ドイツとも、日本とも違う・・・明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート(1/3)

ドイツとも、日本とも違う・・・明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート
ドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤ ドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤ ドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤ ドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤ ドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤ ドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤ ドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤ ドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤ ドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤ ドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤ ドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤ 画像ギャラリーはこちら

小規模な自動車メーカーが採用した理想的なパワートレインの姿

ドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤ

2010年にフォードから中国の吉利(ジーリ)傘下となったボルボ。中国資本になったことで色々な不安が聞かれたが、吉利は「金は出すが口はださない」と言う方針で、ボルボがこれまで培ってきた“ブランド”を尊重してくれているそうだ。

ボルボは他の自動車メーカーと比べると規模は小さい。そんな企業が生き残っていくためには、無駄を省いた合理化が絶対である。

そこでボルボは単純なコストダウンや共用化ではなく、自分たちが考える理想のパワートレイン/シャシーを開発し、水平展開していくと言う考え方(マツダのSKYACTIVも良く似た発想)を選んだ。

これが、ボルボが100%自社開発した新世代パワートレイン「Drive-E(ドライブ・イー)」と、新世代プラットフォーム「SPA(スケラブル・プロダクト・アーキテクチャ)」である。

ドライブ・イーとSPAを全て採用し、いちから新設計されたのが2016年1月に発売された「XC90」だが、パワートレインのドライブ・イーについては先行して既存モデルへ搭載され、2014年より日本導入が順次開始されている。

既に多彩なラインナップを誇る「Drive-E」(ドライブ・イー)

ドイツ御三家とは違う、明確な2つの個性「ボルボ S60 T3 SE」「ボルボ S60 T6 AWD R-DESIGN」試乗レポート/山本シンヤ

ドライブ・イーは「4気筒以下」、「2リッター以下」、「ガソリン/ディーゼルも共通の基本構造」が特徴。

日本においては、ガソリンは1.5リッターターボの「T3」、2.0リッターターボの「T5」、2.0リッターターボ+スーパーチャージャーの「T6」、2.0リッターターボ+スーパーチャージャー+モーターのPHV仕様「T8」の4タイプ、ディーゼルは2.0リッターターボの「D4」をラインナップしている。

S60/V60にベーシックな「T3」を追加、さらに「T6」もDrive-E化された

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そんなドライブ・イーだが、今回Dセグメントのセダン/ワゴンである「S60」「V60」に『T3 SE』が追加された。

また、S60/V60およびSUVの「XC60」で従来から存在した『T6 AWD R-DESIGN』グレードについても、新たにエンジンが載せ換わりドライブ・イー化されている。

「[東京~新潟日帰り往復500km!]ボルボ 新型「 XC60 T6 AWD」ツインチャージャーで行くロング試乗レポ」はこちらから

S60の登場は2010年と既に6年が経過しているが、進化・熟成を止めないと言う姿勢は、日本のスバルと共通する部分でもある。

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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

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