しめるのだ。

そんな素晴らしい環境を手に入れて、最新のサイバーナビがある車内は大きく変わる。例えば僕、河口まなぶもチャンネルを持っているYouTubeの視聴も全く問題なく可能。しかもスマホと違うのは、サイバーナビのハイスペックによる動画再生が行われること。というのも今回は、高精細HDパネルによって高画質を手に入れているし、マスターサウンドリバイブによって、音楽ソースだけでなく映像ソースまでもハイレゾ音源相当に引き上げて高音質で聴かせるものになっている。だからひとくちにYouTubeを視聴するといっても、環境は大きく異なるわけだ。

容量無制限だからできること

その1:自宅に設置したレコーダーと接続して録画/リアルタイム視聴できる

さらにユニークなのは、自宅に設置したレコーダーに録画した映像をリモート視聴可能にしたこと。これによって、録画した映画やドラマを再生したり、地デジが届かない場所でのリアルタイム視聴まで可能としている。さらに遠くに旅行にいった際でも自宅エリアの放送局がどこでも視聴できるなど、クルマの中でのTV視聴が劇的に変化するので、同乗する家族や子供達がより楽しめる空間へと車内が変わることになる。

その2:車内でWi-Fiスポットが使える

そしてコネクテッドとしての強みは、ネットワークスティックを接続することでサイバーナビ自体が無線ルーターとモデムの役割を果たすので、Wi-Fiスポットとなる「アクセスポイントモード」を実現している。しかも一度に5台の機器を接続することが可能なので、例えば家族それぞれのスマホを繋いで通信量の上限を気にせずネットが使えるようになる。

そしてこの機能を使えば、サイバーナビにAmazon Fire TV StickをつないでAmazonプライムビデオやNetflixなどの様々な映像コンテンツを楽しむことすらできてしまうのだ。

その3:地図もオンラインで自動更新

さらに地図更新に関しても、ネットワークスティックやWi-Fiテザリングをしておけば自動的に更新してくれるので、常に最新地図を使うことができる。また発売から最大3年分更新が無料であり、期間限定で最新データバージョンアップの1年延長もプレゼントされるのだからお得だ。

車内にも溶け込むスタイリッシュなデザイン

そんな具合でまさに最先端のカーナビといえる今回のサイバーナビだが、もちろんハードウェアとしての進化も著しい。実際に見ていただくと、そのデザインはまるで最新ガジェットのようなスタイリッシュなものとされているし、最近の新型車のダッシュボードデザインにも素直に溶け込むものとなっている。また実際に画面を操作すると、そのインターフェイスは最近のスマホやタブレットと同じようにサクサクと動かすことができるものになっている。この辺りもまさに最先端を名乗るにふさわしい仕上がりといえるだろう。

では果たしてその実力は実際に使ってみてどうなのか? それを実際に試乗しつつ試してみたので次回のコンテンツを楽しみにしていただきたい。

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筆者   河口 まなぶ
1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。
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