日本のレースにファミリー客急増!スーパーフォーミュラの熱戦に満員のスタンドも熱狂(1/3)

  • 筆者: 山口 正己
  • カメラマン:Japan Race Promotion Inc. /松永和浩
日本のレースにファミリー客急増!スーパーフォーミュラの熱戦に満員のスタンドも熱狂
SUPER FORMULA 第3戦/富士 SUPER FORMULA 第3戦/富士 SUPER FORMULA 第3戦/富士 SUPER FORMULA 第3戦/富士 SUPER FORMULA 第3戦/富士 SUPER FORMULA 第3戦/富士 SUPER FORMULA 第3戦/富士 SUPER FORMULA 第3戦/富士 SUPER FORMULA 第3戦/富士 SUPER FORMULA 第3戦/富士 SUPER FORMULA 第3戦/富士 画像ギャラリーはこちら

スーパーフォーミュラに“異変”?

SUPER FORMULA 第3戦/富士

7月16日、富士スピードウェイでちょっとした“異変”が起きた。スーパーフォーミュラ第3戦が壮絶な闘いになったのだ。そして、三連休の中日に行なわれたそのレースを、いつのもスーパーフォーミュラでは考えられない35100人が見物した。

レースは、実に分かりやすい展開で進んだ。この日のドラマの主な登場人物は、以下の通りだった。

■ストフェル・ヴァンドーン

■ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

■中嶋一貴

■関口雄飛

■アッドレ・ロッテラー

■星野一義

■舘信秀

ホンダF1で鮮烈デビューしたヴァンドーンがスーパーフォーミュラにも

ストフェル・バンドーン 41号車SUPER FORMULA 第3戦/富士

まず、ウェットコンディションで行なわれた土曜日の予選でポールポジションを奪ったのは、ストフェル・ヴァンドーン。マクラーレン・ホンダのサードドライバーとして、2016F1GP第2戦バーレーンGPに、フェルナンド・アロンソの代役で参戦、マクラーレン・ホンダに初ポイントをプレゼントした逸材だ。今シーズン、舞台を日本に移してスーパーフォーミュラに“デビュー”した。

ストフェル・ヴァンドーンは、確かに新人には違いないけれど、去年、F1の直下カテゴリーのGP2シリーズで、圧倒的な強さを見せてチャンピオンを奪った。チームメイトとして1年間GP2を闘った松下信治は、ヴァンドーンを「完璧」と絶賛している。運転の巧さはいうまでもなく、集中のレベル、レース週末の無駄のない行動、そして別格の速さを見せながらそれをハナにかけることもない人間性を含めて、まさしく非の打ち所がないベルギー人レーサーだ。

もともとスーパーフォーミュラは、北はスポーツランド菅生から、南は九州のオートポリスまでの6つのサーキット(オートポリスが熊本地震の影響で現在閉鎖中)を徹底的に走り込んでスキルを高めた職人レーサーの闘いの場であり、余所者が来てもおいそれとはトップを走れない。去年ここにデビューしたあの天才、小林可夢偉でさえ、優勝もポールポジョンも未経験のカテゴリーだ。そこでポールポジションを取ったことで、ヴァンドーンの才能が改めて見直されていた。

そして、レースは曇天ながらドライコンディションになった。ヴァンドーンは、富士スピードウェイ初体験で、富士の週末が雨模様だったことでドライコンディションはほぼ未経験という不安を抱えてスタートした。「雨だからポールポジションを取れたけれど、ドライになるとレベルが高くなるから、そうは簡単にはいかないでしょうね」というチーム関係者はコメントしていたが、スタートで早くもその予想が当たる展開になった。

冷静なはずのヴァンドーンが、1コーナーでブレーキをロックさせ、予選2番手のディフェンディングチャンピオン石浦宏明と共にコースをはみ出し、4位にポジションを落してしまう。

トップに立ったのは、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ。日本一速い男といわれた走る闘魂、星野一義監督率いる名門チームのエースだ。そして2コーナーを立ち上がったところで2番手にいたのはなんと予選6番手から強烈なダッシュを決めた中嶋一貴だった。さらに中嶋一貴は、J.P.DE.オリベイラが小さなミスを犯した1周目にトップを奪い、二人は別格のペースでレースをリードした。

1 2 3 次へ

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

山口 正己
筆者山口 正己

F1情報サイト[STINGER]http://www.f1-stinger.com/ 編集長 世界初のF1速報誌『GPX』創刊編集長記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタの最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる