“ブーストモード”で290psに「ゴルフ GTI クラブスポーツ」ビートル初のクロスオーバー「ザ・ビートル・デューン」Volkswagen Day 2016にて披露
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フォルクスワーゲン グループ ジャパンは5月21日~22日の2日間、東京・お台場の特設会場において、フォルクスワーゲンの体験型プログラムが楽しめる大規模イベント「Volkswagen Day 2016(フォルクスワーゲンデイ 2016)」を開催している。
そんな中、フォルクスワーゲンでは2台の特別限定車を同イベントにて公開した。
一つは、ゴルフ GTIの生誕40周年を記念した特別限定モデル「ゴルフ GTI クラブスポーツ トラックエディション」。
同モデルはゴルフ GTI史上、いわゆるFFゴルフにおいて最強のモデルで、エンジンはゴルフRの2リッターをベースとして改良を加え、現行のゴルフ GTIと比べて33kW/45psアップさせた最高出力 195kW/265ps、最大トルク 350Nm/35.7kgmに6速DSGが組み合わされている。
さらに、このゴルフ GTIクラブスポーツでは「ブースト機能」が搭載されており、アクセルペダルをキックダウンすることで約10秒間、最高出力213kW/290ps、最大トルク380Nmを発生させることができる。
VGJ マーケティング本部長の正本嘉宏氏によると、このゴルフ GTI クラブスポーツ トラックエディション、実はつい数週間前にドイツのVW本社工場でラインオフしたばかりとのことで、「どうしてもこの場で飾りたい!」という思いから、無理やり飛行機で日本へと持ってきたのだそう。
この「ゴルフ GTI クラブスポーツ トラックエディション」は400台限定で日本へ導入される。価格は4,699,000円(税込)。ベースのGTI(ナビ付)と比べて30万円高で買い得と言える同モデル。正本氏によると、すでにかなりの受注が入ってきているという。
また、この「トラックエディション」はフルバケに19インチアルミとスパルタンなモデルとなっているが、今秋に「ストリートエディション」と呼ばれる価格と装備を抑えたモデルも発売が予定されている。
もう一台の特別限定車は、ビートルのクロスオーバーモデル「ザ・ビートル・デューン」。
ザ・ビートル・デューンは、60~70年代にカリフォルニアで一世を風靡したビートルベースのラフロードカー「デューン・バギー」や「バハバグ」を現代風に再現したモデル。
クロスオーバーモデルらしく、 専用サスで最低地上高は15mmアップされ、ブラックのホイールアーチにプロテクションモールが装備されている。 エンジンは、1.4リッターTSIエンジンに7速DSGが組み合わされている。
カラーについては、サンドストームイエローメタリック1色のみ。500台限定で価格は3,219,000円(税込)。
同イベントには、比較として当時の「バハバグ」が持ち込まれ、クローズドコースでザ・ビートル・デューンとバハバグの同時走行が披露された。
初日となる5月21日は青天に恵まれ、多くの来場者により盛況となった「Volkswagen Day 2016」。
イベント内容としては、フォルクスワーゲンが現在日本で発売している最新モデルの試乗ができる「オールラインアップ・テストドライブ」や、普段あまり運転しない人向けにVWアカデミーの講師が直接レクチャーしてくれる「フォルクスワーゲン・ドライビングセミナー」、駐車支援システムを使った車庫入れ体験「サラウンドアイ・エクスペリエンス」、フォルクスワーゲンのセーフティ機能を同乗走行で体験できる「オールイン・セーフティ エクスペリエンス」、ゴルフの最上級モデル「ゴルフR」の走行性能を同乗体験出来る「Golf R パワースライド・エクスペリエンス」「Golf R パワースライド・チェイサー」など、魅力ある数々のVW車を実体験できる貴重なイベントだ。
また、「オールラインアップ・テストドライブ」はVWの現行車種ほぼ全てを試乗することが出来るという、魅力あるプログラム。
常駐のスタッフに人気のクルマを聞いてみたところ、ポロGTIとゴルフGTIのマニュアル車、またゴルフRの人気が高いという。
こちらの待ち時間は、人気のプログラムのためおよそ30~60分ほど。だが、ここまで多くのラインナップのフォルクスワーゲンのクルマを、お台場で乗れる機会は今回のイベントをおいてはそうないであろうことからも、おすすめといえる。
Volkswagen Day 2016は、5月22日(日)も引き続き開催される。
場所は東京・お台場で、ゆりかもめ「船の科学館」駅の目の前の特設会場となる。22日は新型車の発表はないものの、11時からELTの持田香織さん、また14時にはテリー伊藤さんのトークショーが開かれるのでぜひ。
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