新世代ガソリン“Shell Pura”はここがスゴイ!!
普段、何気なく入れているガソリン。
最近では日本も欧米のように、セルフのガソリンスタンドが増えてきているが、あなたはガソリンのブランドにこだわりを持っているだろうか?
実は、同じガソリンでも石油会社によって精製方法や添加物に違いがあるのだ。それによって効果にも差があることは知っておきたいもの。
レースの世界ではその昔、「スペシャルガソリン」という、非常に爆発力の強いガソリンが存在した。そのガソリンを入れるだけでエンジンパワーが10%以上も向上したのだ。
個々のチームが特定の石油会社とガソリンの開発競争を行い、それが次第にエスカレートした為、現在は各サーキットによって、指定のガソリンを全チームが使用するように規則で決められている。
つまり、ガソリンによって差が出るということが、はっきり証明されているからだ。
そこで、世界的な石油ブランド、シェルのグループ会社である昭和シェル石油株式会社中央研究所を訪ね、レーシングドライバー、またモータージャーナリストとして、ガソリンに関して様々な角度から話を聞いてみた。
まず、日本のガソリンは主に中東地域で産出される原油を精製して生産されているが、これには高度な石油精製設備が必要となる。
日本の製油所は高度な精製技術を持っているのだが、昭和シェル石油ではさらにエンジンの洗浄効果の高い添加剤を独自開発。これが現在、昭和シェルのガソリンスタンドで販売されているハイオクガソリン「Shell Pura(シェルピューラ)」に含まれているのだ。
この添加剤は、燃料やエンジンオイルの燃え残りであるカーボンなどが堆積して汚れた吸気バルブ(写真)を洗浄してくれる働きを持つ。一般的なガソリンエンジンでは、吸気バルブが汚れると吸入効率が低下するため、燃焼効率が落ちる。
また、直噴エンジンの場合はガソリンを噴射するインジェクター周りにカーボンが付着しやすく、ピストンのヘッドにも堆積する。間接噴射、直接噴射いずれの場合も噴射されたガソリンの一部がカーボンに吸着されたり、ガソリンの流れが阻害されたりするので、理想的な燃焼状態が崩れ、パワーも燃費も落ちてしまうのだ。
レーシングカーでは定期的にエンジンをオーバーホールして清掃し、最高の状態を保つようにするのだが、一般のクルマではそういうわけにもいかない。
そこで洗浄効果に優れた添加剤が含まれている昭和シェル石油のハイオクガソリン、Shell Puraを使い続けることで、まるでオーバーホールしたレーシングエンジンのように、常に愛車の性能を最高の状態に保つことができるのだ。つまり、これは燃費の節約にも通じるということ。
実はこのShell Puraに含まれる洗浄成分は、他社のハイオクガソリンよりも洗浄効果が高いという評価が出ていると聞く。一般にレギュラーガソリンにはこのような洗浄効果のある添加剤は含まれておらず、レギュラーガソリンを長期に渡り使用しているクルマには、特にお薦めといえるだろう。
また、パワーが小さくエンジン負担の大きな軽自動車にも適したガソリンといえる。
まるで、エンジンをオーバーホールしてくれるような昭和シェルのハイオクガソリンShell Pura。ハイオク派はもちろん、レギュラー派も是非使ってみることを、レーシングドライバーとして、みなさんにもお勧めしたい。
Text:松田秀士