例えば1998年11月に発売したCN-DV2500D。この頃はまだ、地図データベースのメディアがCD-ROM全盛の時代で、DVDナビは97年にCN-DV007Dというモデルで実現したばかりだったが、CN-DV2500Dは「世界初、車をカーシアターにするDVDナビ誕生。」のキャッチコピーとともに、カーナビでいち早くDVDビデオの再生を実現。カーナビからAVナビへの流れを作る。
モニターの高画質化の流れを作ったのは、2000年に登場したCN-DV3500XD。このモデルは、それまでQVGAの解像度が一般的だったカーナビのモニターに、WVGAの解像度を採り入れたモデルだった。
2011年の本放送を前にして2003年に地デジの試験放送が始まると、カーナビのTVチューナーにも地デジ化が迫られたが、ここでも一歩リードしたのがパナソニック。ライバルに先駆けて2006年に発売したFクラスは、アナログTVチューナーに加えて12セグ/ワンセグ対応の地デジチューナーを標準装備。家庭で楽しむ映像や音楽を車内に持ち込み、クルマを第二のリビングルームに変えて行く「From Home to Car」コンセプトを形にして行く。
そして2009年には業界で初めて車載BDプレーヤーのCY-BB1000Dとより高解像度なXGAディスプレイ搭載のカーナビ・CN-HX3000Dを発売。
2013年にはDVDビデオもプログレッシブ再生可能なCN-R500WD1を発売。これには家庭用薄型TVで開発された「PEAKSプロセッサー」という技術が活きている。
個人的にも家庭では、VHSビデオ,DVDプレーヤー、BDレコーダーなど、パナソニック製品が多数ある。ブランドと製品に安心感と信頼感があるからだ。そんなパナソニックだからカーナビも信頼性が高いし、家庭用TVからカーナビへの技術フィードバックがあるのも総合メーカーならでは。映像に関してもライバルを一歩リードしているのがパナソニックのカーナビなのだ。