金沢
まつさき
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美しい庭園の風景に癒やされる、やさしさの宿

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まつさき

敷地内に足を踏み入れると、美しい庭園の風景が視界いっぱいに飛び込んでくる。1500坪を数える「松泉湖庭園」「安土桃山庭園」を取り囲むように建てられた旅館「まつさき」は、1836(天保7)年から続く歴史ある宿だ。明治の文豪・泉鏡花が著した『海の鳴る時』の舞台にもなっている。季節によって表情を変える庭園を、様々な角度から望む部屋と露天風呂。新館と本館で2人の料理長が織りなす料理。「まつさき」で過ごす時間は、日常を忘れる癒しとなるだろう。

お部屋心を解きほぐすゆったりとした空間

それぞれの部屋の広くゆったりとした空間に、心にも自然とゆとりが生まれる。新館「鳳凰」は、全ての客室に源泉が引かれ、内風呂と露天風呂がついている贅沢なつくり。一度内風呂で温まってから露天風呂を楽しめるのは嬉しいところだ。また、各部屋には「月見庭園」も備わる。驚くほど広く、その風情を感じながら滞在を満喫できる。本館は、4つの棟からなり、さまざまなタイプのお部屋がある。たとえば「白玉の間」は、内風呂と露天風呂が繋がる美しい岩風呂が特徴的。バリアフリー設備が整い、2つの寝室を備えているため、2世帯での宿泊に利用することもできる。個性あるお部屋で、誰もが心にゆとりを持って日常を忘れられる、「まつさき」はそんな空間にあふれている。

お部屋からの風景四季折々の表情を見せる庭園

「まつさき」を訪れる人は、部屋から望む庭園の景色に魅了される。旅館を象徴する「松泉湖庭園」と「安土桃山庭園」は、季節によって様々な表情を見せてくれる。春は桜やツツジが咲き誇り、初夏の松泉湖は睡蓮の花に彩られる。秋は燃え上がるような紅葉が、冬は雪吊りされた木々が、風情ある景色を演出。霊峰・白山が真っ白に染まる雪景色も必見だ。松泉湖を横切るように造られた通路の先には茶室がある。上から見下ろすと、通路が曲がりくねっているのが見て取れる。これは木々を傷つけないようにと、木を避けて通路を作ったのだそうだ。自然への畏敬の念を忘れず、細やかな心配りをしているからこそ、美しい庭園が守られている。先ほどご紹介した、新館の各部屋に備えられた月見庭園からは、縁側に腰掛けながら月を見上げることができる。露天風呂に浸かりながらお酒を片手にする月見は、この上なく優雅な時間になるだろう。

お風呂・温泉展望露天風呂から、白山連峰の絶景を望む

辰口温泉は、1,400年という途方に暮れるような長い年月を経て現代に残る温泉だ。「まつさき」の温泉には、庭園内から掘り出した源泉が引かれている。特有の弱アルカリ性の温泉は滑らかで、肥満症や冷え性等に効果があるという。必ず利用したいのが、新館「鳳凰」最上階の5階にある展望露天風呂だ。総檜造りの「木犀」と、岩風呂風の「玉竜」の2つの展望露天風呂が楽しめる。遠く白山連峰の山々を望むことができ、冬には神秘的に輝く白銀の風景が見るものを虜にする。予約制の貸切露天風呂「雷鳥」も好評だ。誰にも邪魔されないプライベートな空間で、ゆったりと湯浴みができる。辰口温泉の古い歴史に思いを馳せながら、美しい風景と滑らかな温泉を、心ゆくまで堪能しよう。

料理2人の料理長によるこだわりの料理

「まつさき」では、新館・本館それぞれの料理長が、異なる料理を提供する。2人の料理長と社長の思いは、「手をかけて良いものを作ろう」と通じている。根底にあるのは、「熱いものは熱く、冷たいものは冷たく。手作りのものを出す」ということ。月替りの献立で提供される懐石料理で、季節ごとに全く違ったおいしさを楽しませてくれる。それぞれの料理は、地元食材にもこだわっている。「冷凍の食材に走らず、あえて手のかかる生の食材を使っていくことは、やがて地域産業の活性化にもつながる」というのが社長の信念。石川を代表する能登牛や加能ガニ、のどぐろにあわびと、季節によって旬の食材が並ぶ。利尻産の昆布と枕崎産の鰹節を贅沢に使用した「だし」が自慢の料理に、思わず舌鼓を打つことだろう。

歴史創業180年、辰口温泉の歴史を支えてきた老舗

辰口温泉の開湯の歴史は、奈良時代まで遡る。辰口温泉は洪水によって一度泉源が埋没して途絶えたものの、江戸時代、1836(天保7)年に「まつさき」初代当主が新泉源を発掘。そこから旅館「まつさき」の180年以上続く歴史が始まったのである。辰口温泉は、明治を代表する文豪の一人である泉鏡花ゆかりの地でもある。小説『海の鳴る時』は、この宿を舞台とした物語だ。館内では、実際に泉鏡花が愛用した硯箱、直筆の短冊を見ることができる。「まつさき」はかつて、「宿泊客が宿の手前で服を改めてから来泊するほど、格式ある旅館だった」という。その伝統と風格を保ちつつ、今では老若男女問わず多くの人に愛され、親しまれる宿となった。いくつもの時代を越えて今に残るその魅力を、ぜひ訪れて感じてほしい。

「お客様がそれぞれの持ち場に帰ったときにまた活躍してもらえるように、癒しを届ける」、それが「まつさき」の役割だという。やさしさにあふれた「まつさき」での滞在は、訪れる人の心を癒し、その人の周りの環境を、果ては社会全体を良くしていくことに繋がるのだろう。それまでの日々を一度忘れてリセットし、気持ちを新たに日常に戻る機会を、「まつさき」は与えてくれるに違いない。

キーパーソン

社長 松崎陽充(まつさき・あきみつ)

「まつさき」6代目社長。1988(昭和63)年まで東レ(株)複合材料研究室にて炭素繊維複合材料の研究に従事する。松崎社長のアイデアから生まれた炭素繊維複合材料は、航空機「ボーイング787」の機体にも使用されている。これは20%の燃費向上をもたらし、環境負荷軽減にも寄与している。

当館は、「やさしさの宿」。心やさしきスタッフが集まり、おもてなしや料理などに心を込めています。それがお客さまを通じて社会に伝わり、社会全体がやさしさで満たされることを望んでいます。また、ソーラーパネルを配備して太陽熱を利用したり、バイオマスボイラーを熱源とするなど、地球環境に優しい宿でありたいという思いもあります。お客様に、社会に、地球にやさしいことが、一番のおもてなしになると信じて、お客さまをお迎えしています。

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