トヨタ 先進技術試乗レポート ~自動運転から燃料電池、小型モビリティまで~/国沢光宏(2/2)
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- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:トヨタ自動車/オートックワン編集部
仕上がりはすばらしい『FCV(燃料電池自動車)』
トヨタは本気で2015年にFCV(燃料電池車)を市販するらしい。残念ながら燃料電池システムの価格が500万円程度になるらしく、車体を合わせると1千万円以下になるかどうかという状況。しかも「燃料」となる水素の供給ステーションの数が増えないため、いろんな意味で厳しい。
今回試乗出来た燃料電池車は、2015年に市販されるモデルの基本コンポーネンツをそのまま使っているとのこと。SAIのボディをかぶせているのだけれど、予想以上にコンパクト。今までの燃料電池車って大きなSUVでした。燃料電池ユニットを小型化したということです。
そういった意味からすれば大きな進歩をしている。ハンドル握ると「こらもう市販できるんじゃないですか?」という仕上がり具合。素晴らしいと思う。10年後には実用化の入り口が見えるかな、という感じ。逆に考えると10年以内は難しいと考えます。評論家、理解すれど難しさを感じる。
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