早いもので、今年も初夏を迎えました。気温25度を越える夏日も多くなり、暑さ対策を考えるべき季節となりましたが、そんな季節の移ろいに逆行するかのように、私は自分の愛車に新品のスタッドレスタイヤを装着。
これから夏になろうというのに、ナゼ今スタッドレスタイヤなのか?
それは、耐摩耗性能の高さで定評のあるダンロップの人気スタッドレスタイヤ「WINTER MAXX」を、あえて夏のドライ路面でガンガン走らせることにより、実際の耐摩耗性能をチェックするためです!
最新のスタッドレスタイヤのトレンドは、氷上でのグリップとドライ路面性能の両立にあり、「WINTER MAXX」ではダンロップ史上最高の氷上グリップを達成しながら、ドライ路面でも不満のない操安性能を実現。私自身も試乗会などでその性能を実感し、購入したユーザーからも高い評価を得ています。
スタッドレスタイヤを装着すべき期間は地方によって異なりますが、たとえば関東地方南部の場合は、12月中旬~3月中旬までの3ヶ月間というのが一般的です。
いくらドライ路面性能や耐摩耗性能が高くなったからといっても、ノーマルタイヤに比べるとドライ路面上では限界グリップ力や高速性能、ウェット性能などのすべてが劣り、摩耗も進みやすいという特性そのものは変わっていないので、基本的には、どんな高性能スタッドレスタイヤでも春になればお役御免。ノーマルタイヤに履き替えるべきものであります。
スタッドレスタイヤを夏の間に履いてしまっては、せっかくの雪上/氷上グリップ性能が無意味となるだけでなく、安全上に一抹の不安があるというのが常識です。
しかし今回、私はそれを重々承知の上で「WINTER MAXX」の通年使用テストを実施します。
①ドライ路面のみを延々と走り続けた場合の摩耗具合はどうなのか?
②乗り心地や騒音、グリップ力など、タイヤとしての基本性能部分に、本当に違和感を得ないのか?
③早期装着することで良いことがあるのか?