トヨタディーラーで販売されるトヨタ車のカスタマイズパーツや、コンプリートカーの開発を手掛けるトヨタモデリスタインターナショナルは、運転席後部に広がる広大な空間を自分流に自由に使えるノアとハイエース2台ののカスタマイズカーを東京オートサロン2018に出展する。
ノア MUコンセプトのエクステリアはモデリスタのエアロパーツでビシッと決められている。MUは”マルチ・ユーティリティ”の略だ。
ノア MUコンセプトは、現在のノア三兄弟にはラインナップされない3列目シートを取り払った5人乗り仕様。2列目とラゲッジスペースをボードを使ってつなぐと手軽にフルフラットな快適空間を作れるベッドモード、広大な荷室となるラゲージモード、車内にアウトドアで使うベンチとテーブルが現れ、休憩やデスクワークなどにも便利に使えるカフェモードという3つのモードを持つ。
またルーフに装備されるプロジェクターを使うと、ウインドウを大型スクリーンとして使い映画や動画といった映像も観られたりして、オシャレな若者のワンルームのようなキャビンは、文字通り部屋のようにくつろぐこともできる。ミニバンの新しい使い方として面白い存在だ。
ブラックアウトされた(黒く塗られた)ボンネットやピラー、アルミホイール、デニムのような青とチノパンのようなベージュのシート表皮など、内外装をお洒落でちょっとレトロな雰囲気にドレスアップすることに成功している。
標準のタイプIでは、ハイエースの上級グレードのスーパーGLに準じた荷室となるが、タイプIIを選ぶと白木目調硬質塩ビ製の専用ロンリュームフロアに16個所のフロアアンカーナットを持つ荷室となり、カーペット張りのタイプIよりさらにいろいろな物を積みやすい荷室が自分のものになる。
またタイプIIには、収納ボックスと8個所のアンカーナットから構成されるクォータートリムと、補助バッテリーがオプションで設定され、自由に使える空間が持つ可能性をさらに広げてくれる。
価格は、タイプIIの2リッターガソリンで358万2360円~と、架装内容を考えればリーズナブル。ハイエースを選ぶ際、自分の使い方にマッチするなら検討する価値は十分にありそうだ。
[Text:永田 恵一]
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