伊東
ABBA RESORTS IZU - 坐漁荘
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坐して魚を釣るが如く、心の赴くままに過ごす宿

伊豆高原・浮山温泉郷は、風光明媚で豊かな自然を感じる場所である。その一角に佇む坐漁荘は、開業から五十余年。多くの客人たちが安らぎを求めて訪れる、日本情緒に憩う宿である。

客室純和室、プール付き洋風ヴィラなどの多種多様なラインナップ

約6000坪という広大な敷地面積に、客室数は35室。露天風呂付きの和室や、スイートルームタイプの離れ、そしてプールとジャグジーが付いたメゾネットタイプのヴィラまで、さまざまな部屋をそなえている。例えば本館の和室。一階の部屋なら露天風呂に体を横たえながら、四季折々の自然を感じることができるし、二階なら半露天風呂から望む相模湾に心安らぐという具合だ。和室ながらツインベッドを備える部屋もあり、旅人のさまざまな要求にも応えてくれる。よりプライベートな空間に身を置きたい人にオススメなのが、5年前にできたヴィラ形式の客室だ。屋外のルーフデッキにあるデッキチェアで、ゆっくりと読書に耽るもよし。約140㎡の広々とした室内には、デッキを眺めるリビングとベッドルームが。まるで理想の別荘に来たかのような、極上の空間が用意されている。

部屋での過ごし方ひたすら静謐を湛える空間で過ごす至福のとき

すべての部屋に約束されているのは、そこで過ごす静謐な時間だ。微かに香る藺草(いぐさ)の匂いに包まれた旅人が耳にするのは、古木の枝を撫でて通り抜ける風の音くらいもの。季節によっては、鶯のさえずりがそれに加わることもある。しばらく部屋に佇むと、次第に静けさが心地よく感じていることに気づくだろう。部屋で過ごす静かな時間は、内なる自分と対峙する貴重なひとときだ。それは、ある意味で旅の本質というか醍醐味とも言えるかもしれない。本館の部屋から望むことができる日本庭園は丁寧な手入れがなされ、生命力が溢るパワースポットともいうべきオーラに満ちている。神木と崇められる楠が存在感を示し、早咲きで人々の心を和ませる河津桜があり、錦鯉が優雅に舞う池がある。宿の至るところに、緩やかでゆったりとした時間が流れている。

料理目と舌で味わう伊豆の四季。自然の恵みを和食でもフレンチでも

今さらではあるが、伊豆半島は食材の宝庫である。海の恵みの代表はきんめ、秋口の伊勢海老。山の恵みは多様な無農薬野菜と天城山中で育つ軍鶏や鹿そして猪と、食通なら否が応でも期待が高まるものだ。夕食は和会席かフレンチのコースが選択可能。和食なら冬はふぐがオススメ。意外なようだが、伊豆はふぐの産地でもある(ふぐコースは11月〜3月くらいまで)。フレンチの絶品は鹿のコンソメ。となると、一泊で帰ってしまうのは少しもったいない。夜は宿泊者以外の飲食はできないが、嬉しいことにランチ営業がある。パスタは天城鹿肉のボロネーゼ、地元産魚介の洋風海鮮丼など、カジュアルなラインナップが揃う。コース料理の一品ごとに「深蒸し茶・菱東」「和烏龍茶・あおい」など静岡産の4種の茶を合わせるティー・ペアリング・コースは、茶どころならではの趣向が楽しめる。まずはドライブがてらランチに訪れるという楽しみ方も提案したい。

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風呂あらためて「日本の温泉って、いいよね」と思う

苔の衣を纏った庭を眺めながら「庭園露天風呂・英」で湯あみを。翌朝には雑木林や竹穂垣に囲まれた檜風呂の「庭園露天風呂・葵」へ。加えて「紫苑」「翡翠」と名付けられた2つの大浴場、さらに貸切露天風呂も2カ所と、風呂三昧で時間が過ぎゆくのは幸せなことだ。ここ浮山温泉の泉質は弱アルカリ単純泉質で、軟らかく無色無臭。芯から体が温まっていく。主な効能は慢性関節リウマチ、慢性筋肉リウマチ、神経痛、疲労回復などで、疲れを癒すとともに、美肌効果もあるという。シャンプー、コンディショナーなどのアメニティは肌に負担のかからないものが揃う。吸水力に優れたタオルが用意されているのも嬉しい。体も心も少しずつ、そして確実にほぐれていくのが実感できる。

和の心が満ちる館内館内の刀剣ギャラリーで考える「日本らしさ」

宿に到着すると、まずは本館に案内される。ロビーにはお香が焚かれ、チェックイン時には抹茶が供される。ああ、日本の正しい旅館に来たのだなとしみじみ思う。押し付けがましくはないが、キッチリと「和の心」が表現されている。「日本らしさ」とは何かを定義するのは難しいが、訪れた旅人が自問するきっかけが、宿のあちらこちらに散りばめられているようにも感じられる。最も「和」というものを感じる場所は、館内の刀剣ギャラリーだ。人間国宝の手による刀剣の数々が展示され、希望すれば解説を聞きながらの鑑賞も可能だ。宿で開催されるイベントも「和」を意識したものばかり。「香り袋づくり」「庭師が解説する日本庭園の鑑賞法」「日本茶三種の正しい淹れ方」「折り紙」などの体験プログラムは外国人宿泊客のみならず、日本人宿泊客にも好評だ。

一期一会の篤いもてなしと和の心地良さが相まって、旅人は皆、笑顔とともに宿を後にするという。「静けさが、これほどまでに価値のあることだとは思いもよらなかった」との呟きも添えて。旅の終わりにふと我に帰ると、ひねもすのんびり坐って魚を釣るように、心の赴くままに過ごしていた自分に気づくだろう。

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