元整備士イチオシ! パパ・ママ友に100万円以下で“ドヤれる外車”【ダディ×マミー】

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これまでに「100万円以下でドヤれる外車」でご紹介したDS3や、アルファロメオ ジュリエッタ、はたまた、フィアット 500(チンクエチェント)などは、どちらかと言えば個性的な部類。

世の中には個性的であることが愛される重要な要素だったりすることもあります。

もちろんご紹介している以上、どの車種にもおすすめできる”ドヤポイント”はありますが、個性と並んでクルマにとって大切な要素、それは日々の通勤やお買い物から週末のレジャーまで使える実用性。

そこで今回皆さんにご初回するのは、ドイツの国民車! フォルクスワーゲン パサートヴァリアントです。

目次[開く][閉じる]
  1. すべての教科で高得点を出す目立たない優等生
  2. ドヤポイント その1:国産車には無い骨太感のある走り
  3. ドヤポイント その2:潔ささえ感じる凛とした内装
  4. ドヤポイント その3:1歩先行くダウンサイジングターボエンジン
  5. パサートヴァリアントを買うなら注意してほしいポイント
  6. 毎週水曜日はダディ×マミー!

すべての教科で高得点を出す目立たない優等生

フォルクスワーゲン パサートヴァリアントを一言で形容するなら、ズバリ“普通”!(MOTA編集部の某氏に怒られそう…。)

フォルクスワーゲンにはメーカーを代表するゴルフや、日本でも評価の高いポロがあります。

さらには、ポルシェ カイエンの姉妹車であるトゥアレグなど、個性と人気の両方を兼ね備えたビックネームがゴロゴロ存在します。

そんな濃いラインナップの中で、やや存在が薄いとも言えるパサートヴァリアントですが、あえてふつうの王道ど真ん中を突き進んできたからこそ、誰が使っても満足できる、高い平均点を叩き出す優等生なのです。

100万円前後で狙えるのは、2015年式までの先代に当たるモデル。ステーションワゴン形状の広い荷室を持ち、ゴルフバック4つを積み、大人4人でゴルフにだって余裕で行けちゃいます。

ドヤポイント その1:国産車には無い骨太感のある走り

ドイツを代表するメーカーらしく、車種を問わずフォルクスワーゲンの走りは、ギュッとした塊感があり、路上のマンホールや高速道路の継ぎ目といった小さな段差を越えるときに、ボディの軋みを感じることはありません。

その剛性感の高さは、乗れば乗るほど実感でき、長距離ドライブの疲労感を緩和してくれます。

運転は楽しむもの! というパパさんにおすすめ

クルマの運転を楽しむポイントはいくつかありますが、その車種ごとの個性を感じるのも大きな楽しみの一つ。

これまで国産車しか乗ったことがないという方であれば、ドイツ車ならではの剛性感のある走りを間違いなく感じることができます。

ドヤポイント その2:潔ささえ感じる凛とした内装

メッキや木目を多用するよな派手さはないものの、外装同様、直線を基調にした内装は、余白の美を大切にする琳派にも通じるものがあり、日本人的な美意識に近いものを感じます。

あるべきものがあるべきところに配置され、日々の使い勝手も申し分ありません。

家族でのお出掛けが好きなパパ・ママさんにおすすめ!

旅は目的地までの移動時間も楽しむものと言われますが、長時間のクルマ移動で疲れてしまっては、せっかくのお出かけが台無し。

適度な広さと清潔感のある内装に加え、疲労感の少ない剛性感のあるボディを持つパサートヴァリアントなら、長距離ドライブがより楽しくなること間違いなしです。

ドヤポイント その3:1歩先行くダウンサイジングターボエンジン

外車をというと心配になるのが、ハイオクガソリン指定による燃料費の高さ。パサートヴァリアントももちろんハイオク指定ですが、搭載される1.4リッターTSIダウンサイジングターボエンジンのJC08モード燃費は17.6Km/L。

現在主流となっているダウンサイジングをいち早く取り入れたことによって、お財布にも優しいエンジンです。

▼パサートヴァリアントは買い? ライバル車3台比較を見る

家族のお財布を預かるママさんにおすすめ!

繰り返しになりますが、やはりクルマを維持していくうえで、走れば走った分だけかかる燃料代は無視できないポイントです。

全長4,785mm、全幅1,820mmという堂々とした存在感のあるボディでありながら、燃費が良いというのは、やりくり上手をこっそりドヤれるポイントなのではないでしょうか。

パサートヴァリアントを買うなら注意してほしいポイント

パサートヴァリアントには、DSGという2つのクラッチを持ったトランスミッションが採用されており、ネット上には「DSGのトラブルに要注意!」という記事を多く見かけることでしょう。

確かに筆者が整備士として働いていたとき、DSGのトラブルで数十万円の修理費が必要になった車両はなかったわけではありません。

DSGは構造が複雑で、なおかつ緻密な制御を必要とするため、結果的に壊れやすいと思われてしまっても仕方がないかもしれませんね。

しかし誤解が無いように付け加えるなら、DSGを搭載したパサートヴァリアントがすべて故障するわけではなく、10万km以上ノートラブルという車両も多く存在します。

ある程度は“運”になってしまう部分は否めませんが、きちんと信頼できる販売店から購入し、腕のある整備工場でメンテナンスを行えば、それほど過度な心配をする必要はありません。

▼中古車を買うときに見るべき・注意すべきポイントとは

[筆者:増田 真吾]

毎週水曜日はダディ×マミー!

当企画では、「〜万円以下でパパ・ママ友にドヤれる外車」をテーマに、選定した外車(中古車/MOTA調べ)の魅力を「ドヤポイント」と称して、サクッと紹介していきます。

次の更新は4月29日(水)。次回もお楽しみにー!

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増田 真吾
筆者増田 真吾

和太鼓とROCKを愛する自動車ライター。国産車ディーラー、車検工場でおよそ15年自動車整備士として勤務したのち、大手中古車販売店の本部業務を経験。その後、急転直下で独立しフリーの自動車ライターに転身。国家資格整備士と自動車検査員資格を保有し、レースから整備、車検、中古車、そしてメカニカルな分野まで幅広い知見を持つ。昔の彼女が付けた肩書は「熱血太鼓車バカ」。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

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