納期は既に数ヶ月待ち!大人気の新型プリウス、購入は試乗してから判断すべき「2つの理由」(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正/トヨタ自動車
LAショーでの世界初公開から3ヶ月、ようやく発売となった新型「プリウス」!
「ようやく発売です!」と言いたくなるのが、2015年12月9日に正式発表されたトヨタ 新型「プリウス」だ。
新型プリウスが初披露されたのは、2015年9月上旬の北米・LAショー。この後、10月には新型プリウスに採用される先進技術が公開され、11月にはプロトタイプ(試作車)の報道試乗会も開催された。
一方、販売店では9月下旬からスタッフ用の資料を使って顧客への説明を開始。価格が未定ながらも実質的な予約受注が始まり、11月上旬には価格も明らかになって、メーカーへの発注も行われるようになった。
新聞報道などは詳細な情報を流さず、CMも放映されていないから新型プリウスの受注開始を知らない人も多い。それでもトヨタの販売店と付き合いのあるユーザーは、事前にスケジュールを知らされて注文できる状態になった。
もちろん試乗車や展示車は配車されておらず、東京モーターショー2015に出展された程度だ。なので、現物を見ないで注文することになる。
ふつうは洋服を買う時も試着するのだから、高額商品であるクルマを試乗しないで注文するには相当な勇気が必要だろう。だが、それをあえて行うのは、人気車となる新型プリウスの受注が開始された以上「悠長にしていたら納期が伸びてしまう」からだ。
予約受注の影響で、新型プリウスの納期は既に・・・
実際、本稿を執筆している発売直前の12月上旬でも、納期がかなり伸びている。販売店によれば、ニッケル水素電池を使う「S」グレードの納車は2016年4月以降、リチウムイオンの「A」は5月以降、さらに本革シートを装着した「Aプレミアム」は7月以降になる可能性が高いという。
ちなみに2009年に発売された先代プリウスも、受注開始の前倒しを行って納期を最長で約10ヶ月まで遅延させた。現行プリウスも先代プリウスと同様、試乗して納得した上で契約すると長い順番待ちを強いられてしまう。
メーカーにとっては、受注を溜めておくと生産開始から効率良く納車できる。売れ筋のグレードやオプションの動向も予め分かって、部品の調達などをしやすい。メーカーには都合の良いことが多いが、ユーザーは延々と待たされる。
特にトヨタと付き合いのないユーザーが発売後に「新型プリウスが欲しい!」と思って販売店に出向くと、「実は2ヶ月前から受注をしてまして、納期がすでに・・・」などと説明を受ける。ガッカリすることもあるだろう。
以上のような経緯なので、どうせ待たされるなら複数のグレードで入念な試乗を行って本来あるべき買い方をするのが良いだろう。
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